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平気で嘘をつく人たち 安倍は今ココ:「黒川氏と会ったことない」「定年延長は法務省が持ってきた話」 [アベラ国]

櫻井よしこのインターネットテレビで安倍が語ったところによると、
黒川弘務の定年延長は法務省の官房長が持ってきて頼んだということである。

人事への介入などありません.jpg

櫻井よしこ:黒川(弘務)さんの定年延長問題について法務省の官房長が官邸に持ってきて頼んだと、
それで、その、今、検事総長の稲田(伸夫)さんがお辞めにならないから、
黒川さんの定年延長ということをお願いしたというふうに推測されるんですが、
法務省の官房長が官邸に持ってきて頼んだということも、これは本当ですか?

安倍首相:あの、私もあの詳細については、ま、承知をしていないんですが、基本的にですね、
あの、おー、検察庁の人事、については、えー、検察のトップも含めた、あー、その総意でですね、
こういう人事で行くということを、持ってこられて、ま、それはそのまま大体我々は承認をしている
ということなんですね。

櫻井:官邸が介入してそれを変えるとかそういったことは、、

安倍:それはもうありえないですね。

櫻井:ありえない

安倍:ありえないですね

櫻井:全くなさっていない。

安倍:ええ。



ところが、その後、この映像はインターネットから削除されたとのこと。
私はツイートに流れているものから頂いた。

2月8日の誕生日に63歳となる黒川弘務東京高検検事長はそのまま退官のはずのところを
1月31日に安倍は閣議決定をして黒川の定年を延長した。
こういうのが、安倍内閣の意向ではなく、「法務省の官房長が法務省の官房長が官邸に持ってきて頼んだ」
ことだというのか。

ところが、2月21日の読売新聞が伝えるところでは全く違っている。

検事長の「定年延長」が波紋…政府、苦肉の法解釈変更
2020/02/21 読売新聞 https://www.yomiuri.co.jp/national/20200220-OYT1T50262/

これには「次期検事総長の人選は、昨年末から官邸と法務省との間で水面下で進められた。
同省から複数の候補者が提案されたが、安倍首相と菅官房長官は黒川氏が望ましいとの意向を示した
という。
検事総長の在任期間は2年前後が多く、2018年7月に就任した現在の稲田伸夫検事総長は今夏に
「満期」を迎える。検事総長の任命権はあくまでも内閣にあるが、歴代検事総長は原則、
法務・検察が若いうちから育てた候補者を政府が追認する形が取られてきた」

下線は私が引いた。

安倍の嘘「今ココ」は、これにとどまらない。

首相、黒川氏との関係否定 「2人で会ったことない」
2020/5/15 共同通信 https://this.kiji.is/634030838887449697

これも15日夜の桜井よしこ氏のインターネット番組だが、
「私自身、黒川氏と2人で会ったことはないし、個人的な話をしたことも全くない。大変驚いている」
と語ったというのだ。その映像は入手できずにいる。

で、何が可笑しいって、新聞にちゃんと安倍が黒川と会っていることが出ているのだ。

首相動静―12月11日
朝日新聞 2018年12月11日 23時24分
https://digital.asahi.com/articles/ASLDC6K4BLDCUTFK01M.html

【午後】・・・4時7分、太田氏出る。可部哲生理財局長加わる。15分、全員出る。
25分、黒川弘務法務事務次官。34分、谷内正太郎国家安全保障局長、北村滋内閣情報官、
宮川正内閣衛星情報センター所長。・・・

これだけ明々白々なことで嘘つく。

こうなると逆に、加計孝太郎としょっちゅう一緒に焼肉食ったりゴルフしていながら、
国家戦略特区申請の話を一度もしていない、仕事の話はしない、といった安倍の答弁や、
モリカケで私から指示を受け取った人はいない、なんてのが、
すべて真っ赤な嘘だということを証明したようなものだ。



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この男は嘘も現実ももう区別つかなくなっているのか?!

戦慄を覚えるのは私だけではないと思いたい。

定年延長だ、口頭決裁だ、つい言い間違えた事件だなんだかんだと、
この流れがよく分からないという人には、
のら猫が分かりやすく解説してしんぜよう。
若い人とか、安倍さんって頑張ってるじゃん、とか思う人は特に
ぜひとも続きを読んでほしい。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

< 黒川氏の定年延長は法務省側から持ってきて頼んだ話 >
< 黒川氏とは「会ったことない」>

ここまで来るともはや常軌を逸している。
安倍首相も森法相もまるで精神が破綻したかのよう。

いや実は、私自身もう頭が変になりそうだよ。
ぎりぎり何とか持ちこたえてきたが
もーー限界!


