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ルイ朕と僕ちん 〜閣議決定予報 [アベラ国]

安倍総理はフランスの「太陽王」と呼ばれた絶対君主ルイ14世と
フランス革命で断頭台の露
と消えたルイ16世の違いを知らなかったのだろうか?
露しらず?

ルイ、ルイで類似して、ともに王様だから一人称は「朕」(ちん)だが、後者、16世はギロチン
で処刑され、フランスは王政から共和制へと移行した。
「パンがなければケーキを食べればいいのに」で知られる王妃マリー・アントワネットも
のちに断頭台の露と消えたのだった。

22日、衆議院厚労委で共産党の宮本徹議員は元検事総長らの「意見書」に触れ、
総理が「検察官にも国家公務員法の適用をすると従来の解釈を変更したことについて、
フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の言葉として伝えられる『朕は国家である』
との中世の亡霊のような言葉を彷彿とさせる姿勢だ」「真摯に耳を傾けるべきではないか」と迫った。

すると総理はこう答えたのだ。「あの、ルイ16世と同じとまで言われると、多くの方々は
それは違うのではないかと思うのではないでしょうか」

ルイ14世のことを聞いているのに、16世?
徳川家康のこと聞いてるのに、徳川慶喜について答える、みたいな?

負け惜しみの強い安倍総理のこと、ここは閣議決定を出してくるのではないだろうか。
以前、ポツダム宣言を読んでいないことが国会の質疑でバレバレになったときも、
驚きの閣議決定があったくらいだから。「安倍首相はポツダム宣言を当然、読んでいる」と。
この「当然」に悔しさと負け惜しみが籠っていてすごく可笑しい。

安倍総理は、2月13日に検察官の定年に関して法律の解釈を変更すると突然言い出した。
2月8日に誕生日を迎える黒川検事長(当時)の定年の駆け込み延長を1月31日の閣議決定で
法的根拠なく行ったことへの後付けの正当化だった。

それをさらに事後的に合法化しようというのが政府の検察庁法改正案で、
その委員会採決かと思われた今月15日には、こういった一連の恣意的な総理の動きに
危機感を募らせた検察OBらがついに立ち上がり、「意見書」を公表したのだった。
「東京高検検事長の定年延長についての元検察官有志による意見書」)

その中にあるルイ14世への言及が宮本議員とのやりとりの背景である。

「…安倍総理大臣は「検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした」
旨述べた。これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで
法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世
の言葉として伝えられる「朕(ちん)は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿(ほうふつ)
とさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない危険性
を含んでいる。」(同意見書)



以上、今週の閣議決定予報である。

安倍ルイ16世と昭恵トワネット.jpg


2月の「法律の解釈変更」のときはわしも指摘してたのだルイ王との関連。
検察OB、ひょっとしてこのブログかわしのfacebookを読んでくださってたか?(笑)



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