トランプ大統領の姪が暴露本 大学入学資格試験は「替え玉」 [その他 国際政治]
しかしいよいよ高く付くのはこれからのようです。

今度出る暴露本の著者は大統領の姪で、
激しい叔父への非難は彼女が自分の父(ドナルドの兄)が
祖父やドナルドたちによって人生をめちゃめちゃにされたと考えている、
ということで、割り引いて読む必要があるかもしれませんが、
彼女がドナルドをソシオパス(社会病質者)と呼ぶ時、信憑性もあるのです。
彼女メアリー・トランプは臨床心理士。心理学博士。
ぞっとするのが、この臨床心理士が「ソシオパス」と呼ぶ大統領、
あちこちで我が総理大臣との共通点、類似点を感じること。
CNN.
Mary Trump's scathing book claims Trump paid someone to take his SATs
https://edition.cnn.com/2020/07/07/politics/mary-trump-book-donald-trump/index.html
Donald Trump's niece Mary Trump levels scathing criticism at the President in her forthcoming book, accusing him of being a "sociopath" and charging that Trump's "hubris and willful ignorance" dating back to his early days threatens the country.

「あくなき欲望:一族が生んだ世界で最も危険な男」
先のジョン・ボルトンに続いてまたもトランプの内幕暴露本。
こんどは文字通りの身内、トランプ一族からだ。
著者は大統領の姪(ドナルド・トランプの兄フレディの娘)で
臨床心理士のメアリー・トランプ。
ドナルドの兄フレディ・トランプは
酒に溺れた末に若くして亡くなった。
祖父フレッド・トランプと息子のフレディ・ドナルド兄弟の歪んだ関係を知れば
トランプ大統領の今の行動がよくわかると言う。
叔父ドナルドはが祖父フレッドに同調し、他の兄弟姉妹の見て見ぬふりもあって、
父フレディの人生をめちゃくちゃにされた、、
叔父にこの国をめちゃくちゃにされてはならない、、とメアリー。
3年あまりもトランプ大統領を見てきて「もう黙ってはいられない」のだそうだ。
ドナルド・トランプが不動産王として成功し、大統領にまでのぼりつめたのも、
ドナルドの父フレッドの金や支援があればこそだったと、その詳細が綴られる。
メアリーによればドナルドのコロナ禍への対応にも、
人の命を何とも思わない彼のソシオパス(社会病質者)
的側面がはっきり見て取れるという。
フレッド・トランプは息子フレディー・トランプの人生を
めちゃめちゃにした。しかし、弟のドナルドは
そういう目には遭わずにすんだ。それは、
他者を徹底的に利用し、自分に逆らうものに情けは一切無用、
というドナルドのソシオパス的な資質が、
父親の思惑にぴったしはまったからだという。
メアリーはトランプを3歳児に見立てて長々と書き立てる。
「彼は自分が一度も人から愛されたことがないことが身に染みている」
「彼の自尊心は脆弱であり、絶えず無理をして高めておく必要がある。
というのも、自分が自分で言うほどの存在では全くないことを
自分でも心の奥底で十分に承知しているからである」


ペンシルベニア大学への転入に際してはSAT(大学入学資格試験)
の 「替え玉」たんまりと報酬を払ってで合格したのだという。
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それが起きた番組 ~ボルトン回顧録とテレビ朝日の「解説者」 [その他 国際政治]

