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緊急事態宣言〜「勝負の3週間」に負けた我々はいま何を戦っているのか? [コロナ禍]

コロナ感染者東京都20210107.jpg年末より倍増


おそ過ぎゆる過ぎの菅


「盗人を見てから縄をなうというような
 日本人の便宜主義がこういう場合にも目に尽きます…
 政府はなぜいち早く…大呉服店、学校、興行物、大工場、大博覧会等、
 多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでしょうか…
 統一と徹底との欠けているために、国民はどんだけ多くの
 避けらるべき、禍を避けられずにいるか知れません」

(与謝野晶子『感冒の床から』〜『感染症の日本史』(磯田道史)より)

7日に打ち出した緊急事態宣言
「感染の波は想像を超え厳しいものになっている」
と菅首相であった。

そんなに低い波を想像していたのか!
道理で大人数の会食を平気でやるはずだ
何が「勝負の3週間だ」!

勝負には負けるべくして負けたのだ
敗因は何だったのか

負けたあとまだ勝負は続くのか
負け戦の将がこれからも戦いを率いるのか

何の戦いなのか?
2月7日までというが

「勝負の3週間」も「真剣勝負の3週間」も「ラストチャンス」も過ぎた今
何の1ヶ月なのか?

断末魔の1ヶ月?奈落の1ヶ月?地獄の1ヶ月?

訳のわからない事ばかりだ



ゆるゆるの緊急事態宣言を政府自民はさっそくゆるめ


「遅きに失した」との指摘、遅きに失し、
「後手後手に回った」との批判、後手後手に回り、
「スガ政権無能」と今頃になって非難する無能、、
まだ非難しないアホ

遅きに失し緩きに失した宣言を
早速さらにゆるめる政府


感染は1ヶ月で収束するわけなし

下村博文政調会長:
「年末、年明けに急激に感染者が増え、
医療関係が非常に逼迫してきたなか、
ギリギリの段階で判断された」

ギリギリまで待つバカ。それを擁護するバカ。

二階俊博幹事長:
「経験や知識から、ウイルスの性質と感染リスクで
分かってきた部分もあり、その点を踏まえた措置が取られた」

今頃「経験や知識から分かって」対応してれば世話はない
分かった頃にはみんなして
奈落の底でもがいてる

「遅きに失した」「説明を」 
野党から批判相次ぐ 緊急事態宣言
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14756102.html

場当たり対応の末の「戦略なき発令」 
危機管理専門家が見た緊急事態宣言
https://mainichi.jp/articles/20210107/k00/00m/010/304000c

「感染の波は想像を超え厳しいものになっている」

と菅首相だが私ら別に想像超えてません。
もっと厳しい事態すら恐れていた。
スガらの「想像」が甘かったということだ。

「感染拡大の背景は気温の低下の影響に加え、
飲食の場面が主な要因」(スガ首相)

そうだろうか。
主な要因は政府の対応の甘さではないのか。

「飲食の場面」はGoToキャンペーンによって
政府自らが後押しすらしていた。

そもそも宣言を出すタイミングが「遅すぎた」
と英キングス・カレッジ・ロンドン・渋谷健司教授(公衆衛生学):
「緊急事態宣言は最後の手段。
出すなら、実質的なロックダウン(都市封鎖)
といった徹底的な対策をとらないと
波はまたやってくる。
だらだら感染が続くのが、最もダメージが大きい」

リスク学が専門の岸本充生・
大阪大社会技術共創研究センター教授:

「専門家は複数の選択肢を示したうえで、
それぞれの感染動向の見込みや、経済、自殺者の増加
といった様々な影響を予測する。
政府が最善と考えるものを選び、
理由とともに国民に説明する。
こうした役割分担があるべき姿ではないか」

ここまでも遅れに遅れ

「緊急」もないものだよと国民の思い



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しかし驚く
この遅かりし緊急事態宣言を
自ら早速さらに緩めているのだ

これで渋谷教授の言う
「だらだら感染が続くのが最もダメージが大きい」
ことになるのは必定。
指導者たるもの経済が一時的に止まるのを恐れず
ここぞとばかり厳しい措置を一気に徹底してこそ
戦いに勝てようというものだが。

ビジネス関係者の入国は全面的に停止のはずが
一転して継続となった 
菅総理の意向だ

議員らの会食に関するルール作りも
結局まとまらず
各自が夫々に判断
ということになった

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

経済も捨て切れぬ菅

ビジネス関係者の入国、一転継続 

「首相に強い思い」
2021年1月7日 https://digital.asahi.com/articles/ASP1766Y2P17UTFK01M.html

中国、韓国、ベトナムなど11カ国・地域から
これまで例外的に受け入れていた
短期の出張者や技能実習生、留学生らも
緊急事態宣言で入国させなくする方針だった。

ところがそれが最終的に菅首相の判断で一転
「変異ウイルスの市中感染が確認された国・地域ごとに停止」
となったという。

「首相は入国継続に強い思いがある」と自民党関係者。

「ビジネス往来を止めれば経済が止まる」(二階派議員)

