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ウクライナを救う英雄か危険な男かゼレンスキー 国会への演説が迫る [経綸問答]

ウォロディミル・ゼレンスキー

国が絶体絶命の苦境のときに
国民を鼓舞し
諸外国にはたらきかけ
体を張って国を守ろうとする英雄か

はたまた

欧米にかぶれ
NATOに入りたがり
国民に武器を持たせて悲劇に巻き込んでいるーー
さらには世界をも大戦に引きずりこみかねない
危険な男か

国会演説は23日水曜日夕方

松本人志「日本人としては受け入れ難い」.jpg
ダウンタウン松本人志 
ゼレンスキー大統領の米国議会「真珠湾攻撃」演説 
「日本人としては受け入れがたい」
2022年3月20日 スポーツ日本 https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/03/20/kiji/20220320s00041000302000c.html

西海先生:

アメリカ議会向けの演説で
真珠湾攻撃を持ち出したゼレンスキー
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2022-03-18

これに「日本人としては受け入れがたい」
といちゃもんをつけたダウンタウン
松本人志だが
その松本こそ

髪を金髪に染め
芸名にカタカナ英語

日本人としては受け入れがたい

紳士君:

天皇を現人神にまつりあげ
軍が独裁、統制、
教育が洗脳し、メディアが煽り、
憲兵や隣組が監視して全体主義、
その最後の一連の破局、
その幕がいよいよ切って下ろされたのが
真珠湾であったのです。
悲しむもの、憤るものではあっても、
誇りに思うものではない。

それを誇りに思うということは、
まだ洗脳が解けていないか、
いつしかまた洗脳され始めたか、
よほど単純な頭か、
ただのバカか、
そのいずれかでしょう

豪傑女史: 

いや
東方拡大を続け
町に「東方」を「占領」という名前をつけ
(=「東ウラジオ」「占領ストク」)
南下して朝鮮半島に触手を伸ばすロシアに対し
征露丸(=ロシアを征服する薬、
 今は「正」に訂正してるけど…)
なんかを飲みながら下痢とも戦い
果敢に戦争をいどんだ小さな大日本帝国
一方はアメリカの西方拡大ーー
「明白なる運命」(マニフェスト・デスティニー」と言って
先住民(インディアン)を虐殺して西部を開拓
ハワイを併合、グアム、フィリピンを勢力下に
いずれに日本に、、
というアメリカの脅威に立ち向かい
一丸となり体を張って戦った先祖たちは
我々の誇りでは?

西海先生:

太平洋戦争で死んだ日本人300万人や
アジア・太平洋で2,000万人
うち中国1,000万人
日本人が殺した人の数を考えると
とても戦争を誇りには思えない
平和の道をゆくべきだったと思う

「聖戦」アジアの犠牲2000万人超、益川さん「一般の国民も加害者にさせられた」
https://mainichi.jp/articles/20150814/mog/00m/040/006000c

しかしぼーっと生きていたら
今頃我々はロシア語を話しているか、
英語を話してるか、だったろう。
日本は滅びてる。
いや、今もほとんど滅びかけてる。。

いずれにせよ、見方が分かれるのは
祖国を守ろうとする気高さ、けなげさをそこに見るか
国の指導部の愚かさ、無責任さ、、
そのような体制にいいようにされ、最後はみずから率先して
戦争への流れを後押しし、引っ張り、
突き進んでいった
国民大衆の愚かさをそこに見るか、、

紳士君:

ゼレンスキーだって
そのどちらにも見えます
祖国を守らんとする英雄と見るか
アメリカかぶれの男で
NATOに入りたがって
国を悲劇に巻き込んでいるーー
さらには世界をも大戦に引きずりこみかねない
危険な男と見るか


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西海先生:

日本人がほんとうに優れた民族だったなら明治以降も
平和を説いて誰も考えられないような世界秩序と
新しい文明のありようを築くのに貢献したであろうが
天皇に軍服を着せ白馬にまたがらせて
ひたすら戦争に突き進んだ
西欧の真似をするしかなかったのだ
いかんせん兆民先生も言うとおり
日本にはいにしえより
哲学がない、、

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一年有半 [経綸問答]

Nakae_Chomin_2.JPG

『民約訳解』や『三酔人経綸問答』で知られる東洋のルソー
こと中江兆民は52歳の明治34年
=1901年の4月に体の不調を覚え
結局これが癌であることが判明。
医師に
「諱むことなく明言してくれんことを請ひ…
 いよいよ臨終に至るまで
 なほ幾何日月あるべきを問ふ」と
医師は
「沈思二、三分にして、
 極めて言ひにくそふに曰く
 一年半、善く養生すれば二年を保すべしと」

兆民はせいぜい5、6ヶ月かと思っていたので
これ幸いと著したのが遺作の
『一年有半』および『続・一年有半』である。

「一年半、諸君は短促なりといはん、
余は極めて悠久なりといふ。
もし短といはんと欲せば、十年も短なり、
五十年も短なり、百年も短なり。
それ生時限りありて死後限りなし、
限りあるを以て限りなきに比す
短にはあらざるなり、始めよりなきなり。
もし為すありてかつ楽しむにおいては、一年半
これ優に利用するに足らずや、
ああいはゆる一年半も無なり、
五十年百年も無なり、
すなわち我儕はこれ虚無海上一虚舟」

八月になると痛みも生じてきた。
このところの炎暑のためだろうか、
いや自分の毎日の執筆のためだろうか、
手当たり次第に人を罵倒して余力を残さないからか、
それとも天罰で死が早まるということなのか、、
だったら自分も急がなくてはなるまい、
そうして
「一頁にても多く起稿し、一人にても多く罵倒し、
一事にても多く破壊し去ることを求むべし」

「伊藤以下皆死去ること一日早ければ、一日国家の益となるべし」

伊藤博文など、
あいつらが一日でも早くみんな死んでしまえば、
それだけ国のためというものだ、
などと罵倒し続けていた兆民だが、
その年の暮れに
その自分が死んでしまった。満53歳。
一年有半ももたなかったのだ。




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仏学の兆民がいま生きていればきっと
マクロン革命の訳解をしていることだろう。

アメリカ・ファーストのトランプや
EU離脱のジョンソンという
落ち目のアングロサクソンを尻目に
メルケルとマクロンの独仏連携で
統合の次なる段階に進んでいるかのような
大陸ヨーロッパの訳解も
厄介とは思うが
やってくれるはずである

ソビエトの崩壊で共産主義が終わったのではなく
レーニン、スターリンの共産主義が終わったのであり
新自由主義、強欲資本主義が行き詰まって
再びまたマルクスに注目
という今

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