どんだけボルトン?
大統領補佐官だったボルトンの内幕暴露本『それが起きた部屋』
が発売とあいなった。
「部屋」とは大統領執務室のことか。
この本によるとトランプは、
対日交渉でアメリカの要求を通そうと思うなら
米軍を引き上げるぞと日本を脅せばいい
などと言っていたのだそうだ。
「これでアメリカの立場は強固なものになる」と。
足元見透かされてますがな、属国日本の安倍晋三。
そんなトランプと仲が良い、親密、特別な関係、
と言ってりゃ首相の支持率が上がる
という日本。
属国とは悲しいものだ。
日本の防衛費負担、年80億ドル要求 ボルトン氏明かす
日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60631500S0A620C2PP8000/
ボルトン氏暴露本 思いやり予算4倍要求、認める 「脅して交渉、トランプ氏指示」
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200623/ddm/007/030/079000c
フェイスブックでこういう投稿を見つけた。
「このコメンテーター、アタマ大丈夫か。
ボルトンの暴露本に
安倍が数限りなく登場することを紹介したのに、
その内容については何も語らず、
アヘが日米に大切な存在という
限りなく曖昧なことにすり替えていく。
いったい何が言いたいんだ。…」
 この日は私もこの番組(テレ朝の「報ステ」)を見ていて驚いた。
言ってることに、ほとんど中身がない。。
この「コメンテーター」の言ったことは、
英語の原本(まだ翻訳は出ていない)を
徹夜して朝までかかって読んだということ、
安倍の名前があちこちに出てくること、
そして、日本にも国益のために
外国の首脳にズバズバ物を言えるような指導者が必要、
とかなんとか、それくらいのことだった。
思い出したのは、速読ができると言う人のデモンストレーション。
トルストイの「戦争と平和」をパラパラめくって、
何が書いてありました?と問われて曰く
「なんか、戦争ですよね、しょっちゅう戦争してます。
そして、ロシア人の名前がいっぱい、、
男が出てきて、女が出てきて、そして恋をする」

トランプと衝突して政権を去ったジョン・ボルトン。
アメリカの右派、タカ派。ネオコン。
まだいたのか、という感じだが、
私には戦争を煽る傲慢なアメリカの右翼、強硬派、という
非常に悪いイメージしかない。
イラク戦争を推進、対イラン強硬派、対北朝鮮強硬派。
一時はアメリカの国連大使でもあったが
強硬で言葉も激烈で
内外で物議を醸してきた。
そういう人物がトランプ政権の内幕を暴露
というこの本。新たにうかがい知ることのできる
興味深い事実、半事実、、
(ウソや機密情報が混じっているとトランプ政権は言うが)
いやというほどあろうに、
安倍政権批判のネタもいろいろあろうに、
通読したと言うテレ朝・報ステの「コメンテーター」は
具体的な中身を一切語らない。。
一切、安倍批判を口にしない。。
無能なのか。安倍の回し者か。その両方か。
メディアの劣化ここに極まれり。
政権批判を控え、
メディアから政権批判が消えてゆく。
非常に怖いことだ。
テレ朝の社長は安倍とも仲のいいいわゆる「安倍友」と言うが、
この夜10時台のニュース番組も
安倍友の社長の意向を受けたプロデューサーに代わってからというもの
劣化の一途。。
政権批判が鳴りをひそめつつあるようだ。