経済が死ぬというわけだ。
スペイン風邪のときも「劇場の閉鎖は演劇の死」
と閉鎖に反対したが死んだのは島村抱月だった。
今回もこの措置のおかげで企業人が死ぬだろう。

国民には行動制限をお願いし
外国人の入国は認める。。

「国内でどんなに頑張っても、海外から変異株が入ってくれば全く意味がない」

国民民主の玉木代表はこう言って
新規入国の全面停止を求めている。


「なんも響かない」菅首相の会見に厳しい声続出
「自分たちは会食やめないのに」「緊急事態宣言(名前だけ)」
https://www.chunichi.co.jp/article/182000



政権の死

表情が死んでるとフェイスブック友のコメントだが
表情だけでなく下手すると政権も死ぬ
4月の補選(吉川・羽田両議員の抜けた北海道と長野)
自民は分が悪そうだ

下村政調会長も4月補選で「両方負けたら政局」と発言し
党内で物議をかもした

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4166999.html


下村氏「2補選負ければ政局」
自民党内に波紋、幹部は火消し
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14754932.html

菅政権はもはや末期、それも最末期の
断末魔状態に陥った 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/283511

「菅降ろし」の引き金? 
下村政調会長「補選負けると政権大ダメージ」発言の波紋
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210106/k00/00m/010/152000c

分科会長は厳しいこと言っておいて今更これ?!

尾身会長の発言トーンダウン「1カ月以内は可能」
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202101070000837.html

「覚悟」「フンドシを締め直す」に続いて「急所」
の尾身会長だったが
結局はその急所も外しそう、、
これでは感染拡大が続くに決まっている

フンドシをゆるめ急所も外す尾身


会食をまだやるつもり自民党

「時間は午後8時まで、参加人数は4人以内とすることが望ましい」
「望ましい」ですぞ、みなさん、望ましい。
「一律に4人以下とするものではない」てか?!

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210106/k10012800201000.html

日本医師会の中川俊男会長は
「4人以下の会食なら感染しないと思うなら間違いです」
と緊急事態宣言下での国会議員の会食全面自粛を訴えた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/78396

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14754929.html

「8時まで4人以下」など与野党間で協議するも
まとまらずルール化を断念。
議員各自が「重く受け止め」
それぞれに対応する
ということになった。

「重く受け止め」なら、
そんなんで済ますか、アホ、と思うが。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4168371.html

それって変よ

国民に「行動変容」説きながら
自分たちこそ行動「変よう」

政治こそ「行動変容」を 緊急事態宣言 
東京科学医療部長・西山公隆
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14756159.html

「ワクチン以外で最も効果的な方策は私たちの手中にある。
 一人ひとりがルールを守ることです」

と言ったのはアンゲラ・メルケル独首相。

え?もうGoTo再開の話かい?!

「東京の感染者1日500人まで減ったらGoTo再開を」
二階俊博幹事長らが政府に提言へ、
観光業界はワクチン優先接種を要望
https://buzzap.jp/news/20210107-covid-19-after-emergency-goto-travel/

1ヶ月ごと言えば、、



偶然とは思いたいが
1ヶ月後の2月7日は中国の旧正月「春節」の始まりである
1年前に安倍が閉じべき扉を全開にしてしまったあの春節
日本の失敗と後手後手の始まり



宣言解除、尾身会長は1ヶ月で可能と言い始めたが
(それを聞いて菅義偉や森喜朗はよしよしと思ったかもしれないが)
西浦教授のシミュレーションだと2ヶ月以上必要


となると3月予定の聖火リレーができるかできないか
微妙なところである




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ありがとうございました! m(_ _)m


美しい国
その判断基準は
どんだけ大金持ちがいるかではない
どんだけ軍事予算があるかでもない

弱者の扱い
困ってる人がどう扱われてるかだ
本当に美しい国にあふれているのが
思いやりときづな

(バーニー・サンダース)



コロナ規制、先行く欧州 独・伊・英・仏 
店に営業禁止命令、補償は国から
朝日新聞 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14755064.html

入院・療養先、未定が急増 年末年始、東京3000人超
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14755066.html

「N95という高性能マスクでも、価格は五枚入りで千円程度。全国民分用意しても千二百億円。
さすがに中止になったイージス・アショア二基で六千億円、
F35戦闘機百機の導入に一兆円以上を費やすことを今は批判しませんが、ずっと安い買い物です。
国民のマスクを準備するような二十一世紀型の新しい「国防」を構想する必要があります。
防衛する対象への認識を変えなくてはなりません」(『感染症の日本史』(磯田道史)より)

「世界最強の軍事力を持っていた国も、国民の死者を減らせず、
第二次大戦後に戦ったどんな戦争の戦死者よりも、多くの病死者をだしてしまいました」(同)

これからの防衛は「国民」安全保障の発想
スペイン風邪はウィルスの第一次世界戦争だった。
戦争の五倍(五千万人以上)もの人命をウィルスが奪った。

「人類の敵は人類ではない」

「世界の指導者に自覚をうながしたいのです。「人類の敵は人類ではない」と。
軍事費を互いに削減し、「ウイルスという人類共通の相手」を封じるため、
手をたずさえる方向に向かっていってもらいたいと、心から願います」(磯田道史)

今、現場の声はこうだ:


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