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黒川の流れは絶えずして弁護士資格も退職金も失うにあらず [安倍体制]



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黒川の流れは絶えずして
弁護士資格も退職金も
失うにあらず

淀みに浮かぶうたかたは
かつ不起訴かつ略式起訴
厳しく罰せられたるためしなし
世の中にある悪人と救済と
またかくのごとし

鴨碰吃『方雀記』


黒川元検事長の略式起訴は大甘 退職金も弁護士資格も無傷
日刊ゲンダイ 2021/03/19
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286717

黒川の賭け麻雀に対しては法務省が「懲戒」案だったものを
首相官邸がそれよりはるかに軽い「訓告」にすり替えて、、
ということを去年書いていたが、、
『長州屋、おぬしもワルよのう ~訓告は誰が決めたのか』
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2020-05-26

黒川弘務というのは、安倍らが検事総長に据えようとしていた男。
検事長から検事総長という司法の入り口・検察のトップに据えて、
自分らの悪事の数々を見逃してもらおうという魂胆だったわけだが、
安倍らは法務省の人事に介入したり、
口頭決裁だの定年延長だの検察庁法改正だのと、
なんとか黒川を検事総長にねじ込もうと
次から次に無理筋を繰り出した挙句、、
思いもかけぬ黒川の賭け麻雀癖が発覚、、
世論の反発(SNSでの盛り上がり)で
さしもの安倍らの企みもついについえたのだった。。

日本は麻雀に救われたのか。
麻雀なるものが世の中に存在してなければ、
今頃、黒川検事総長のもと、
安倍らはデタラメのやりたい放題、、

いや、黒川検事総長が実現しようがすまいが、
検察というのは安倍らの悪事は見過ごすもののようでもある。。

東京地検は去年7月、賭け麻雀の黒川を不起訴としたが、
検察審査会が12月に「起訴相当」と議決
(=地検が、裁判にしないという決定を下したのだが、
検察審査会というところが、裁判にするのが正しいと結論)。

もし、東京地検が再び「不起訴」とすれば、
検察審査会は2度目の「起訴相当」を出すだろう。
そして黒川は「強制起訴」され、裁判になろう
というところだった。

だから検察は今回、「略式起訴」にしたのだ。
これで裁判にはならない。

しかも単純賭博罪だ。50万円以下の罰金か科料ですむ。
黒川の場合、常習賭博罪(懲役3月〜5年)ではないかと思えるのに。。

略式起訴なら、公開の法廷ではなく、
非公開の書面審理で罰金などを決める。

略式起訴にしたことについて東京地検は
「検察審の議決を真摯に受け止めた」
などと言っているそうだが、
「真摯に」という言葉は、安倍政権以来、
ごまかしのために使われるのがもっぱらである。

黒川の“救済”に動いているのだ。

黒川を刑事告発した
「菅政権による検察・行政の強権支配を糺す会」の
藤田高景代表:

「裁判になれば、禁固以上の刑に処せられる可能性があります。
禁錮刑以上の刑が確定すれば、黒川氏は弁護士資格を剥奪される。
5900万円とされる退職金の返納の義務も生じます。
罰金刑なら弁護士資格も退職金も守られる。
略式起訴は究極の救済策ですよ」

「究極の救済策」と批判 黒川氏告発の市民団体
時事通信 2021年03月18日18時02分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031801110&g=soc

黒川氏を刑事告発した市民団体
「菅政権による検察・行政の強権支配をただす会」も
「究極の救済策に他ならず、断じて許されない」としている。

安倍らを庇う者は罰を免がれ
後々まで面倒を見てもらえて
出世、栄転、悠々自適というのが
佐川に始まり黒川へと続く
ゆく川の流れ
谷を経てこのところは谷脇にそれたり
山や田にも注ぐようだが
もとのままの濁った水
淀みに今もうたかたが
次々と現れては消え
消えては現れ
浮かんでいる


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ゆく川の流れは絶えずして
配川も、、

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