言及できたであろうはずのこと
ありすぎるほどある、、、
対ロシア
中東のこと
中国とのこと
北朝鮮とのこと
安倍の兵器爆買いの内情
日米の貿易交渉の内幕とか
日本の農業を見捨てる安倍?
辺野古をはじめ沖縄のこととか、
知りたいことはいくらでもある、、
イランへの「特使」をつとめた安倍の事情とか
NHKの岩田明子記者などが盛んに報道(宣伝)する
安倍がトランプらに一目置かれているような話 ほんとなのか
アメリカの精神保健の専門家4万人が
「精神病者であり大統領をやめさせるべし」
と署名しているトランプの姿を何か暴いていないか、、
しかしそれらについて一切コメントしないのである
いやはやこのコメンテーターには
困ったーてー
安倍の名前は100回以上出てくるらしい。
アメリカのポチ、アメリカのカモとして。
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日本人も他人事ではないフィリピンの超法規的殺害 [その他 国際政治]
農民や弁護士も標的となり始めた
フィリピンから労組のリーダーが来日して訴えている(それを私こと・のら猫寛兵衛が通訳している次第)。
先に彼のことを「弁護士」と紹介しましたが、訂正します。そうではないとのこと、ご指摘ありがとうございました。
最後に最終講演から質疑や日本の政府や市民にむけての言葉を紹介しようと思います(その部分はまだ工事中)。
フィリピンではミンダナオ島で戒厳令が敷かれ、サマール州、東/西ネグロス州、ビコル地方に国家非常事態を宣言。司法を経ずにいきなり軍や警察が治安のためとして人を殺すという「超法規的殺害」が頻発している。麻薬の取り締まりなどに国は2万3、000人を殺したと「豪語」する。この数字は多分に誇張されたものとも言われるが、軍や警察では5,000人を殺害したことを認めている。
超法規的殺害は国家に対する武装闘争を取り締まるという名目で、農民や人権活動家、労働組合員や弁護士をも対象とする広がりを見せており、去年の10月から今年の3月末までにも多くの事件がサトウキビの産地であるネグロス島で発生している。
講師はフィリピン人弁護士でサトウキビ農民の労働組合幹部。
大学での講義。初日は日野の明星大学。
教室を埋めた学生は100人、150人はいただろうか。
いくつかのクラスを合わせた特別合同授業となった。
私語を続ける子が一人、二人うしろのほうにいたが、その他は、みな真剣に聞いている。
サトウキビ農園で働く農民や農業労働者の生活の苦しさ。しかし、日本にいる私たちも、消費者として、その低賃金による安いバナナや砂糖という形で恩恵に浴している。日本企業も進出し労使紛争も起きており、他人事ではない。
農地改革で進むはずの農民への土地の分配が進まぬ中、農民たちが土地に対する権利を主張したり、労働条件の改善を求めたり(サトウキビ畑で働くと1日の日当が600円あまり)すると当局から「テロリスト」の烙印を押され、睨まれることになる。
人権活動家や弁護士も含む220人がこれまで殺されているという。
講師は自分にも身の危険が及ぶ可能性があることを明かした。
最後に一人の学生が質問した。
私たちに何かできることはあるのか?
講師は答えた。自分はフィリピンで起きていることを伝えるために日本に来た。皆さんも他の人たちに今日聞いたことを伝えてほしい。フィリピンで今起きている殺害のことを。
そして日本政府には、フィリピン政府への援助を停止するように伝えてほしい。日本政府からフィリピン政府への援助は、どんな形のものでも、必ずやフィリピンにおける人権侵害を助けることになる。だから、学生の皆さんも、このような問題を仲間と議論しあい、フィリピンにおける農民に対する人権侵害や殺害に反対してほしい。


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きょうは八王子の創価大学。
きのうの明星大学に続いてフィリピンの弁護士に同行。
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トランプ政権に激震 政権内に「抵抗運動」 NYタイムズに匿名で寄稿 [その他 国際政治]

政権内に静かな抵抗運動
「政権内で、国のことを第一に考えようという静かな抵抗運動が進行中」で
「少なからぬ数の高官が」「国を大統領から守る」ために頑張っているという。
トランプ流は「衝動的、敵対的、けち臭くて、通用しない」
「問題の根幹は大統領の道徳性の欠如」
「大統領は、合衆国の健全を損なうような行為を続けている」
「高官たちは、毎日、最高司令官(トランプ大統領)の言動に信じられない思いであることを、内輪では認めている」
「彼との会合では話が脱線、何度もしつこくわめき散らし、衝動的であるがゆえに、彼の決定は中途半端で、情報の裏付けのない、往々にして無謀な決定になるので、あとでやり直す必要がある」
「私たちは彼と共に堕ちた。我々の言説から礼節を奪うことを許してしまったのである」
などと政権の内情を暴露。
「私たちは政権を正しい方向に向かわせるまで、自分たちにできることをしてゆく」
と決意を語る。

(人気投票です。上位に行くほどより多くの人に読んでもらえるかという期待です)

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「金正恩と非常に良い関係」トランプ「安定した天才」自分で言う不安定さ [その他 国際政治]

