SSブログ

「夜の街」と呼ぶのはやめて「社交飲食店」に [ことば]


またまた安倍政権お得意の言葉によるごまかし


コロナ対策「アドバイザリーボード」再開 「夜の街」呼称やめ「社交飲食店」に
 
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200714/k00/00m/040/243000c

そこだけ悪者に仕立て上げることに変わりはない。

呼び名を変えるだけの小手先の対応をしても
歓楽街への偏見が和らいだり
コロナ感染の拡大が抑えられるわけでもあるまい。

「社交」と言う言葉が、これまでになかった陰影を帯びるようになるだけのことか。
「社交ダンス」というとこれまで以上に濃厚な感じになる?

娘が「社交界にデビュー」しましてね(歌舞伎町でバイト)。
私はあまり社交的ではないです(あまり歓楽街には行かない)。

しかも「アドバイザリーボード」だ。
「諮問委員会」で何の不自由があろう。

そのうち加藤厚労省もミニスターか。
安倍キャビネットの。
いい加減にしてほしい。

加藤勝信.jpeg 加藤厚労相

フェイスブック友1:「トルコ風呂」の呼称をやめて、
「特殊浴場」と言い始めた時のこと、思いだしました。
何も変わりませんでした。どちらも、欲情する場所でした。

のら猫:トルコ(国)の抗議を受けて、でしたよね、確か。
これにならえば、「特殊飲食店」ですかね。

フェイスブック友2:イブニングドレスとかタキシードのような
社交服着ているんですかね? キャバクラやホストクラブ。
行ったことないから分かりませんが。


ヒロシです。私は「社交界」で働いていたことになるらしかとです。



-あなた、また社交飲食店に行ってたのね!
-だって、結婚するときもちゃんと言ったじゃないか、俺ってすごく
 社交的な人間だって。

フェイスブック友3:沖縄では「社交街」という言葉があります。他府県ではどうでしょうね。

今、社交飲食店で起きていること。

フェイスブック友4:英訳にはこの変更をどう反映させるんだろう。
NHKでも「夜の街」をNightlife districtと訳してるけど、
これからはこの「社交飲食店」への変更を受けて、、何と訳す?
social restaurant? socializing restaurant? とてもヘンだよ。

のら猫:それを言うなら、居酒屋だってsocializationの場ですからね。

とにかく下手な新語でもって日本語、日本社会、政治などなどが壊れつつある。
やたら説明的で長くなってゆく。語源明瞭型用語の羅列。
そして意味的にはどんどん細分化。へんな政治的な婉曲もなされる。

その結果、カタカナ語や官僚的な冗長な漢語が増産されてゆき、
だからといって、現実は一向によくならない。
たとえば、なんで「エビデンス」なんてことばが幅を利かすようになるかというと
日本語の「証拠」だとどうも犯罪の臭いがしすぎる、と日本人は感じるらしく、
科学的な根拠とか、論拠というような場合、
「証拠」と訳せずに(訳しちゃえばいいのに)ブレーキがかかって、
「エビデンス」と言うことになってしまう。

accountability「説明責任」なんてのも下手な訳語で
(すでに日本語での「説明責任」の使われ方は英語でのaccountabilityとは
別物になっている(日本では、説明すればそれでことが済むような意味合いで
多くの人が使っている)。すでにresponsibilityということばがあり、
それには漢字二文字で「責任」と言っているのだから、accountabilityも二文字で「●任」
といったことばを造語すればよかったのだ。西周のように明治の造語は漢語二文字。

ところが今の訳語、造語は「説明責任」みたいに漢字4文字とかが多い。
そしてついに社交飲食店(5文字)。次は敵基地自衛型合憲的非先制防衛とでもするのか。。

その間、「夜の街」もそうだが、やまとことばはどんどん日の当たらない、
何か偏見や差別の染み付いた薄汚いはきだめみたいなところにどんどん押しやられてゆく。

←応援クリックを
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ ←上下ふたつともどうかよろしく!

一方こちらは「敵基地攻撃能力」に代わる新語を模索中

↓ ↓ ↓ ↓ ↓


敵基地攻撃、新名称探る 先制攻撃と区別(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61253470X00C20A7PP8000/

そもそも「敵基地攻撃」ということばからして変だった。
「敵」が余計だ。
攻撃する相手は「敵」にきまってる。
「基地攻撃」で十分なのだ。
そこにわざわざ「敵」の語を入れるのは
憲法を逸脱するものではありません、正当な攻撃です、
と印象付けたいからに相違あるまい。

そこへもってきて今度は、陸上イージスを放棄した直後の動き、、
「攻撃」の語をもっと正当化できるものへということだ。

そこで「自衛反撃能力」だの「敵基地反撃能力」だの
「スタンドオフ(離れた場所からの)防衛」などというのが
候補に上がっているのだと言う。

日本が戦争をできる国に踏み出した「安保法制」を
「平和安全法制」と呼んだ政府。
兵器輸出は「防衛装備移転」だし戦闘は「衝突」だ。

大日本帝国の婉曲表現の伝統そのものじゃないのか。
敗戦は「終戦」、全滅は「玉砕」、敗走は「転戦」。
これらは私が「負け惜しみ婉曲表現」と呼ぶものだが、
安倍政権の一連の言い換えは、姑息なというか苦し紛れのというか、
「違憲ごまかし婉曲表現」である。

「敵基地攻撃」ではなく「自衛反撃」 積極自民に公明は
朝日新聞 https://digital.asahi.com/articles/ASN7B7H84N7BUTFK00G.html




敵基地への攻撃力の保有検討 河野防衛相が強調
東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/41470


社説:敵基地攻撃能力 議論が飛躍しすぎている
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20200708/ddm/005/070/102000c

イージス・アショアなどと防衛関係にもカタカナ語を使い始めている日本。
案外これもスタンドオフ・ディフェンスなどと呼ぶことにするのかも?
スタンドオフだなんて、ラグビーじゃあるまいし。

フランスの映画にまで英語の題名という日本
政治や軍事のみならず文化においてもアメリカの属国


とにかくいろんな形で日本語を崩してくれるよ

「西村大臣の発言に、ネットでは「日本語がおかしい」という指摘が相次いでいる。

《え、お願いされた事を拒否したら罰を受けるって日本語おかしくない?》
《「お願い」を断ったら「罰」って、それは一般社会では「脅し」と言うのでは?》
《日本語分かってないんじゃないか?》

《日本語では拒否できない要請というものを命令あるいは強制はたまた強要といいます》

要請拒否に関する罰則のため、法改正を検討していく方針だという西村大臣。

いっぽう、休業補償については「法律上非常に難しい」と記事の中で発言している。
そのため、こんな声も上がっている。

《「休業補償」は法律的に難しいが、「国民の自由と権利の制限」は法律的に可能って言ってるの?》
《私権の制限については法改正まで検討するくせに、
 休業要請に対する補償規定の新設については「法律上は非常に難しい」と否定するって》
《賞罰の罰だけってなんだそりゃ》
《政府は公共の福祉の限界に挑戦?》」

  ←お手数ですがどうかクリックを!

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ ←人気投票、これもクリックして頂けると嬉しいです。

ありがとうございました! m(_ _)m

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。