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原発の闇に触れたら関電死ここはしれっーと触れぬつもりか


関電岩根社長.jpg

<自宅にダンプ突っ込ませたろか> とか <娘は可愛いくないのか> とか、

記者会見で関電の社長と会長が被害者面してルル開陳に及んだ怖い話が、
実は高浜町・森山助役の脅しの核心ではなかった可能性が指摘されている。

関電側が震え上がったのは森山から例えば、次のように言われていたからではないか、というのだ。

「発電所の立地を決めたいきさつが分かる当時のやりとり、今でも書類や手紙を自宅に保管してます。
 これを世間にバラしたら大変なことになりますよ」

森山は高浜3号機、4号機を増設した時に、関電側と何度も面談し、依頼を受けたと言っていた。
そして、関電トップから当時もらった手紙やハガキを保管しているというのだ。

それは「白日のもとに晒されたら関電が吹き飛ぶようなものではなかったか。そういう
「ダイナマイト」を体に巻いている人間だったからこそ、誰も森山氏に逆らえなかったのではないのか」
と書くのは窪田順生氏。

関電がパワハラ被害者面する一方で言及を避ける「不都合な真実」
窪田順生 ダイヤモンド・オンライン 2019.10.3.
https://diamond.jp/articles/-/216448

ダイナマイト、具体的には「例えば、原発行政の信頼を粉々にするような癒着や不正。あるいは、
原発の安全性を根底から覆すような問題の隠蔽や、当時の常識的にも完全にアウトという裏仕事」

実際、森山氏が役場にいた頃、関電の原発は危機に直面していた。

1979年5月、高浜原発の1号機で緊急炉心冷却装置と連動した補助ポンプの軸が折損していることが判明。
通産省も「わが国原発開発史上、初めての重大な異常」と問題視。

半年後には

「放射能含んだ一次冷却水 高浜原発で大量漏れ パイプ破損 9時間で80トン」
(読売新聞1979年11月4日)

当時はアメリカのスリーマイル島の事故もあって原発への反発が国際的に高まっていた。

「事故が続く高浜原発にも反対派が集結し、森山氏と関電が二人三脚で進めていた3号機、4号機の
安全審査をやめさせようと、公開ヒアリングには全国から反対派市民団体が500人押し寄せたこともあった」
「こんな「逆風」の中でも3号機と4号機は稼働した。今の感覚からすれば、あまりにも強引な原発推進に、
「誘致や地域の取りまとめ等に深い関わりをもった」(報告書)森山氏が大きく寄与したことは間違いない」

とこのダイヤモンドの記事。

さらに続けて「死人に口なし」だが…関電の被害者面は虫が良すぎる」の見出し。

まったくその通りだ。



関電の報告書の調査委員長はこう隠蔽する。

「仮に森山氏に暴露できるような当時の裏事情があり得たとしても、
 その露見の影響は限定的であろうことを容易に推測できる」

ほんとかね!だ。アベラお得意の、根拠なき勝手な恣意的な主張だ。
何をもって「その露見の影響は限定的であろうことを容易に推測できる」などと言うのか。シレーッと。
よほど露見してもらっては困るということに違いあるまい。

だから金品の授受に関しては具体的に詳しく書き連ねても、闇に関わる部分となると
<原発の立地地域の有力者である元助役との間で問題を起こすと、原子力事業に影響するという
意識があった> みたいな感じで済ます。深入りしない。さわりたくない、そこをさわれば感電死だ。

なにしろこの関電の調査報告書の責任者が、あの小林敬だ。麻生政権時の最高検察庁公安部長。

2010年から大阪地方検察庁検事正。そのときの、大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件
(厚労省の村木厚子氏を長期拘留して証拠捏造)で証拠隠滅で告発されたが不起訴。
法務大臣から懲戒処分を受けて退官している人物だ。

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そしてさっそくおいでなすった。

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