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憲法の平和主義まで捨てようと慌て始める日本国民 [戦争をする国 日本]

5年前はこうだった

憲法の平和主義を誇りに思うか?:

そう思う/どちらかというとそう思う:    82%
そう思わない/どちらかというとそう思わない:15%

(NHK世論調査2017年3月)

同じ設問ではないが
ウクライナの影響がいかに大きいか
今はこうなっている

20200503 憲法改正必要ある31%必要ない30%.jpg



憲法改正
必要あり:56% (1年前の45%より増加)
必要なし:37% (1年前の44%より減少)
(朝日新聞)


改憲「必要」56%、9条「変えない」59% 
朝日新聞世論調査 2022/5/2 https://www.asahi.com/articles/ASQ52549ZQ52UZPS008.html
憲法9条は
変えるほうが良い: 33%(前年30%)
変えないほうが良い:59%(前年61%)



そして驚くのがこれ
自民党が憲法改正に盛り込もうとたくらむ
緊急事態条項への支持が過半数を超えた
まさにこれこそ緊急事態

緊急事態に権利制限「改憲して対応」59% 
朝日新聞世論調査 2022年5月3日
https://digital.asahi.com/articles/ASQ525SY5Q52UZPS009.html



この条項がどんなものか国民は知っているのだろうか
国民の権利は政府が決める間は制限され
選挙は行われなくなり政府が勝手に法律を作ることもでる
やろうと思えば永遠に独裁だ

これぞ麻生太郎が「ナチスの手口」と口を滑らせた
独裁への片道切符だ
それにいま世論調査で過半数の支持、、

日本がプーチン・ロシアみたいになりかねない
ということに国民は気がついていないようだ

なりかねないというより、
メディア統制、言論統制、腐敗など
すでに同じ道を進んできている。



報道自由度、日本は71位 国境なき記者団、四つ低下
2022.5.3 共同通信 https://www.47news.jp/world/7738518.html

安倍、菅らの工作ですっかりてなづけられたメディアは
国民に緊急事態条項などの怖さをちゃんと伝えない

元記者が見たNHKの政治忖度 
ウェブ記事の見出しから「安倍内閣支持率『低下』」を外せ!
2022年5月3日 デイリー新潮 https://www.dailyshincho.jp/article/2022/05030803/

「「安倍内閣支持率低下のニュースだけどさ。
 これ、タイトルから『低下』の文字を外してくれるか」

 ああこれがいわゆる政治への忖度かと思いつつ、真意を確認してみた。

「このニュースは支持率の低下が一番のニュースと思って
『低下』の文字をつけました。
これを修正する必要があるんですか」

「いや、タイトルは支持率の数字そのものだけでいいんだ。
とにかく『安倍内閣支持率 51%』だけに修正してくれ」

 結局、押し切られ、タイトルを直すことになった。」




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憲法押し付け論こそ自民党の押し付け。
平和憲法は、日本が天皇から政治家、
学者、市民をあげて希求したものだった。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓



これは五年前の投稿:

4月30日に放送されたNHKスペシャルは見応えがあった
と同時に強烈な安倍批判が仕組まれていたように思えてならない。

「押し付け」平和憲法が決して押し付けでなく、
平和の理念を前面に掲げるという考えが、
日本の中から出てきたもの、熱い議論の末だったことを、
新たな資料とともに伝えた。
帝国憲法改正小委員会で党派を越え、
議員らが次々に案を出して議論を進める中、
戦争放棄、戦力の不保持、
交戦権の否定を並べただけでは「消極的」として、
まずは平和主義の理念を高らかに謳おう、
冒頭で「平和と言い放つのだ」
と提案したのは鈴木義男議員であった。

こうしてGHQ草案になかった「平和」の文字が
9条案に盛り込まれる。
1946年7月のこと。
平和の理念を謳う「国際平和を誠実に希求し」
の部分である。
これぞ積極的平和主義。
安倍首相のいう「積極的平和主義」は
偽物なり。

