安倍のウソまた暴かれる「改憲が自民結党以来の党是」 [安倍一族]
『安倍一族』(森号外 著)〜 ゴルフ場での会話の巻(連載小説 その180819)
純「総裁選控えてゴルフたぁ余裕だね」
晋「あなたこそ脱原発のパーフォーマンスうまいじゃないですか」
純「でも内乱罪で刑事告発されんだって?」
晋「あれ、けっこうやばいんですよ」
純「私は自民党をぶっ壊す!だったけど、あんたの場合、憲法や国家を実際にぶっ壊してんだからね」
晋:それとね。「改憲が自民結党以来の党是」って私が言ってきたのがインチキだってバラされたんだよ。
純:誰によ?
晋:だから、私を内乱罪で8月中に刑事告発するって言ってる平野貞夫さんだよ。その部分の録画、見てみる?
晋:私は9月の総裁選に勝って、次はいよいよ改憲ってつもりだったんだけど、この話が広まるとまずいね。改憲なんてまだそんな段階じゃないってことになる。石破さんも党内ですら議論ぜんぜんまだやっていない、と言ってるし。
←クリックをよろしく!
←大変お手数とは存じますがこれも!
「これは改憲ではなくて <狂憲> だ」(平野貞夫・元自民参議院議員)
「独裁国家を作って自民党が永遠に政権を運営する。それが自民党改憲案だ」(平野貞夫)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
純「総裁選控えてゴルフたぁ余裕だね」
晋「あなたこそ脱原発のパーフォーマンスうまいじゃないですか」
純「でも内乱罪で刑事告発されんだって?」
晋「あれ、けっこうやばいんですよ」
純「私は自民党をぶっ壊す!だったけど、あんたの場合、憲法や国家を実際にぶっ壊してんだからね」
晋:それとね。「改憲が自民結党以来の党是」って私が言ってきたのがインチキだってバラされたんだよ。
純:誰によ?
晋:だから、私を内乱罪で8月中に刑事告発するって言ってる平野貞夫さんだよ。その部分の録画、見てみる?
晋:私は9月の総裁選に勝って、次はいよいよ改憲ってつもりだったんだけど、この話が広まるとまずいね。改憲なんてまだそんな段階じゃないってことになる。石破さんも党内ですら議論ぜんぜんまだやっていない、と言ってるし。
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「これは改憲ではなくて <狂憲> だ」(平野貞夫・元自民参議院議員)
「独裁国家を作って自民党が永遠に政権を運営する。それが自民党改憲案だ」(平野貞夫)
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改憲が党是というのは嘘だった。自民党50年史に勝手に書き込んだだけだった:
平野貞夫:
安倍さんは自民党の結党の党是が憲法改正だったと言っている。しかし、これは安倍さんが自民党総裁になったとき自民党50年史で初めて使った言葉。昭和30年の自民党結党の時の綱領には、党是には、憲法改正は入っていない。結党のときの綱領にはない。党是という言葉もなかった。それをみんなにごまかしている。それを今日はまず言いたかった。
それはなぜかというとーー私は暑い時に勉強していたーー要するに自民党というのは自由党と民主党の合併。それは社会党の統合に対抗して、それで鳩山一郎さんという民主党、岸信介、中曽根さんがいて、この人たちが憲法を改正して9条を再軍備できるようにするという主張を堂々とやっていた。(自由党に吉田茂)。しかし慎重だった。合併する時の打ち合わせで憲法改正を綱領に入れるかどうかでもめたのだ。そして綱領というのは党是のことだ。それが3つある。
1つはーーよく聞いてて下さい。視聴者のみなさんも。(横で早野というのがいちいち茶々をいれる。少し黙ってろ!)1つ、文化的民主国家の完成。1つ、平和と自由を希求し、自主独立の完成、3、民生の安定と福祉国家の完成。これが自民党結成の綱領、党是ですよ。こないだ千葉県の13区の市民連合の懇談会でこの話をしたら、横にいた共産党の県の副委員長が今の共産党と同じじゃないかと言っていた。
