トランプ政権に激震 政権内に「抵抗運動」 NYタイムズに匿名で寄稿 [その他 国際政治]
政権内に静かな抵抗運動
「政権内で、国のことを第一に考えようという静かな抵抗運動が進行中」で
「少なからぬ数の高官が」「国を大統領から守る」ために頑張っているという。
トランプ流は「衝動的、敵対的、けち臭くて、通用しない」
「問題の根幹は大統領の道徳性の欠如」
「大統領は、合衆国の健全を損なうような行為を続けている」
「高官たちは、毎日、最高司令官(トランプ大統領)の言動に信じられない思いであることを、内輪では認めている」
「彼との会合では話が脱線、何度もしつこくわめき散らし、衝動的であるがゆえに、彼の決定は中途半端で、情報の裏付けのない、往々にして無謀な決定になるので、あとでやり直す必要がある」
「私たちは彼と共に堕ちた。我々の言説から礼節を奪うことを許してしまったのである」
などと政権の内情を暴露。
「私たちは政権を正しい方向に向かわせるまで、自分たちにできることをしてゆく」
と決意を語る。
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NYタイムズが寄稿主の名前を明らかにしないのは極めて異例。「政府高官」とするが、そうなると、ホワイトハウスで日常的に大統領と接している閣僚や行政機関の長ということになる。一体だれなのか?
投稿によると、政権内では当初、憲法修正条項第25条を使って大統領を罷免することを囁きあっていたという。しかし、副大統領と閣僚や行政機関の長の過半数の賛成で副大統領による一時的な代行は可能だが、職務を恒久的に引き継ぐには上下両院で3分の2以上の賛成が必要なために、諦めたものと思われる(*)。
政府高官らをウソ発見器にかけるべきという声もある。
「匿名とは意気地のない卑怯者だ」とトランプ大統領。
「裏切りか!」とかんかん。
大統領は国家安全保障に関わる問題として犯人探しを司法長官に命じた。
「ホワイトハウスは今、とてもうまくいっている。スムースに事の運ぶホワイトハウスだ」とも言うトランプ。
しかし調査を命じられたセッションズ司法長官もメディアが「容疑者」に掲げる一人。
匿名の高官、別に機密情報を漏らしたわけでもなし、どのような法律に基づいて調査ということになるのか。
この寄稿は、前日に明らかになったボブ・ウッドワード氏の暴露本の中身と呼応するものでもある。ウォーターゲート事件でニクソン大統領を辞任に追い込んだ一人であるジャーナリスト、ウオッドワード氏のこの新著には、朝鮮半島におけるアメリカの軍事プレゼンスにどれだけの費用がかかっているか大統領から繰り返し聞かれたマティス国防長官がいらだって、それは「第3次世界大戦を防ぐため」だと説明するくだりがあるという。その後、マティスは周辺に「大統領の理解力は小学校5、6年」と漏らしている(**)。
本人を守るために匿名にした、公表することで重要な視点を読者に提供できると考えた、とするNYタイムズ。新聞による捏造でないとしたら、「高官」とは一体誰なのか。
誰であれ、こんな投稿をする高官は直ちに辞任すべきであると、トランプ大統領。NYタイムズには、高官の名を明かせとも迫っている。
トランプ寄りのメディアからは、閣僚たちとの会合には信頼できる娘のイヴァンカと娘婿のクシュナー氏を同席させることだ、と進言も。しかし、その娘夫婦にも、大統領夫人にも、寄稿の疑いが持たれている始末。
メラニア夫人が「知ったこっちゃないわよね」という真意不明の文章の書かれたジャケットを着ていたのが怪しいとも言うのだが、まさか大統領夫人が裏切ることはあるまい。
Melania Trump's 'I really don't care. Do U?' jacket was no mistake
https://cnn.it/2lnKizT
それにしても寄稿したのはいったい誰か?こぞって否定した高官らの誰かがシラを切っているのか。抵抗運動を続けるために。そうやすやすと特定はできまい。まさにウォーターゲート事件以来の大掛かりな「犯人探し」。ウォーターゲート事件では「ディープスロート」と呼ばれた人物の特定に、30年かかっている。
トランプはこう言う。「二年足らずでこれだけのことを成し遂げた政権はこれまでになかった。匿名の人物が政権内にいるというが、きっと破綻した人物だろう。ニューヨークタイムズだって破綻しつつある。そもそも私がここにいなければ、ニューヨークタイムズは存在すらしないだろう」
調査に関してNYタイムズはこう牽制した。「我々は、言論の自由がすべてのアメリカ市民にあることを司法省は理解しており、司法省がこのような明からさまな権力の乱用には決して加担しないと確信している」。
NYタイムズの匿名の論説は、安倍政権の状況を思わせるようなところもある。行政の最高責任者が、国の健全性を損なっている、といったところ。あるいは性格的な欠陥の部分。あるいは道徳の欠如、といったくだり。
日本も出でよ!政権内あるいは与党内の静かなる抵抗運動。国をこの首相から守るために、正しいことを日々する政治家、国を第一に考える政治家、隠れた英雄よ!