米ロ、正恩氏持ち上げ トランプ氏「良い関係」 プーチン氏「有能、成熟」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201801/CK2018011202000268.html
トランプ、安定してるなあ。そして天才かもしれない。
本人が言うとおり(*)。「私は天才だ。しかもものすごく安定した天才」。
金正恩についてトランプ:「私はおそらく彼と非常に良い関係にある」「みんな驚くだろうが、私は人と関係を築ける」。
五輪中、米韓軍事演習をしないことについては「北朝鮮への良いメッセージになる」。
ついつい追記したくなるが、これは圧力一辺倒、最大限の圧力、異次元の圧力をと言ってきた安倍(*)には「悪いメッセージになる」。
誰も驚かないだろうが安倍は「人と関係を築けない」。勝手にファーストネームで呼んで(*)いるだけ。
トランプに「蜜月」はなかった 就任後の100日間 [その他 国際政治]
大統領就任から100日間は「蜜月」と言われるが、トランプ政権の場合はそれが無かったようだ。支持率42%。
この時点で1945年以来最低の支持率。ウォーターゲート事件で弾劾され辞任に追い込まれた最低男ニクソンの跡を継いだフォードよりも低い。
しかし去年11月トランプに入れた人の96%が今も支持してるという。
http://abcnews.go.com/Politics/president-trump-100-days-honeymoon-regrets-poll/story?id=46943338ABC News/Washington Post
2017.4.23
大半がトランプの判断力、気質を疑問視。6割が正直さや信頼性を疑う。55%が政策に一貫性がないと言う。
5割が100日でほとんど何も達成できていないと見ている。そりゃそうだろう。就任後100日の行動計画、アメリカを再び偉大な国にするための「国民との契約」などと大仰なものに署名しておきながら、そこに掲げた10大法案の何一つ出されていない。これまで提出できたのは医療保険改革のやり直しのみ。しかもそれすら暗礁に乗り上げてしまった。
それでもトランプ、先日は「最初の90日でこれほど多くを達成した政権は他にない」などとみえみえの大嘘をぬけぬけと言ってのけるあたりは、我が安倍総理といい勝負だ。
マルヴァニー行政予算局長が「大統領令の数ではこの50年で最高だ」と負け惜しみで笑わせるあたりは、「私は数じゃないと思いますよ」の菅官房長官とこれまたいい勝負。
全体として大統領の支持率は42%。不支持率53%。(過去のこの時期における大統領の支持率・不支持率の平均は69%・19%)。
トランプは重度の精神疾患 米精神科医ら更迭を要請 署名4万人 [その他 国際政治]
アメリカで精神科の医師や臨床心理学の専門家らが、トランプは大統領を続けられる精神状態ではないとして更迭を求めている。大統領にはパーソナリティ障害や極度の自己愛、被害妄想、誇大妄想、などがあるという。
「ドナルド・トランプの危険な精神疾患のことを公に知らせる倫理的な責任が私たちにはある」
と、エール大学に集まったこの専門家グループ、その名も「警告する義務」。4万人余りの署名を集めた。
一方で、直接会って診察や治療もせずに診断を下すのは危険だという専門家らもいるが、トランプはこれまで多くの発言を公にし、ツイートもあまた、口にした陰謀論も数知れず、直接診断するまでもない、とこのグループは反論している。
http://connecticut.news12.com/news/psychiatrists-meet-at-yale-claim-president-trump-is-mentally-ill-1.13498818
このニュースは英インディペンデント紙も報じた:
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1人前のハムザ君 13歳 [その他 国際政治]
ハムザ君は1日中靴を作っている
遊ぶこともない
学校にも行けない
雇い主が殴ったりしないのでまだ恵まれているほう
こんな難民の生活が嫌で
シリアに帰る子もさいきん増えている
