これウソです:「過激な右翼と革命的左翼-両極端のポピュリスト候補」(畑恵)
サンダースが「革命的左翼」であるはずがない。
こんないい加減な言説をふりまわされたら、ほんとハタ迷惑。
ほんまもんの「革命的左翼」はすでに正副候補を立ち上げている(*1)。
もちろんメディアは圧倒的大多数がこれを無視している。
れっきとした泡沫候補だ。
彼らは、当選したあかつきには銀行資産を没収した上、分配すると言っている。
彼らにとって銀行家は犯罪者である(*2)。
かかるほんまもんの社会主義とサンダースの「民主社会主義」の違い
サンダースはテレビのお笑い番組でも説明してたやんか。
「おおきな違い」
サーダースは筋金入りの「リベラル派」。
何十年と一貫して。
「サンダース語録」で私が浮き彫りにしたかったのもそこ。
(多くの人に読んでもらっています。訳してよかった。拡散して下さった方々に感謝)
1990年代にリベラル派までごっそり新自由主義になびいてしまった。
クリントン夫妻などその最たるもの。
イギリスではブレやせんと思うたブレアの労働党まで「新労働党」に鞍替え。
日本じゃ社会党が消えていた。
挙げ句の果ての格差。今なんといっても格差だ。格差拡大に危機感。若者たちが共感し、立ち上がった。
古い世代もリベラルを思い出した。
それがサンダース現象と思っている。
そして「革命的左翼」にもどると、アメリカにおけるそのブレーンたちは、レーニンの「帝国主義論」ーーそれを冷戦を経てグローバル化が世界を席巻する今の世界に対して更新(バージョンアップ)することをやろうとしている。ここの部分は傾聴に値すると思う(*3)。
そのアップデートとは。帝国主義の中心に銀行があったように、けっきょく銀行といいうことだ。企業の合併が進み、さまざまの分野で集中化が進み、一握りの巨大企業が支配する世界となったが、それを背後であやつっていたのは銀行だ。
そして銀行の資本の輸出だ。TPP。アメリカのほんまもんの「革命的左翼」によれば、これを投資家の権利のため、自由貿易のため、と思ってはならない。これは究極的には銀行がすべてを支配するようにということ。貿易を支配し尽くし、資本のじゃまをするものが一切ないように、ということ。銀行家の、銀行家による、銀行家のための世界。そのような銀行資本の支配こそ、レーニンが予言していたものだ、と。
サンダースの言うように銀行の解体ーー大きなものを小さくしたところで根本的に問題は解決しない。革命あるのみ。銀行の資産を没収し分配だ。
ということで、サンダースが「革命的左翼」なんかじゃないこと、ハタさん、分かってもらえただろうか。この私の文章を読んでハタと気づいてもらえたら、彼女も「革命的」なんて二度と書くめい。
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最近の当ブログの記事:
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*1)社会主義解放党(「社会主義と解放のための党」 Party for socialism and liberation)
正副大統領候補 グローリア・ラビーバとユージン・パリアー
*2)選挙綱領:
1. 地球存続のため資本主義は終わらなければならない
2. 雇用を憲法の保証する権利に
3.無償の医療と教育と安価な住宅を憲法の保証する権利に
4.世界にあるアメリカの軍事基地をすべて閉鎖し、アメリカ軍をすべて撤退させる
5.人種差別的な警察の暴力と大量収監を終える
6.労働組合を擁護する
7.女性平等、自由で安全で合法的な人工妊娠中絶
8.移民に全面的に権利を認める
9.LGBTQの人々に連邦政府が全面的に平等を保証
10.銀行資産を没収、ウォール街の犯罪者らを収監する
*3) Brian Becker: Imperialism in the 21st Century: Updating Lenin's Theory a Century Later http://www.amazon.com/Imperialism-21st-Century-Updating-Lenins/dp/099103032X
畑氏がサンダースのことを現実離れとか極端とか左翼とか革命的左翼とかポピュリズム、悪夢のようなシナリオ、大衆迎合、衆愚政治、理性より感情、などと言ってさんざんけなすのは、これが日本に波及したら自分たちのハタ色が悪くなるという危機感があるからではないだろうか。
果たしてサンダース現象、日本に波及するや否や。
私はもちろん波及してほしい。
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2016-02-24 10:53
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