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モンサントのこともっと知らさんと(1) [環境]

遺伝子組み換え食品の恐怖

アベノミクスはとうに破綻していた。
日本はいま何もかも右肩下がり。
右肩が上がってるのは安倍政権の暴虐とか失態とか汚職とか不祥事とか年金基金の損失とか
言論統制とか軍事支出とか非正規労働者の割合とか貧困とか
そんなんばっか
いいこと?で何もかも右肩上がりの時代が懐かしい。

一方

アメリカでは1990年代半ばから右肩上がりで今なお留まるところを知らない一連のものがある。何か?

さまざまな疾患である。

腸の炎症、腸内感染、糖尿病、肥満、高血圧、認知症、アルツハイマー症、パーキンソン病、貧血症、不眠症、ビタミンD欠乏、先天異常、C型肝炎、ADHD、不安障害、統合失調症、自閉症、急性腎不全、脳卒中、肝臓がん、胆管がん、腎臓がん、腎盂がん、膀胱がん、甲状腺がん、白血病…

 Graph 03.jpg

そして、これらと時を同じくして始まり、その後、増加の一途をたどったものがある。

 ↓   ↓   ↓ 

そう。遺伝子組み換え作物。
それが始まり、急速に増えていったのは1990年代半ばからだ。
冒頭に列挙した数々の病気やその死者数のグラフと重ねると、
急速な右肩上がりぶりがピタリと重なり合う(*1)。

そも

遺伝子組み換えとは何ぞや

ある植物・動物の遺伝子を取り出し、別の植物・動物の遺伝子に組み込む。それによって人間に都合の良い特徴を備えた植物や動物を作り出すということである。例えば、クモのタンパク質の遺伝子をウシの遺伝子に組み込む。それによって、ウシの皮で防弾チョッキが作れないかという魂胆である。

この例を紹介している映画『Genetic Roulette (遺伝子ルーレット)』の監督での同名の本の著者であるジェフリー・スミス氏が2016年2月に来日。27日には東京でこの映画を上映するとともに講演した。ここでは映画や講演からの情報を交えて遺伝子組み換え作物の危険性を訴えたい。スミス氏は会場の聴衆にも情報を広めるように言っていた。「私の許可を待つ必要はない。どうしても許可がほしいと言うなら、今この場で皆さんに許可する。グラフもスライドも自由にダウンロードし、アップロードし、広めてほしい」と。(*2)

JefreySmith-556x313.png ジェフリー・スミス

農作物では

遺伝子組み換えを農作物の種(たね)でしているのがアメリカのアグリビジネス巨大企業モンサントである。
種がもうけの種。種も仕掛けもあったね。
仕掛けは、主に二つ。

1)除草

除草剤(商品名ラウンドアップ/主成分グリホサート)に耐える作物にすることである。
そういうものを作り出せば、モンサントの除草剤ランドアップをがんがん使ってもらえる。

農家はこれを使うことによって雑草のみを効率よく排除でき、農作業が楽になる。
作物のほうは遺除草剤への耐性を備えているのですくすく育って大丈夫というからくりである。
これすなわち「除草剤耐性作物」を生み出すための遺伝子組み換え。

2)害虫駆除

作物の遺伝子の中にBt毒素というものを組み込む。それを食べる害虫は死んでしまう。作物そのものに殺虫剤が組み込まれている。作物がいわば殺虫剤工場。「殺虫剤生成作物」を生み出すための遺伝子組み替えである。

3)除草と害虫駆除

そして上記ふたつの特性を併せ持つ作物も作り出している。

虫の腸に穴

「殺虫剤型」遺伝子組換え作物はどうやって虫を殺すのか。

腸に穴を開けるのだ。それを食べた虫は腸に穴があく。そして死ぬ。

そんなものを食べて、人間は大丈夫なのか?
あるいは、そんなものを食べた家畜の肉を食べて、人間は大丈夫なのか?

無視、無視とモンサント。気にせんとモンサント。

モンサントニよれば、大丈夫。死ぬのは虫まで。人にまで害は及ばない。その可能性は無視
してよろしい。

しかし、家畜にもそして人間にも害が及んでいた。

その相関関係を示して余りあるのが冒頭の重なり合う右肩上がりのグラフなのである。

毒素は「腸の穴」から漏れていた。そして毒素は血流へ。アレルギーや免疫への影響が疑われる。
人にはそんなもん漏らさんとモンサントは言っていたが。

カナダでは妊婦の93%、胎児の80%の血液からBt毒素が検出されている(*3)

そればかりではない。
遺伝子組み換えの操作そのものの影響と思われる様々の異変が遺伝子に起きている。
さらには除草剤ラウンド・アップそのものの被害もある。

動物実験や家畜の状況で分かったこと:

遺伝子組み換え作物を
飼料として与えられた動物は
消化器(異と腸)がおかしくなる。
腸内細菌のバランスが崩れる。激しい
炎症を起こす。胃壁や腸壁の変異、損傷。
タンパク質やミネラル分の消化能力が減退。
免疫がおかしくなる。生殖機能が損なわれる。
不妊となったり、先天異常のこどもを生んだりする。
精子、精巣、睾丸、子宮、卵巣の異常、ホルモンの異常。
いちどに生まれる子供の数が減退、産まれたときの体重も減る。
臓器に損傷。肝臓、腎臓、脾臓、膵臓、心臓。。
精神面も不安定で攻撃的になる。
血糖値がおかしくなる。
疲れやすくなる。
皮膚に異常が。
ガンになる。
早死する。