シリアに帰ったら
銃を手にするしかない
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東京講演 チュニジア国民対話カルテット(2015年ノーベル平和賞) [その他 国際政治]
市民ネットワーク for TICAD 「みんなのTICADフォーラム」の開会式 (早稲田奉仕園 スコットホールにて 3/19) 10年ほど前の同じような会議は確か3日間で参加国、参加者もこれよりずっと多かったが、中身は今回のほう...
国境なき通訳団さんの投稿 2016年3月21日
このときの基調講演「チュニジア国民対話カルテット」(2015年ノーベル平和賞)
を講師と通訳のメモから忘れないうちに再現しようと思う。
法王、そんなこと言われたの? ほおー [その他 国際政治]
ほおー、そんなこと言われたの?日本ではどの報道機関も「トランプ氏はキリスト教徒ではない」と語ったと伝えた。これは「キリスト教徒的でない」ではなかったのか。キリスト教徒が、他の人のことを「あなたはキリスト教徒ではない」とは、あま...
Posted by 中嶋 寛 on 2016年2月22日
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ブカレスト1989年12月24日 命の危険とジャーナリスト [その他 国際政治]
伊藤さんは、南米の記事や本、それと再生エネルギーに関するもの(地熱発電に熱心)を読んで好きな記者ですが、ブカレストでこんな体験をしていたのか。これ読んで一層好きになった。パリから来たNHKの記者の話も出て来るが、このとき私はNHK衛星放送「...
Posted by 中嶋 寛 on 2015年12月26日
フランス政府「テロの予防的措置」を国務院に諮問 [その他 国際政治]
イスラム教徒を入国禁止に 〜 大富豪 大統領を目指す [その他 国際政治]
アメリカの来年の大統領選挙に向け共和党の指名争いの首位を行く不動産王
ドナルド・トランプが
「イスラム教徒のアメリカへの全面的入国禁止」 を呼びかけた。
“a total and complete shutdown of Muslims entering the United States”
「反知性主義」という言葉を聞いて日本だと安倍首相とか菅官房長官の顔を思い浮かべる人も多いと思うが、アメリカで言えばまずはこのトランプである.
爾来地雷ゼロ 〜 モザンビークが除雷完了 [その他 国際政治]
モザンビークが地雷除去完了を宣言 〜重敷設国として世界初
1997年にダイアナ妃がアンゴラを訪れ運動に参加したころには考えられもしなかったこと。
< こんなに早くとは誰も思わなかった 百年かかるという見方もあった > と活動家の述懐。
核兵器の廃絶は
「私の生きている間はたぶんない」(バラク・オバマ)
「いつの世紀にか」(ヒラリー・クリントン)
といった言葉を思い出す。
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2015-06-02
100年かかるという声も少なくなかったモザンビークの地雷除去だが、30年たらずで達成。
カギは政府の政治的意志。きちんとした計画。もちろん資金的、技術的支援も欠かせない。
Flash and a bang as Mozambique is declared free of landmines
「軍事目的でない軍関係分野への支援」 [その他 国際政治]
う暗いNATOへたすると核? [その他 国際政治]
ウクライナ情勢、NATOへたすると核?
オバマがブッシュに似て来た?
ウクライナの民主化のためにアメリカは頑張っているのだと言う。民主化と言ってイラクと戦争を始めたブッシュ(というかあとになっての付け足しの理由)だったが、何か重なるものを感じる。やはりアメリカの大統領か。
プーチンを非難するオバマがここに来ていやに好戦的でもある。わざわざエストニアに現れ、NATOの地上部隊派遣を口にしてバルト三国の防衛を強調した。中間選挙を控え国内右派からの突き上げ、オバマ弱腰の批判を抑えたいという事情もあるのだろうが、プーチンのロシアに、下手な真似はするなよと釘をさした形である。