前年の
1945年8月15日の敗戦ののち、
「平和国家の建設」をいち早く打ち出したのは
昭和天皇だった。

9月4日(日本が降伏文書に署名した二日後)に勅書。
「平和国家を確立し、人類の文化に寄与せんことをこいねがう」 。

昭和天皇はこれまで以上に
「平和」に積極的な関わりがあったことが描かれる。
国会で天皇が読み上げたこの言葉は、
戦後の平和主義の出発点であった。

昭和天皇に戦後初めてインタビュー
した米国人が残した回想録に天皇の言葉。
その記録は宮内庁にも残っており、天皇は
「恒久平和は銃剣を突きつけて確立することはできません」
と語っている。
(その部分をあえて紹介するNHKを
私はまた忖度して書いてしまうのだ。
これは銃剣道を中学で教えることを今年
打ち出したした文科省の胸元に、
きついひと突きではないか!と。
鈴木義男を紹介するくだりでも、
軍国主義の時代、教育現場に軍人がいて
軍事教練をしている状況を
「殺人術を教える」と批判したとあるが、
これまた銃剣術カリキュラム導入の喉元に
ひと付き)。

(鈴木は大学教授を辞したあと、弁護士となり
治安維持法で迫害される人々の弁護に当たった。
それを紹介するあたり
共謀罪法案を通そうとする安倍政権への
当て付けと思えてしまうのは私だけか)。

10月に首相となった幣原首相は、
憲法問題調査委員会を設置した人物。
外相時代はパリ不戦条約の締結。
軍部から軟弱外交と批判されていた。
(パリ不戦条約(1928)
別名ケロッグ・ブリアン条約は、
< 紛争の解決のために戦争に訴えてはならず、
国家の政策の手段としての戦争を
放棄することを宣言する、
国家間の紛争は平和的手段によるしか
処理や解決の方法はない >
というもの。
ほとんど9条ではないか)。

その幣原が首相として戦後、
GHQと憲法改正の交渉に当たったのである。
幣原は何としても天皇を守りたいという人。
そして「国民が戦争の渦中に
引き込まれることのなきよう」
戦争放棄を提言したのであった。
(このくだり、安倍首相の
「わが国がアメリカの戦争に
巻き込まれることは絶対にない」
を思い出す)。

翌1946年2月にまとめられたGHQ案
には戦争の放棄のほか、
武力による威嚇または武力の行使の否定があった。
GHQは国連憲章を参考にしていた。
(国連憲章は1945年6月調印、
1945年10月24日発効。
国連憲章第2条の3に
「加盟国は国際紛争を平和的手段によって…
解決しなければならない。」 、
4に「加盟国は、国際関係において、
武力による威嚇または武力の行使を…
慎まなければならない」とある。
これまた9条に酷似。
というか9条の方が似ているのだが。

武力の行使には国連安保理の容認が必要であるが、
アメリカは面倒とばかり、
国連のお墨付けをえぬまま戦争を始めるようになった。
国連憲章違反、国際法違反である。

そしてそのアメリカとの
軍事一体化にのめり込む安倍・日本。
そして武力による威嚇・行使こそ、
今まさに日本が北朝鮮に対してアメリカとともに
おおっぴらに実行中ーー威嚇ーーないし
踏み出そうとしていることーー武力行使!
またしてもNHKスペシャル、安倍政権に痛打!)。

4月には戦後初の選挙で吉田茂内閣。
7月には帝国憲法改正小委員会で
党派を超えた熱い議論。
議員らが次々と案を出して
条文を定めようといくさまは感動的である。
日本は天皇から政治家、学者、市民をあげて、
自ら積極的に平和を希求したのだ。

11月3日、昭和天皇が日本国憲法を公布した。
「朕は国民とともに全力をあげ…
自由と平和を愛する文化国家を建設するよう
努めたいと思う」

『“平和国家”はこうして生まれた』はこうして生まれた

番組が取り上げた天皇の詔勅、
幣原喜重郎の提案、鈴木義男らの
帝国憲法改正小委員会での働き、
それらにさらに、鈴木安蔵らの動きを加えたら、
日本国憲法はアメリカの押し付けどころではないことが分かる。