では憲法改正はどこにあったかといういと、一般政策の中。あるいは緊急政策の中。憲法調査会を作ることと、先鋭、精鋭した自衛隊を作るということ。その程度。党是とは言えない。これを党是と言い出したのは、安倍さんが1回目の政権のときに、その前の自民党党大会で、かねてからーー結党のときからの党是と言った。それを自民党50年史のなかに書き込んで、それが生かされている。これはある意味ではごまかしである。
3ヶ月自民党員であった私から申し上げるが、自民党の歴史とはそうであったということ。岸さんも、中曽根さんも熱心な改正論者だったけれども、在職中は言わなかった。やめてから民間人の団体としての活動をした。
鳩山一郎さんの憲法改正論を事実上凍結したのは池田勇人さん。これは吉田系の保守本流。宏池会を作った。その池田さんはこういうことを言っている。岸さんのあと就任して、そのあと秋に解散して臨時国会をやったときに、池田勇人はこう言ったーーこれが自民党の憲法改正に関する基本的な考え方ーー「憲法については現行制度を維持すべきか改正すべきかの論争が展開されております。このような論争は本来、問題の本質が国民各層の間で十分論議され相当の年月を経て国民世論が自然に一つの方向に向かって成熟した際に初めて結論を下すべきものと考えています。」これが自民党の保守本流の憲法改正に関する基本的な考え方。改正しないというわけではない。国民の意見の自然的一致が必要だというのだ。
そこで、この方針はいろいろ議論があったとしても、なんとなく小泉政権まであった。しかし憲法施行50年というのが平成10年。このときに与野党でやはり真面目に憲法を議論しようということで憲法調査会ができた。そして非常に真面目な与野党の憲法のあり方について、50年経っていますから、この憲法をどうやって発展的に変えていくか、やっていくかという議論がずっと行われていたのだ。そして突然ーーそれがなぜ変わったかというと民主党が政権交代して、平成21年か、2009年、自民党が野党になる。で、谷垣さんが総裁になる。その野党のときに憲法草案を作る。それがとんでもない憲法草案。聡明で立派な谷垣さんのもとで作ったようなものではない。あれは国会主義の独裁国家への道を行くような憲法草案。あれから自民党内が憲法についておかしくなるわけだ。
それをさらに安倍は去年からもう解釈改憲を始め、それから2020年には改憲するんだとか、総理大臣が手を上げて言い出して、これは改憲ではなくて、狂憲、狂った憲、狂憲だ。
それがこんど3選すれば実現する。それに対して自民党内から誰も批判しない。石破だって批判してないじゃないか。多少批判してるけど、遠慮しながら批判している。
(自民の改憲案には)本質的な問題がある。自民党という政党の、支援者も含めて、国会議員も含めて、潜在意識の中で「政権交代いやだ」ということだ。政権交代をしない憲法を作ろうとしているのだ。民主主義がわかっていないということだ。ずーっと政権を独占していたから。民主党に政権取られたら(…)やっていけないから、独裁国家を作って自民党が永遠に政権を運営する。そこが本音なのだ。それがあの憲法(自民党改憲案)だ。
形だけの総選挙
安倍は形だけの総裁選に勝って、次はいよいよ改憲を国民に問うというつもりだった。今は地方議員の取り込みに余念がない。
接待攻勢
しかし、安倍の言う「改憲が自民結党以来の党是」というのがウソだとバレてしまった。そして安倍の改憲を目指す動きが自民党のこれまでの憲法改正に関する基本的な考え方に全く反することも暴かれてしまった。つまり、まだ改憲を国民に問うといった段階などではないということだ。党内の議論すらまだやっていないと、総裁選の対抗馬、石破茂も言っている。
平野の刑事告発のもととなるのは、刑法77条に定める「国の統治機構を破壊」「憲法の定める統治の基本秩序を壊乱」ということだが、安倍らは自民党の「党是」や改憲に関する基本方針をも勝手に捏造・改竄していた。
平野は安倍らの狙いを「独裁国家を作って自民党が永遠に政権を運営する」こととしたが、それこそまさにアベラ国の建設だ。
形だけの総裁選のつもりが対抗馬の石破茂は長時間の討論を求めている。安倍は石破との討論に勝ち目はなく、逃げの一手だが、逃げおおせるのか?平野らの刑事告発の行方は?検察はこれを受理するのか?