NATOはウエールズで開いた首脳会議で新たに緊急展開部隊の創設を決めた。2~5日で地球上のどこにも展開可能。ポーランドに本部を置き、東の同盟諸国に前方展開(東方展開?)、緊急に増派も行える態勢をとるという。
さらにアメリカは米軍がウクライナ軍と合同演習を行うと発表した。
NATOの拡大が大きな節目を迎えたが、へたをするとロシア・タカ派の思うつぼだと言うのが
ニューヨーク大/プリンストン大のスティーブン・コーエン名誉教授。
コーエンながら講演ではなく、
以下、独立系の米放送局デモクラシー・ナウのインタビューより:
ウクライナ内戦、血塗られたアメリカの手
3千人が死亡。大半が市民。はやい身動きのできない、幼い子供を抱えた女性や高齢の女性たち。100万人が難民・国内避難民に。子供たちは学校にもいけない。…まったく起こす必要もなかったウクライナ東部の戦争。たいへんな悲劇。実はアメリカも大いに寄与した。後世の歴史家はアメリカの手も血に染まっていると言うであろう。…
…NATOはウクライナ問題では大きく内部分裂。ロシアに対する好戦派を主導するのがポーランド、バルト三国、…イギリス。対ロシア宥和派は…ドイツ、フランス、スペイン、イタリア。ロシアとはいろいろと経済的にロシアに依存する国々だ。オバマはどこに位置する? …好戦派寄りの演説を数日前エストニアで行ったばかり。
(確かに厳しい口調でオバマは啖呵を切っていた:
「ウクライナ東部を不安定にしたのはウクライナ政府ではなかった。親ロシア分離派が、ロシアから励まされ、ロシアの資金、ロシアの訓練、ロシアの物資、ロシアの武器を得てしたことだ。そして今やロシア軍がウクライナに展開している。それは人道的な作戦でもなければ、平和維持活動でもない。それは、ロシアの武器を持ち、ロシアの戦車に乗った、ロシアの戦闘部隊である」)
…つまり、ロシアがいなければウクライナは安定するのであって、ロシアのせいでウクライナは不安定になったのだ、ということを言っている。しかしまともな人間なら誰もそんなことは信じない。
…そもそもウクライナの今回の内戦の発端は、去年11月の政治危機。そして今年2月、大統領が追放された。選挙で選ばれた大統領であった人物が、通りに繰り出した民衆によって追放されたのだ。それで主として西部と東部の間で内戦となった。…アメリカとロシアの代理戦争ともなりかねない内戦だ。…
アメリカがウクライナの民主化? 笑止千万
アメリカはウクライナの民主化を助けようとしているのだとオバマが言うのは、ちゃんちゃら可笑しい。…今の大統領を選んだとき、国民の2割は投票できなかった。そのポロシェンコ大統領、10月には議会選挙と言うが、内戦の起きた南部や東部では投票する人はいないだろう。…国内の分裂が深まるばかりだ。一方でウクライナ政府は民主主義を抑圧し始めている。共産党は活動禁止。東部が地盤の別の政党も活動禁止。逮捕者も続出。検閲も始まる。キエフに民主主義はないのだ。
…アメリカが民主主義を助けている、正義の味方、すべてはプーチンのせい、というのは半分ウソと言うか、それ以上。要するにウソだ。
米軍、ウクライナ軍と合同演習へ。
オバマはどこまで紛争に巻き込まれるのか? 核兵器?!
MH17はウクライナ軍機が撃墜!? [その他 国際政治]
マレーシア航空機MH17は親露派のミサイルで撃墜されたのではない・・
ルフトハンザのドイツ人元操縦士が衝撃の証言
明々白々?
MH17の操縦席部分の機体に空いた数々の穴。あな不思議というか、明らかに機関砲で撃たれた跡だと言う。小さいほうのくっきりとした穴は内側にめくれており弾丸の射入口であることが分かる。外側に向かって大きくめくれているのが、弾丸の射出口。そしてこのような損傷の跡が残っているのは操縦席部分だけである。つまりこの航空機はミサイルで撃墜されたのではないと航空評論家で元ルフトハンザのパイロット・ペーター・ハイゼンコ氏は言うのである。
彼によるとロシアが公表したレーダー画像でもマレーシア機の近くをスースーほいほい飛んでいたウクライナ軍の航空機が少なくとも1機確認できる。その名もスーホイ25。