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不思議の国のアベシ 安倍語の研究 真逆編2 [安倍体制]

ボクシングのタイトル戦

ボクシングの試合でチャンピオンが挑戦者から逃げ回り、まともに打ち合わず、果ては反則まで繰り出し、勝ったとします。ノックアウトさえ食わなければと逃げ回り、それでも自分寄りの判定を下す審判が数の上で優っているので、そのまま逃げ切ってタイトルを防衛するのです。

挑戦者は正攻法で攻めてくるのですが、チャンピオンはまともに戦おうとしません。ひたすら逃げ回ります。観客には野次がうるさいと文句を言います。かと思えば自分から挑発したりもします。レフリーからもちゃんと戦いなさいと警告を受けながら、戦うそぶりを見せたかと思うとすぐクリンチに逃れる。威嚇や目くらましもありますが、もっぱら無意味な時間稼ぎと逃げに終始しました。

これならファンの支持を一気に失うのも当然です。しかも、チャンピオンのスキャンダルをメディアが掴み、いよいよそれが放送されると言います。

そこで機先を制して記者会見です。チャンピオンは用意した原稿を読み上げ、反省を口にします。しかし驚きました。彼は、相手のボクサーも含めて、ひどい試合をしてしまったと、相手の分まで詫びているような言い方をするのです。そればかりか、自分はいいこともたくさんしたと、その場で盛んに自分の宣伝をし、これまでの経緯を書き替えるようなことまでしました。



安倍内閣総理大臣記者会見
首相官邸 平成29年6月19日午後6時
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2017/0619kaiken.html

なんとも姑息と言うか卑怯と言うかよくもまあぬけぬけと

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

「この国会では建設的議論という言葉からは大きく懸け離れた批判の応酬に終始してしまった。政策とは関係のない議論ばかりに多くの審議時間が割かれてしまいました。国民の皆様に大変申し訳なく感じております」(安倍首相)

「この国会では〜応酬に終始してしまった」:主語は都合よく隠されているが、与野党全員のことを言っているような印象を与える。
「政策とは関係のない議論ばかりに多くの審議時間が割かれてしまいました」:時間が割かれたと受け身形で、この文にも「主語」(動作主)はなく、「誰が」時間を割いたか明示的には語られていないが、これも与野党全員という印象だ。
「国民の皆様に大変申し訳なく感じております」:これまた主語は表現してないが、語っている当人、安倍首相のような印象を与え、国会全体の出来ごとを(野党の分まで)謝罪するかのごとき、真摯な発言であるかのごとき印象を与える。

自分は見せかけの反省でちゃっかり点数を稼ぎ、問題の責任をこっそり相手にも押し付けようとしているのである。そのずるさ、図々しさには呆れる。首相は野党が「印象操作」をしているとこの期に及んでなおほのめかすが(「印象操作のような議論に…」)、それこそ自分が一貫してやり続けた「印象操作だ(『印象操作という名の印象操作』)。人の好い国民はこれでこれまでなら騙されたかもしれない。しかし、いくら政治部の記者など首相に対するNHKの協力があっても、もう見抜いてしまうだろう。嘘ばかり並べてるのが見え透いてバレバレなのが安倍の悲しさ。この会見も、首相の常套句を用いて一言で言うなら、「印象操作」そのものだったのだ。


印象操作のような議論に対して、つい、強い口調で反論してしまう。そうした私の姿勢が、結果として、政策論争以外の話を盛り上げてしまった。深く反省しております

印象派の巨匠、安倍晋三
自己宣伝と歴史の書き換え

会見における首相のさらなる自己宣伝は、国会会期中に数々の成果を上げたとするくだりや国家戦略特区(梅雨入りや安部は特区に終わってる』)、あるいは、今後取り組むとする政策だ。そして歴史の書き換えとは、自分たちこそ議論に応じようとしなかったくせに、責任を野党に押し付けていること。「テロを未然に防止するため、国際組織犯罪防止条約を締結し、国際社会と連携を強めていく。今回成立したテロ等準備罪処罰法は、そのために必要なものであります」というが、そもそもこの条約の締結に必要のない法律、テロ対策でない法律(『パレルモの嘘がバレるも』)、といった野党側の主張には耳を貸さず、その議論は深まらないまま、強引に禁じ手まで使って成立させたのだ。

「反省」
「丁寧な説明」の絶好のチャンス

「印象操作のような議論に対して」自分がそれに強く反応しすぎたと、ここは「私の姿勢」「深く反省」と言った安倍首相。「原点にもう一度立ち返り、建設的な議論を行い、結果を出していく。そうした政治が実現するよう政権与党としての責任を果たしてまいります」

ほう、いかにも心を入れ替えたかのような印象だ。

「何か指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たしていく」「国民の皆様から信頼が得られるよう、冷静に、一つ一つ丁寧に説明する努力を積み重ね」る、とも。

とても誠実そうな印象。そして早速その確証となる絶好の機会が訪れたではないか。官邸が加計学園岡山理科大学の獣医学部新設をごり押しした確証のような文書が新たに出て来たのである。萩生田官房副長官の発言とされるものが収められている。

「加計ありき」新文書でさらに 自民、閉会中審査拒否
東京新聞 2017年6月21日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062102000128.html

「10/21萩生田副長官ご発言概要」と題され
文科省局長と面談した萩生田氏の発言を文科省でまとめた文書とされる。
これによれば萩生田氏が、安倍総理きも煎りの話だからあんたら急げや、とせかしている。
萩生田氏「総理は『平成三十年四月開学』とおしりを切っていた。工期は二十四カ月」。
「官邸は絶対やると言っている」。
「四国」や「愛媛」の文字があり、いかにも加計学園が前提。
「学園事務局長を(文科省の担当)課長のところに行かせる」として加計学園の名前を挙げた。
和泉洋人首相補佐官からも、文科省に働きかけるように依頼された。


首相が働きかけている疑惑がここにある。その疑惑を晴らしたければ、首相は答えなくてはならない。
首相の言う「何か指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たしていく」「国民の皆様から信頼が得られるよう、冷静に、一つ一つ丁寧に説明する努力を積み重ね」るまたとないチャンスではないか!