鈴木安蔵らの「憲法研究会」がまとめていた「憲法草案要綱」
(植木枝盛の自由民権思想にも一部影響を受けたものという)が
GHQで英語に翻訳され、それがGHQ草案に影響を与えた
(ないし叩き台となった)ことを考え合わせれれば、
アメリカの押し付け憲法と言われる現行憲法が、
なかんずくその戦争放棄の積極的平和主義が日本人の発議であり、
決して押し付けではないことがいよいよ明らかになるではないか。
番組を見ながらそう思った。
そして、大型連休で遊ぶのもいいが、
多くの日本人が今こそ心して見るべき番組だった。

国を破滅に陥れた振り出しへ
いま一気に回帰しかねない日本だ。
安倍政権が平和主義、戦争の放棄をかなぐりすてる
憲法改正を画策し、まさに今、
北朝鮮を巡る情勢で日本が
さらに軍事に大きく踏み出そうとしている。
見逃された方はNHKに再放送の要望を出すといい。
NHKの中で報道魂のある人たちにも
またとない応援となるはずである。

↑これを投稿して
これ↓を書いたのは5年前

『“平和国家”はこうして生まれた
 ~NHKスペシャルが安倍政権の目論見を打ち砕く』
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-05-01

ちょうど安倍が
「2020年に新憲法を施行する」と言っていたころ。
誰がそんなものを望む。
誰がそんなことを必要とする。
それこそまさに押し付け憲法ではないか。
そうその時は思ったが、
今では国民のほうまで、そうだそうだ、
改憲だ、緊急事態条項だ、
軍隊だ、徴兵制だ、
敵基地攻撃能力だ、核共有だ、、
などと言い出しそうな情勢。。



『7割が議論認めて前のめり核共有は破滅への道』 
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2022-03-30



敵基地攻撃能力など憲法違反だが
賛成が94%?!

その保有が
「非常に合理的な判断」と言う専門家、、

自民党は旧大日本帝国の軍部よろしく
呼び名でごまかして敵基地攻撃能力を
「反撃力」と言い始めたが



「日本を攻撃するのは割りが合わない」
と思わせなくてはならないとおっしゃる

じゃあ
日本がその「日本を攻撃するのは割りが合わない」
と相手に思わせるだけの打撃力を持ったとする。

すると今度は相手もそれを上回るまでに
軍備を増強してくるだろうから、
日本が手にしたはずの「抑止力」とやらは
すぐに無くなってしまうではないか。

かのビスマルクも言った。
「チェスは一手先しか読まずにするものではない」

「反撃力」への反論として、
それでは専守防衛ではないとか、
憲法違反だと言うから、では、
専守防衛をやめよう、とか、
憲法を改めようという話になるのだ。

反撃力とやらを付けたところで
国の抑止力は向上しない、
と言わなければならない。
向上するどころか。かえって相手に脅威を与えてしまい、
お互いにより安全でなくなるだけのことだ、と。
(これ即ち世に言う「安全保障のジレンマ」)

哀しからずや「専門家」
本棚のあれだけの書を読みてなお
ひらめく知恵はヘボ将棋なみ

なんちゃってね



もはやこれ↑を言っても
鬼畜ロシア!ウクライナ支援!武器を取れ!
次は日本!中国怖い!すわ台湾有事!
の熱に浮かされ、
頭のなかが感嘆符だらけになっている
(ような人の多い)今の日本人には通じない。

「ええ、だから憲法変えましょう」
と返されるのがオチだ。

岸田政権下での憲法改正 賛成44%、反対31% 
毎日新聞世論調査 2022/5/2 https://mainichi.jp/articles/20220502/k00/00m/010/154000c
改憲必要 56%
朝日新聞世論調査 2022/5/2 https://www.asahi.com/articles/ASQ52549ZQ52UZPS008.html

安倍在任時は36%だった改憲賛成が44%(毎日新聞)
朝日新聞では45%から56%への増加
自民党はもうテレビコマーシャルなど考えずとも良し
ウクライナのニュースがまいにち宣伝してる
憲法改正



専守防衛の日本はカモネギ?
戦場は日本だけになる?

「中距離ミサイル、北海道に配備を」 自民・佐藤正久外交部会長
2022/5/4 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20220504/k00/00m/010/060000c

ミサイル置いたところで
かえってカモネギ
いよいよ日本が戦場だ


最後までお読みくださりありがとうございました。



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『国破れて軍産があり』 https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2017-01-15

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