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「日本型リベラル」論と厚顔睾丸抗癌コーガン無知! [安倍体制]



おったまげた。産経新聞に載った竹内久美子氏の「「日本型リベラル」の真相は何か」と題する珍説

「共産主義、社会主義では何より「貧富の差がないこと」や「平等」が重要視される」。こういう思想に惹かれる男には隠された理由があり、それは、「自分は稼ぎが多くない。稼ぎのいい男が女にモテるのはけしからん。自分は男としての魅力に欠け、女が寄り付かない。こういう自分にも「平等」に女を分け与えよ!」という心理であり、だから、共産主義、社会主義が「女にモテない男にとって、このうえなく心地よい響きを放つ」のではないかと言うのだ(!)。

そして「わざわざ「日本型リベラル」と名づけられるほど、日本に共産主義、社会主義に惹きつけられる人間(特に男)がなぜ多いか」、それはたまたまではなく、「まず日本人の男が、欧米やアフリカ系の男と比べ、男性ホルモンの代表格であり、男の魅力を演出する、テストステロンのレベルが一般的に低いため、普通は彼らほどには男としての魅力がないから」ではないか、と言う(!)。

「日本人の男のなかでも、テストステロンのレベルが比較的高い男は、男として魅力的で浮気もしがちになるだろう。」「しかし、テストステロンのレベルが比較的低い男は、男の魅力に欠けるし、浮気もしない(浮気したくても女に相手にされない)。この後者の男たちが、共産主義、社会主義にこのうえなく惹かれ、「日本型リベラル」と呼ばれる特有の存在となる可能性がある」。

「日本型リベラル」とは竹内氏によると「共産主義、社会主義が失敗に終わり、所詮は絵空事でしかなかったと判明した今でも、その思想にしがみついている人々」であり、「わざわざ「日本型リベラル」と名づけられるほど」日本には「共産主義、社会主義に惹きつけられる人間(特に男)が」多いとのことだが、その勝手な主張に、「私は数じゃないと思います」の菅官房長官じゃあるまいし、数字も根拠も何もない。この「正論」を退けるにはそこを突けばそれですむ。

思うに、欧米のほうが格差への反対や平等に惹かれる人間はよほど多い。これですでに竹内久美子氏の議論は成り立たない。何と言っても社会主義、共産主義の発祥の地だヨーロッパ。フランスでは去年まで社会党政権だったのを知らないのか竹内女史。今こそ議席を大きく減らしているが、現政権には労働者が反発し、国鉄が3ヶ月の大規模ストに突入したばかりだ。政権は取るわ、ストはするわ、日本なんかと比べ物にならないほど、社会主義的考えへの支持があると思うがな。

ドイツは社会民主党が緑の党と連立政権を組んだり、保守のキリスト教民主同盟CDUらと大連立を組んだりしてきた。今もすったもんだの末、再び大連立で政権を担っている(議席は150くらいかな)。

イギリスは社会主義政党の労働党がトニー・ブレア以来「新労働党」などと言って新自由主義に走って中道寄りにブレたが、今またジェレミー・コービンという左派が党首だ(約260議席)スペインでは左翼政党ポデモスが躍進してもす(議席40あまり、第4党)。

竹内氏が言うように「共産主義、社会主義が失敗に終わり、所詮は絵空事でしかなかったと判明した今でも、その思想にしがみついている人々」が、男性ホルモンが少ないために特に日本の男の中に多い、というのであれば、日本でもフランスやドイツやイギリスのように左翼政党が政権を担ってたりしても不思議ないはずだがな。

さすがに資本主義の根城アメリカでは共産主義は「悪」とみられているが、それでも「貧富の差」に反対する人は少なくない。ひょっとすると日本人以上かもしれない。2年前の大統領選では民主党の候補指名争い、「民主的社会主義」を標榜したバーニー・サンダースが一大旋風を巻き起こし、ヒラリー・クリントンと接戦を演じたのは記憶に新しい。

欧州の人は、個人的に出会うNGO関係者や活動家、専門家、学者でも、自分は社会主義者だとはっきりと言う人に、何人も出会った。そういう人は日本人より多いと感じるよ。

ということで新語百番勝負

【睾丸無知】
厚顔無恥にも睾丸に関する知識に欠けること。

【睾丸無恥】
恥ずかしげもなく睾丸をさらけ出したり睾丸のことで珍説を展開して無知をさらけ出したりすること。

【用例】
「日本型リベラル男はキンタマが小さい」という珍妙な言説を展開する竹内久美子は、睾丸無知無恥にもほどがある。左翼政権が生まれるヨーロッパの男たちのキンタマが小さいとも思えない。あるいは大統領選挙の民主党候補選びで一大旋風を巻き起こした「民主社会主義」のバーニー・サンダースを支持したアメリカの男たちのキンタマも。

洗馬橋 たぬきのキンタマ.jpeg
熊本は洗馬橋のタヌキ。竹内説によればこのタヌキ、右翼?

しかし1個しかなかったというヒットラーにしても竹内説への反証だな。
『ヒットラーは片金だった』
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2015-12-22

「日本型リベラル」の真相は何か
動物行動研究家 エッセイスト 竹内久美子
産経新聞 「正論」2018.3.28.
https://www.sankei.com/column/news/180328/clm1803280004-n3.html

産経が「リベラルの男はキンタマ小さい」なる説を堂々掲載!
筆者の竹内久美子はデタラメ動物行動学でLGBT差別やレイプも正当化
リテラ 2018.3.31.
http://lite-ra.com/2018/03/post-3918.html

追記:「ブログ・サークル」で面白い書き込みを頂いた:

う~ン。そもそも「共産主義、社会主義では何より「貧富の差がないこと」や「平等」が重視される」という決めつけがだいぶん危ういです。「動物行動研究家 エッセイスト 竹内久美子」とは誰ぞ?誰か知らないですけど、2世紀近く前の古~い「共産主義」観の持ち主ですね。「平等志向の共産主義」なんて、とっくの昔にマルクスによって批判済みなんですけどね。マルクスのような「権利は不平等でなければならない!」と主張する共産主義者の存在を、だれか竹内さんに教えてあげてください。


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【抗癌無知】

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