ところがである

萩生田氏は全面否定。20日、「加計学園の便宜を図るために具体的な調整を行うとか、指示を出すことはあり得ない」。「行政をゆがめるような仕事はしていないときちんと証明していきたい」。

松野文科相は、文書は萩生田氏の発言と省内担当者の情報などが混ざったもので、「正確性を著しく欠いていた」と萩生田氏に謝罪(!)。

首相に説明してもらうことは「考えていない」(官房長官/記者会見)
閉会中審査は、拒否(自民党・竹下亘国対委員長)

そのつど丁寧に説明が聞いて呆れる。そのつど蓋。そのつど拒否ではないか。
いつまでしゃあしゃあと嘘を言い続ける気なのか安倍晋三?!

菅官房長官は、「そのつど丁寧に説明」という言葉だけが一人歩きしたのは残念とでも言うのか?

安倍首相は、その場しのぎに、嘘を並べただけのことだった。

「何か指摘があれば、一つ一つ丁寧に説明する努力を積み重ねたい」
「国民の厳しい叱声(しっせい)を重く受け止め、気を引き締めて政権運営に当たりたい」
「国会の閉会、開会にかかわらず丁寧に説明していきたい」

ここまで嘘を積み上げれば、もう倒壊するしかなかろう。

二階幹事長 など「丁寧な上にも丁寧にしっかり説明していく」と言っている。
嘘の上に嘘を重ねた、バカ丁寧な嘘か。

民進党は臨時国会(*)の召集を求めることにした。憲法53条によれば、いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は臨時国会の召集を決定しなければならないことになっている。安倍首相は「何らかの指摘があれば、そのつど丁寧に説明責任を果たしていく」と言ったのだ。証人喚問にも応じなくてはならない。さもなくば、いくら不思議な言葉あそびに満ち満ちた「不思議の国のアリス」のような安倍氏でも、誰もその言葉は信用しなくなる。私が特区にそうであるように。
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「加計ありき」新文書でさらに
東京新聞 2017年6月21日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062102000128.html

政権、「加計」新文書も否定=閉会中審査、応じぬ姿勢
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062000838&g=soc
菅義偉官房長官は20日の記者会見で、「首相は全く関与していないと明快に申し上げている」と指摘(明快に、、て、、ぬけぬけとじゃないのか?!。首相自身が会見などで説明することについて「考えていない」と述べた。(考えていない、、丁寧な説明だこと)自民党の竹下亘国対委員長は、民進党の閉会中審査実施の申し入れを拒否した。

民進、加計問題で閉会中審査を要求
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3081130.html
自民党の竹下国対委員長は、予算委員会の開催に否定的。
「加計学園の議論を聞いていたが、あの文書が本物だったとか誰が何を言ったとか、あれに終始している限りは集中審議は必要ない」(自民党 竹下亘国対委員長)丁寧な上にも丁寧じゃなかったのか!
民進党の国対委員長・山井議員は、真相究明のためには萩生田官房副長官と内閣府の藤原審議官の証人喚問が必要だと要求。竹下氏は「検討して返答する」。

*1
憲法第五十三条  内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。


「不思議の国のアリス」

アホ来ぬと目にはさやかに見えねども加勢のトーンにぞ驚かれぬる

時そばの手口を真似て安倍答弁

この世をばわが世とぞ思ふ望月の加計たることもなしと思へば

そもそも たまたま ずぶずぶ 擬音精舎の鐘の声

積み上がる状況証拠「天の声」

安倍語の研究 真逆編 私は責任をとる

加計が来て町の家計は火の車ちょうし狂いて財政破綻

時代はTKS テメーノコトジャン症候群

印象操作という名の印象操作

共謀罪法案は論拠を失った 政府に残る手立ては詭弁と強弁と印象操作のみ

証人喚問が必要ないという理由は?必要ないというのがその理由だ

僕ちんは国家なり

『受けて立つ → 逃げる 安倍語の真逆語法 3』
『私は責任をとる  安倍語の研究 真逆編1』

文科省の役人次々と文書偽造てか?
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嘘の上にも嘘しっかり重ね
党あげて?

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被害者てか
歪みを正す.jpg
下がる支持率正す会見?
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と言いながらこんな写真が
歪められた事実は一切ない菅.jpg


と言いながら菅官房長官、発言を裏打ちする事実は一切挙げない。
安倍首相の「一点の曇りもない」と同じくなにいってんの、だ。
閣議決定もしかり。
「一方的一件落着宣言」「歴史の書き換えにお墨付き」という論争集結手法、疑惑もみ消し手法は、
もはや通用しない。
獣医学部新設を急がせる.jpg




DCSAcbeUMAAn4g0.jpg加計学園に一切触れないNHK記者
★政治部が安倍を支えてNHK 社会部からは新たな文書



【与党内からこんな声も】都議選・自民党候補者「安倍総理と一緒に写ったポスターでは選挙を戦えない」(ひるおび・朝日) http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/31248

いつまでもやってろ
この船は沈みません閣議決定.jpg
いつまでも言ってろ
沈みゆく池の中から手が伸びて印象操作印象操作.jpg

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