バトルロイヤル選挙（１）アベノボケツ

「肉の正体」

今の時代、せこくなったものである。肉を食っているつもりが実は大豆やらなんやら謎の素材で作られた「肉もどき」だの「なんちゃって肉」だの「代用肉」だのを知らずに食わされているらしい。気をつけなくては。

この時代の極端な格差を考えると、まともな、嘘偽りのない純正な食材で飯食ってる人が１％、「もどき」、「なんちゃって」、「代用品」のたぐいでしか食えない人99％なんて世界がくるのかもしれない。

しかし、日本国民、国会ではすでに代用議員、議員もどき、なんちゃって議員、等々をあまた頂いている。しかも今度の選挙は代用政党、政党もどきによるなんちゃって選挙じゃないのか！

しかもこの国、有権者の半分は投票所に行かない「有権者もどき」という、「なんちゃって民主主義国」 なんちゃって！！



★国会を開いて議論せず終わる

首相みずから、なんちゃって民主主義だ。冒頭解散という無茶苦茶。

「#冒頭解散。学校もやってくんないかなあ。始業式で」（子供） https://t.co/sBXBSsFCEz

— 中嶋寛兵衛 (@noraneko_kambei) 2017年9月30日

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北朝鮮への対応が争点とばかり「国難突破解散」と命名。
「国難」なんて1930年代のファシズム台頭期の流行語を使うところがいかにも安倍。

「生産性革命」「人づくり革命」何でもかんでも「革命」。
これほど中身のからっぽな革命たちもちょっとない。革命的だ。



人づくり革命、幼児教育無償化も今回の選挙の争点というのだが、それなら国会の会期を続けて議論すればよし。「国難」のさなかに選挙をする大義たりえない。



隠しごと人解散

なんのことはない、これは「隠しごと人内閣」による http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-08-04
「隠しごと人解散」であった。それは隠せなかった。森隠しに加計隠し。
二つの疑獄で安倍の立場はいよいよのっぴきならないところにさしかかっていた。
そこへ野党民進党は代表の辞任、有力議員の不倫離党などで壊党きりもみ状態。
そこへ安恩の呼吸 http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-07-07 で
金正恩がミサイル発射実験を連発。安倍政権の支持率が回復。
そして野党は選挙への備えなどできていない。
今だ、とばかり、このタイミングを捉えた安倍の荒技、
戦後４回目の冒頭解散だった。
憲法が保証する専権事項だなんて菅官房長官が大嘘をついて。

バトルロイヤル選挙

ところがその直後に始まったのがバトルロイヤル。
口火を切ったのが小池百合子の新党「希望の党」立ち上げ。
さては手ぐすね引いて待ち伏せしていたか。
偽望の党　危暴の党　正体を現す排外主義・歴史修正主義の極右政党
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-09-26

「バトルロイヤル選挙」私は今度の選挙をそう名づけた。



バトルロイヤル。プロレスで、１対１あるいは２対２、３対３の試合ではなく、大勢がリングに上がり、自分以外の全員が敵。誰が誰と戦ってもよく、何人かの有志連合で１人をやっつけたり、同時多発的にリング上で大小様々の戦いが繰り広げられ、さっきは味方同士だったのに今度は敵となり、あるいはその逆もあり、、といった具合に、大混乱のなか様々の合従連衡を経ながら、どんどん選手が淘汰されリングから消えて行き、最後まで生き残った者が勝ち、という波乱万丈豪華絢爛疾風怒濤極弱肉強食悪非道盛者必衰東奔西走遠近両用の総天然色一大スペクタクル。



必ずしも強いものが勝ち残るわけではない。弱いものが束になって襲い掛かり、排除され易かったりもする。弱い選手も、要領よく立ち回れば健闘する。



それってまさに今の日本の政党をめぐる状況ではないのか？



ゴング鳴り響くや前原誠司が、代表になったばかりの自分の党130人あまりをを引き連れ、すわっ、小池の元に走る！
こともあろうに「希望の党」にだ。民進党がこれまで文字通り体を張って阻止しようとしてきた
特定秘密保護法や安保法制や盗聴法の賛成派に組した14人でできたばかりの
「希望の党」。皇国日本や戦争を美化する日本会議とのしがらみがらみの極右政党にだ。
その衝撃たるやすさまじい。

党の合流だと言う。わずか数日のうちのできごとだった。
一般議員に詳細は知らされずのままのあれよあれよ。
前原誠司がぐいぐい進めていった。
民進あっさり党壊。売られた花嫁。
小池百合子東京都知事が独裁者よろしく君臨する出来たばかりの極右政党に。

前原が右寄りなのは前はら知っていた。
しかし一体何を考えている。



なにがなんだか、元代表元総理大臣もわかっていないようだ。



たしかに訳わかんねー。



東京都知事選、都議選とただでさえ勢いに乗っている小池のこの公約はなんだ。
「原発ゼロ」「消費税増税凍結」
いかにも票を集めそうじゃないか。国民は脱原発派のほうが多い。
前原はそこに乗ろうと言うのだな。

原発推進派だったはずの小池のいかにも唐突な「原発ゼロ」。
選挙に勝つためなら、民進党などを吸い寄せるためなら、平気で嘘もつくというのか。
罠か何かじゃないのか？
あとで自民と一緒になって改憲？（一緒にならなくても可能？）
脱原発もやがてはやめて脱・脱原発？
豊洲だって最初は反対みたいなことを言っておきながら結局二枚舌だった。

過去の原発推進論とはどこでどう決別したのか。これまで、たとえば原発事故に関しても「むしろ安全性を再確認し、原子力発電の再出発に役立てる」とまで言っていた。
自然エネルギーは「補完的なもの」「メインのエネルギーになるには無理がある」「やはり原発は欠かせないエネルギー源」とも「原発は再稼働すべき」「核武装ありうる」とも。

小池が「極右」だなんて何にも知らなさそうなこんな有権者もけっこう多い：



小池は民進党まで飲み込んだ。自由党も？維新もすり寄る？
今後さらに急速に勢力を伸ばすだろう。
安倍と変わらない、安倍より怖い、ということを国民大多数から隠し通せれば。

安倍の運命やいかに？



安倍の背を緑のたぬきポンと突き

あああああ安倍晋三が落ちて行くうううう

安倍の背に鳥もち付けていたならば小池百合子も一緒に落ちた

前原の勇み足？ボケツ？気がつけば党は消えていた。
なんであんなに急いで「合流」した。

ところがだ。



選別すると言う。私んとこへ来い。と言って相手の党をやめさせておいて、
願書を受け付け、ただし、入党を認められない方々もおられます。

えーっ



しかもその基準はどうやら小池という名のAI人口知能のようである。




バトルロイヤルはつづく。

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