(つづく)
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1つはーーよく聞いてて下さい。視聴者のみなさんも。(横で早野というのがいちいち茶々をいれる。少し黙ってろ!)1つ、文化的民主国家の完成。1つ、平和と自由を希求し、自主独立の完成、3、民生の安定と福祉国家の完成。これが自民党結成の綱領、党是ですよ。こないだ千葉県の13区の市民連合の懇談会でこの話をしたら、横にいた共産党の県の副委員長が今の共産党と同じじゃないかと言っていた。
では憲法改正はどこにあったかといういと、一般政策の中。あるいは緊急政策の中。憲法調査会を作ることと、先鋭、精鋭した自衛隊を作るということ。その程度。党是とは言えない。これを党是と言い出したのは、安倍さんが1回目の政権のときに、その前の自民党党大会で、かねてからーー結党のときからの党是と言った。それを自民党50年史のなかに書き込んで、それが生かされている。これはある意味ではごまかしである。
3ヶ月自民党員であった私から申し上げるが、自民党の歴史とはそうであったということ。岸さんも、中曽根さんも熱心な改正論者だったけれども、在職中は言わなかった。やめてから民間人の団体としての活動をした。
鳩山一郎さんの憲法改正論を事実上凍結したのは池田勇人さん。これは吉田系の保守本流。宏池会を作った。その池田さんはこういうことを言っている。岸さんのあと就任して、そのあと秋に解散して臨時国会をやったときに、池田勇人はこう言ったーーこれが自民党の憲法改正に関する基本的な考え方ーー「憲法については現行制度を維持すべきか改正すべきかの論争が展開されております。このような論争は本来、問題の本質が国民各層の間で十分論議され相当の年月を経て国民世論が自然に一つの方向に向かって成熟した際に初めて結論を下すべきものと考えています。」これが自民党の保守本流の憲法改正に関する基本的な考え方。改正しないというわけではない。国民の意見の自然的一致が必要だというのだ。
そこで、この方針はいろいろ議論があったとしても、なんとなく小泉政権まであった。しかし憲法施行50年というのが平成10年。このときに与野党でやはり真面目に憲法を議論しようということで憲法調査会ができた。そして非常に真面目な与野党の憲法のあり方について、50年経っていますから、この憲法をどうやって発展的に変えていくか、やっていくかという議論がずっと行われていたのだ。そして突然ーーそれがなぜ変わったかというと民主党が政権交代して、平成21年か、2009年、自民党が野党になる。で、谷垣さんが総裁になる。その野党のときに憲法草案を作る。それがとんでもない憲法草案。聡明で立派な谷垣さんのもとで作ったようなものではない。あれは国会主義の独裁国家への道を行くような憲法草案。あれから自民党内が憲法についておかしくなるわけだ。
それをさらに安倍は去年からもう解釈改憲を始め、それから2020年には改憲するんだとか、総理大臣が手を上げて言い出して、これは改憲ではなくて、狂憲、狂った憲、狂憲だ。
それがこんど3選すれば実現する。それに対して自民党内から誰も批判しない。石破だって批判してないじゃないか。多少批判してるけど、遠慮しながら批判している。
(自民の改憲案には)本質的な問題がある。自民党という政党の、支援者も含めて、国会議員も含めて、潜在意識の中で「政権交代いやだ」ということだ。政権交代をしない憲法を作ろうとしているのだ。民主主義がわかっていないということだ。ずーっと政権を独占していたから。民主党に政権取られたら(…)やっていけないから、独裁国家を作って自民党が永遠に政権を運営する。そこが本音なのだ。それがあの憲法(自民党改憲案)だ。
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接待攻勢
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平野の刑事告発のもととなるのは、刑法77条に定める「国の統治機構を破壊」「憲法の定める統治の基本秩序を壊乱」ということだが、安倍らは自民党の「党是」や改憲に関する基本方針をも勝手に捏造・改竄していた。
平野は安倍らの狙いを「独裁国家を作って自民党が永遠に政権を運営する」こととしたが、それこそまさにアベラ国の建設だ。
形だけの総裁選のつもりが対抗馬の石破茂は長時間の討論を求めている。安倍は石破との討論に勝ち目はなく、逃げの一手だが、逃げおおせるのか?平野らの刑事告発の行方は?検察はこれを受理するのか?
(つづく)
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