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これほどの「いじめ」を受けたらPTSDで苦しんでいるはずだ [東京五輪]

のら猫寛兵衛プロフィル写真 垂れ目small.jpeg

開幕式の楽曲担当を降りた小山田圭吾の
「いじめ自慢」の引用も少し読んだが
すさまじい。常軌を逸している。

日本のテレビや新聞は「いじめ」と言うだけで
具体的には伝えないが外国のメディアは
知的障碍のある同級生らを段ボールの箱に閉じ込めたり
マットを巻きつけたり他の子が見ている前で
性行為を強要したり排泄物を食べさせたり
と具体的である。

「全裸にしてグルグルに紐を巻いてオナニーさしてさ。
ウンコを喰わしたりさ。ウンコを喰わした上に
バックドロップしたりさ」
(小山田圭吾・雑誌「ロッキングオンジャパン」より)

これほどの「いじめ」を受けた人たちは
きっとPTSD(心的外傷後ストレス障害)となって
あとあとまで苦しめられている可能性が高いと思う。

それは小山田が公表した謝罪文や
本人が希望している会って謝罪
といったようなことなどでは
到底癒えることのないほどの厄介な心の傷を
心の奥深くに被害者は抱え込んでいるということだ。
人生を破壊されているかもしれない。


そのトラウマは右脳に潜んでいる
これほどの凄まじいいじめなら
(言ってみれば理性の理解を超えている…
何なんだこれは!と感情的な反応100%)
そのいじめを受けているとき
被害者の脳の右半分(=感情の脳)が
極度の興奮状態(過覚醒)となり
左脳(=計算や論理、言語をつかさどる理性の脳)
の活動は極度に低下する。
その状態は今、PTSDの「フラッシュバック」
(=過去のつらい体験の再体験)の状態にある被害者の
脳をスキャンすることによって確かめられる。

小山田が謝罪のためとして言っているように
加害者と会ったりなどしたら
加害者の何か(声?匂い?何か五感に訴えるもの)
がトリガー(引き金)となり
過去の過酷な体験がフラッシュバックとなって
被害者を襲う。
被害者の心と体にその体験が蘇るのだ。
記憶としてではなく、現実のものとして。

会って謝罪?
たのむから会いになど来ないでくれ


それはトラウマの記憶を呼び覚ます
といったような生やさしいことではなくて、
再びそれを今起きていることとして、
今の現実として経験するに等しいことなのである。
というのも、フラッシュバック時の脳は、
その悪夢(ここでは「いじめ」)を経験した時と同じように
右脳が過覚醒、
左脳が極端な機能低下の状態にあり、
いじめを今起きている現実のこととして体験するからである。

いくら言葉(左脳が担当するもの)で、
いじめはずっと昔のことであり、
今はもう大丈夫なんだよと言い聞かせても、
機能の低下した左脳(言語脳)はそれが理解できない、
受け付けない、
言葉が通じないのだ。
そして右脳(感情)は、それが今起きていることと認識し
過度の興奮状態に陥いっている。
一言で言えば一種の錯乱状態である。



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