政権内ではあり得ない。
与党内でかろうじて石破茂。
アメリカのこの「政権内抵抗運動」が勝利すれば、ほれみろ、やたらな人間を大統領にするもんじゃないんだよ、ということになって、やれやれ。
となると次は日本だ。政権内抵抗運動でも自民内抵抗運動でも、とにかく、おしんやほしん以外のものが出てこないと。
そして、だから、やたらな人を総理大臣にするもんじゃないんだよ、やれやれ、ぎりぎりで間に合った、やれやれ、となってほしいところ。
それができるかどうか、いま、ぎりぎりのところでは?
今日のブログ更新
(*)
断崖/弾劾の世代のふたり
9月25日安倍・トランプ会談?
農家は安倍に入れてはいかん。石破だな。
トランプは日本市場をアメリカの農産品に開放しろと言ってくる。さもなきゃ日本車に高関税だと。
安倍は総裁選まで争点隠し、争点ずらし、日本の農産物は輸出が伸びてるとか農家を喜ばせておいて、総裁選終わったらトランプに譲歩か。相変わらず、前と後とを使い分けやがる。
トランプも日本とのいい関係が終わると早くも牽制。
しかしトランプ政権の激震でアメリカの政治に激変が起きれば、中国、ロシア、朝鮮半島、そして日本に、大きな影響。そこに好機も潜んでいるはずだ。
去年ティラーソン国務長官は大統領のことを「低脳」と言ったとも報じられた(**)
本人は否定、米国務長官「大統領は賢い方」
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASKB52C8VKB5UHBI005.html
当ブログ関連記事:
亀裂の季節 軍事か外交か アメリカの大統領と閣僚たち
https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-09-09
大統領と一線を画すティラーソン国務長官/マティス国防長官
https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-09-03
トランプは重度の精神疾患 米精神科医ら更迭を要請 署名4万人
https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23
投稿によると、政権内では当初、憲法修正条項第25条を使って大統領を罷免することを囁きあっていたという。しかし、副大統領と閣僚や行政機関の長の過半数の賛成で副大統領による一時的な代行は可能だが、職務を恒久的に引き継ぐには上下両院で3分の2以上の賛成が必要なために、諦めたものと思われる(*)。
政府高官らをウソ発見器にかけるべきという声もある。
「匿名とは意気地のない卑怯者だ」とトランプ大統領。
「裏切りか!」とかんかん。
大統領は国家安全保障に関わる問題として犯人探しを司法長官に命じた。
「ホワイトハウスは今、とてもうまくいっている。スムースに事の運ぶホワイトハウスだ」とも言うトランプ。
しかし調査を命じられたセッションズ司法長官もメディアが「容疑者」に掲げる一人。
匿名の高官、別に機密情報を漏らしたわけでもなし、どのような法律に基づいて調査ということになるのか。
この寄稿は、前日に明らかになったボブ・ウッドワード氏の暴露本の中身と呼応するものでもある。ウォーターゲート事件でニクソン大統領を辞任に追い込んだ一人であるジャーナリスト、ウオッドワード氏のこの新著には、朝鮮半島におけるアメリカの軍事プレゼンスにどれだけの費用がかかっているか大統領から繰り返し聞かれたマティス国防長官がいらだって、それは「第3次世界大戦を防ぐため」だと説明するくだりがあるという。その後、マティスは周辺に「大統領の理解力は小学校5、6年」と漏らしている(**)。
本人を守るために匿名にした、公表することで重要な視点を読者に提供できると考えた、とするNYタイムズ。新聞による捏造でないとしたら、「高官」とは一体誰なのか。
誰であれ、こんな投稿をする高官は直ちに辞任すべきであると、トランプ大統領。NYタイムズには、高官の名を明かせとも迫っている。
トランプ寄りのメディアからは、閣僚たちとの会合には信頼できる娘のイヴァンカと娘婿のクシュナー氏を同席させることだ、と進言も。しかし、その娘夫婦にも、大統領夫人にも、寄稿の疑いが持たれている始末。
メラニア夫人が「知ったこっちゃないわよね」という真意不明の文章の書かれたジャケットを着ていたのが怪しいとも言うのだが、まさか大統領夫人が裏切ることはあるまい。
Melania Trump's 'I really don't care. Do U?' jacket was no mistake
https://cnn.it/2lnKizT