人でも遺伝子組み換え食品の摂取をやめた患者は様々の症状が回復している。

過敏性大腸炎とかクローン病、胃酸の逆流、胃や腸の潰瘍、痛み、膨満、アレルギー、ぜんそく、生殖機能、腎臓病、脂肪肝、鬱病、注意力散漫、記憶障害、不安障害、自閉症、発疹、湿疹、乾癬、腫瘍、頭痛、関節痛、糖尿病、高血圧、不眠症、関節炎、グルテン過敏症、などなど。 

遺伝子組み換え食品による人の健康被害。ジェフリー・スミスも当初確信はしていなかったと言う。
しかし、医師が患者に食事をあらためるよう、遺伝子組み換えのものをやめたり、有機のものに代えたりするように勧めると、症状が改善した、治癒した、という例が多発(映画『遺伝子ルーレット』にもそのような医師や患者の証言が出て来るし、次作の映画はそのような患者家族の証言集だと言う)。彼も実際に患者の話を聞くなかで遺伝子組み換え食品の害を確信したと言う。

ジェフリー・スミスがアメリカ各地で行なった100何十回という講演。 聴衆に聞いても、3,600人を対象に行なった調査でも、遺伝子組み換え食品の摂取をやめて良くなったという回答。何がいちばん改善したかと聞くと、いつも1位となるのが「消化器(胃と腸)の調子が良くなった」、必ず2位に来るのが「前より体力がついた」という答え。そのあとに諸々の症状が続くと言う。

マウスの実験では赤血球を損傷したり、骨髄に毒性が生じたり、炎症反応が強くなったりしているし(*4)、人体への影響を見たこれまでの唯一の研究では、ラウンドアップ耐性を備えた遺伝子組み換え作物の遺伝子が腸内細菌に転移し、機能し続けていることが確認された。「Bt毒素が転移したら人間の腸が殺虫剤工場になるかもしれない」(ジェフリー・スミス)。

どうしてこんなことが起きる? 

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*1)棒グラフは上から順に、炎症性超疾患、腸内感染死亡率、出生障害、急性腎不全死者、C型肝炎、ADHD、不安神経症、統合失調症、自閉症、個別障害者教育法支援自閉症児、6歳児自閉症、肝臓がん・胆管がん、腎臓がん・腎盂がん、膀胱ガン、甲状腺がん、骨髄性白血病死者、糖尿病、脳卒中死者、老年性認知症死者、アルツハイマー病死者、パーキンソン病死者、肥満死者、高血圧死者、貧血症、認知症、不眠症、ビタミンD欠乏症

折れ線グラフは、ラウンドアップ(グリホサート)の使用量や遺伝子組換え作物の作付け面積

Graph 01.jpgGraph 02.jpgGraph 03.jpgGraph 04.jpgGraph 05.jpgGraph 06.jpgGraph 07.jpgGraph 08.jpgGraph 09.jpg 

出典: アメリカ農務省農業統計局、疾病管理センター、農務省、エネルギー省、 監視疫学成績プログラム

*2) 上のグラフはスミス氏の講演でスクリーンに映し出されたものである。

上映/講演会 主催:アジア太平洋資料センター(PARC)、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)、生活クラブ連合会、パルシステム連合会、大地を守る会、ほか
http://geneticroulette.net/download/MrJeffreySmithinTokyo0227.pdf

『遺伝子組み換えルーレット』DVD販売サイトhttp://geneticroulette.net/download/MrJeffreySmithinTokyo0227.pdf

roulettebanner.jpg 
原著:
Genetic Roulette: The Documented Health Risks of Genetically Engineered Foods Hardcover – January 31, 2007 by Jeffrey M. Smith

*3)インドではBt毒素を組み込んだ綿の畑で放牧した羊や牛が数日のうちに死亡
       2007年、アンドラ・プラデシュ州

すいぎゅう.jpg

 農民にも健康被害

ひふいんど.jpg 

*4)遺伝子組み換え大豆を与えたラットは肝臓が変質し睾丸が変色、細胞構造も変った。マウスでは生殖器に異変(いずれも欧州の研究)。ラットの子供の死亡率に差(遺伝子組み換えのエサを与えたグループでは50%、そうでないグループは10%、子供は親より小さなラットとなり、ハムスターでは3代目で生殖能力を失った。ラットの実験で高い死亡率、早死、腎臓の損傷、ホルモンのバランスの異常、腫瘍、うっ血肝や肝臓の壊死も報告されている。

Irina  Ermakov:  “Experimental  Evidence  of  GMO  Hazards”  (2007)
L.  Vecchio  et  al,  “Ultrastructural  Analysis  of  Testes  from  Mice  Fed  on  Genetically  Modified  Soybean”  (2004)
I.V.Ermakova:  “Genetically  Modified  Organisms  and  Biological  Risks” (2006)

ブタの長期的毒物学調査では胃の炎症が確認された。食肉処理場でも牛の変色や異臭を報告していて、消化器内の細菌に異変のあったことが疑われる。

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