SSブログ

明治維新150年 官房長官記者会見 [時爺通信]

記者:東虚新聞の三日月です。明治維新150年、国が先頭に立ってその記念事業を推し進めるというのは問題ではないですか。それに便乗して焼酎を売り出してひと儲けなんて話もあるようです。それが自民党に献金として還流しますし腐敗・癒着の構造ではないですか。
20727845_1899737650289025_6071994419342968591_n.jpg
長官:一切問題ありません。大きな節目で、明治の精神に学び、日本の強みを再認識することは重要です。批判は一切あたりません。
20664084_1899725330290257_968099717021105478_n.jpg
記者:しかしそもそも、、

横に立ってる意地悪なおじさん:社名と記者名をお願いします。

記者:あ、はい。東虚新聞の三日月です。そもそも薩長政府は、権謀術数と暴力で勝ち取った政権を、「維新」の美名で飾り自分たちを正当化したのです。正当化。そうです。それに尽きると思います。ん?なんか長官の口癖が移ったですかね。「官軍」も「勝てば官軍、負ければ賊軍」それ以上でもそれ以下でもありません、て、また似たような口調になっている。。いずれにせよ、、、

怖いおじさん:簡潔にお願いします。

記者:あ、はい、いずれにせよ、「賊軍」なんて言い方は差別用語もいいとこ。薩長が正義で、江戸幕府は頑迷固陋な圧制者、薩長土肥の若き勤皇の志士たちが守旧派の幕府を打ち倒して新しい国をつくった、立派な人格者たちが率いた正義の戦い、すばらしい大改革、それが明治維新、というのは薩長政府の主観です。自己正当化、ひいては戦前の軍国日本に至る歴史のプロパガンダですよ。そこにNHKの大河ドラマまで加担して安倍政権と一緒に「勝てば官軍」の歴史に回帰すれば、ふたたび戦争の道、国滅ぶ道ではないですか。

長官:それがあなたの主観ですから。

記者:東虚新聞の三日月です。いえいえ、調べてみるとそれを裏付ける歴史的事実がたくさんありまして、、そもそも明治維新という言い方も始めはなかったのです。「御一新」と言われていました。それを中国古代の詩編から威信を借りてきた「維新」を使い始めたのは長州の人たちで、、

威圧的なおじさん:簡潔にお願いします。

記者:明治14年あたりから「明治維新」を使い始めているんです。長州の連中が肥前の大隈重信らを追い出して政権を奪った年です。「明治14年の政変」ですよ。薩長政府が、権謀術数と暴力で奪った政権を、「維新」の美名で飾りたて正当化した、それをいまさら国をあげてお祝いするってどう考えてもおかしいですよ。「賊軍」とされた地域はずっと差別され続けて今日に至って、、

事務的なおじさん:これにて記者会見を終了いたします。

(東虚新聞 2018.1.28.)

「明治維新150周年、何がめでたい」
半藤一利 東洋経済オンライン 2018年01月27日
http://toyokeizai.net/articles/-/205960


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リックを!  にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
      ↑  クリックどうかよろしく  
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

続きを読む


nice!(0)  コメント(0)