それにしても寄稿したのはいったい誰か?こぞって否定した高官らの誰かがシラを切っているのか。抵抗運動を続けるために。そうやすやすと特定はできまい。まさにウォーターゲート事件以来の大掛かりな「犯人探し」。ウォーターゲート事件では「ディープスロート」と呼ばれた人物の特定に、30年かかっている。
トランプはこう言う。「二年足らずでこれだけのことを成し遂げた政権はこれまでになかった。匿名の人物が政権内にいるというが、きっと破綻した人物だろう。ニューヨークタイムズだって破綻しつつある。そもそも私がここにいなければ、ニューヨークタイムズは存在すらしないだろう」
調査に関してNYタイムズはこう牽制した。「我々は、言論の自由がすべてのアメリカ市民にあることを司法省は理解しており、司法省がこのような明からさまな権力の乱用には決して加担しないと確信している」。
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日本の状況にたとえれば、朝日新聞が安倍政権の閣僚が書いたと言う投書を匿名で掲載するような話だ。そしてそこには、安倍首相はとんでもない人間であるとか、安倍流の閣議では、前に言ったことを平気で覆したりするのは日常茶飯事で、子供っぽく自己中心的、知能程度が低く、などとボロクソに書いてある。責任は人に押し付け、人からは手柄をぶんどり、自分が先頭にたっていなければ気が済まない、自分が指示を出しているのに、他の人が勝手にやったように仕向けることも行われている、そんな首相から国を守るために政権内で静かなる抵抗運動を進めているのだ、と。NYタイムズの匿名の論説は、安倍政権の状況を思わせるようなところもある。行政の最高責任者が、国の健全性を損なっている、といったところ。あるいは性格的な欠陥の部分。あるいは道徳の欠如、といったくだり。
日本も出でよ!政権内あるいは与党内の静かなる抵抗運動。国をこの首相から守るために、正しいことを日々する政治家、国を第一に考える政治家、隠れた英雄よ!
政権内ではあり得ない。
与党内でかろうじて石破茂。
総裁選野田や岸田はひれ伏して安倍に恭順ああ情けなや
総裁選安倍が石破を干すのなら石破は自民出たらどうなの
干すはずの安倍が干されて総裁選干しつ干されつ自民解党
アメリカのこの「政権内抵抗運動」が勝利すれば、ほれみろ、やたらな人間を大統領にするもんじゃないんだよ、ということになって、やれやれ。
となると次は日本だ。政権内抵抗運動でも自民内抵抗運動でも、とにかく、おしんやほしん以外のものが出てこないと。
そして、だから、やたらな人を総理大臣にするもんじゃないんだよ、やれやれ、ぎりぎりで間に合った、やれやれ、となってほしいところ。
それができるかどうか、いま、ぎりぎりのところでは?
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「ブログ更新しました♪」今日のブログ更新
(*)
断崖/弾劾の世代のふたり
9月25日安倍・トランプ会談?
農家は安倍に入れてはいかん。石破だな。
トランプは日本市場をアメリカの農産品に開放しろと言ってくる。さもなきゃ日本車に高関税だと。
安倍は総裁選まで争点隠し、争点ずらし、日本の農産物は輸出が伸びてるとか農家を喜ばせておいて、総裁選終わったらトランプに譲歩か。相変わらず、前と後とを使い分けやがる。
トランプも日本とのいい関係が終わると早くも牽制。
しかしトランプ政権の激震でアメリカの政治に激変が起きれば、中国、ロシア、朝鮮半島、そして日本に、大きな影響。そこに好機も潜んでいるはずだ。
去年ティラーソン国務長官は大統領のことを「低脳」と言ったとも報じられた(**)
本人は否定、米国務長官「大統領は賢い方」
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASKB52C8VKB5UHBI005.html
当ブログ関連記事:
亀裂の季節 軍事か外交か アメリカの大統領と閣僚たち
https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-09-09
大統領と一線を画すティラーソン国務長官/マティス国防長官
https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-09-03
トランプは重度の精神疾患 米精神科医ら更迭を要請 署名4万人
https://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-04-23
2018-09-09 15:36
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