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韓国と北朝鮮、連邦国家創設へ 平和協定、半島非核化も [北朝鮮]

朝鮮戦争の停戦協定を平和協定に転換、半島非核化も

韓国と北朝鮮、連邦国家創設へ

北朝鮮は1987年に、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換することや韓国との連邦国家創設などを、旧ソビエトを通じてアメリカに提案していたことが先月末に明らかになりましたが、今月予定される南北の首脳会談を準備する両国外交団の協議の中で両国首脳が同様の提案に賛成であることが確認されました。これによりますと、韓国と北朝鮮はおよそ30年前の提案にあったように朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換するとともに、南北で連邦国家を創設するというものです。

北朝鮮はまた5月に予定されるアメリカとの首脳会談で体制の保証を条件として非核化を受け入れる意向とも伝えられます。

創設される韓国と北朝鮮の連邦国家は、一国二制度の高麗連邦とし、一年ごとに首都を平壌とソウルで交代、中立国宣言をするとのことです。そして、南北双方が兵力を10万人未満にまで削減し朝鮮半島から外国軍が撤収することなどがこれまでのところ提案されています。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、これまでも非核化に関しては「軍事的な脅威が解消されて体制が保証されるならば核を保有する理由はない」とか、「米韓両国が平和のために段階的かつ同時に措置を講じれば解決できる」などと述べていました。またアメリカのトランプ大統領も、南北のこの動きにこの日、首都ワシントンで緊急記者会見を行い「私は柔軟な人間だ。朝鮮半島の緊張が緩和され平和と安定に向かう動きであり歓迎したい」と賛意を表明するとともに、「来月の小さなロケット男との会談が待ち遠しい」と期待感を語りました。

今回の劇的な動きについて、アメリカの専門家らの間でも「トランプ大統領は人気も低迷し2年前の大統領選挙にロシアの介入を許した疑いから最近浮上した買春疑惑まで様々の問題で窮地に追い込まれつつあるだけに、朝鮮半島の非核化で得点を稼げれば大きい。賛成しても不思議はない」との見方がもっぱらです。北朝鮮の指導者との直接会談ですら、これまでのどの大統領もなし得なかったことです。そのうえ、朝鮮半島に連邦国家ができたり非核化が達成されたりすれば、非常に歴史的なことであり、アメリカの有権者のトランプ大統領に対する評価も一変し、中間選挙で共和党が上下両院を制することや、2年後の大統領再選すら視界に入ってくるでしょう。

文在寅韓国大統領は、このまま順調にことが運べば、金正恩委員長とトランプ大統領と私とでノーベル平和賞かもしれないと側近に語ったとも言われます。一方日本の安倍首相は、このような流れとなってきたのも、日本が「圧力あるのみ、最大限の圧力を」と一貫して主張したからこそであり、日本のリーダーシップによるものとの認識を示しました。麻生財務省は「オレは新聞読まねえからどうなってるか知らねえな」と語っています。

(三日月禹塑子/東虚新聞 2018.4.1.)



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