また、のんびり屋のキジトラとの会話だ:

キジトラ:寛兵衛は、発狂の瀬戸際なの?なんで?

寛兵衛:いや、その、安倍が、黒川に会ったことないとか、黒川の定年延長は自分の意向じゃなくて
法務省が持ってきた話、とか、とんでもない嘘を、かますからさ。

キジトラ:黒川って安倍が検事総長に据えたがってるおっさん?

寛兵衛:そうなんだよ。検事総長って検察のトップ。絶大な権力持ってんだよ。
総理大臣だって逮捕させられる。
そして裁判にかけるかどうかを決められる。
だから、行政の一部でえある検察なんだけど、司法の入り口、それを誰になってもらうか、本来は
政府が勝手には(=「恣意的に」ってやつ)決められないはずなんだよ。国の仕組みの上で。
行政と司法(と議会)が独立してなくちゃいけないからね(=三権分立)。

キジトラ:ところが安倍は司法まで自分の強い影響下に置きたい。自分のお気に入りを起用して。

寛兵衛:そういうこと。行政府と司法の独立(行政と司法と立法の三権分立)を
崩そうとしているから安倍は怖いんだよ。
安倍は破壊者。このまま行けば独裁者。
ってーか、もうかなり独裁者になってるけどね。
でもここで止められなかったら日本はいよいよ本格的な独裁国家になってしまうよ。

黒川がどんなやつか、どんなことをしてきたやつかを知れば、安倍の下心は丸見えだ。
それについては『「黒川の正体」への招待』で読んでくれたよね。

キジトラ:うん。『重宝する検察庁法「安倍晋三の不逮捕・不起訴工作」』のら猫 寛兵衛
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2020-05-13

寛兵衛:で、その、絶大な権限のある検事総長、今は稲田伸夫って人で、
今年の7月に就任以来2年が経つことになり、慣例に従えば引退だ。
しかし黒川は今年の2月8日の誕生日で63歳だから検察庁法(63歳が定年)により
その前に退官しなくちゃならん。そして検察庁法に定年の延長は規定してないんだ。

キジトラ:安倍にしてみれば、やばいなあ、黒川ちゃんにはいてほしいなあ。
黒ちゃんに検事総長になってほしいなあ。
これまでもいろいろ助けてもらってるからなあ。
黒ちゃんがいないと、俺は捕まって裁判にかけられて、牢屋に行かなくちゃならなくなる。。。

寛兵衛:まさにそう思うわけだよ。すごく心配してんだよ。

そこで安倍はそれこそ国の仕組みを壊してしまうような
実に強引なことを次々にやって黒川をつなぎとめてきてるんだ。

わざわざこんな不自然な無理なことを安倍政権がやっていながら、
それが < 法務省から頼まれた話を実現するためだった >てありえないだろ。
よくもそんな見え透いた嘘をぬけぬけと、、というので私は頭が変になりそうなのだにゃ。

キジトラ:安倍、どうしたの?

寛兵衛:まず、

1月31日に黒川の定年延長を一方的に決めるんだよ。閣議決定ってやつ。
内閣で決めました〜。これで行きます〜。定年を半年延長です〜、と。
これまでも変なことをいろいろ閣議決定してきている安倍だけど。

キジトラ:安倍は、これでひとまずやれやれ、これで黒ちゃんが引退せずにすんだよ。

寛兵衛:ところが、

2月10日に国会で山尾志桜里議員が言うんだよ。そんな閣議決定は通りませんよ、と。
国家公務員法では60歳が定年で、延長も可能となっているんだけど、
で、安倍らは、そこを拠り所にしようとしたんだけど、
国家公務員法は一般法で、検察庁法は特別法。検察庁法のほうが上位。上に来る。
政府自身「国家公務員法は検察官に適用できない」って答弁してた。1981年に。
そこを山尾志桜里は指摘したんだ。そして、

2月12日に野党は人事院の松尾恵美子給与局長って人に質問して、政府は今もその考え
(国会公務員法は検察官には適用できない)を引き継いでいるという答弁を引き出したんだ。

ほれ見ろ。一般法である国家公務員法の規定は、特別法である検察庁法に規定される検察官には、
適用されないのだよ。黒川の定年延長なんて無理筋だ。

キジトラ:安倍は困っただろうね。国家公務員法にある「定年延長」は検察官には「適用されない」。。
困ったなあ。黒川ちゃん、引退かよ。誰が僕ちんを守ってくれる?。。やばいなあ。。

寛兵衛:そこでだ。悪知恵が働くってえか、安倍、次の手だ。

2月13日になって、< 法律の解釈を変更しました > と言い始める。
昔はそうだったかもしれないけど、今は考え方変えたんだからね〜、と。

キジトラ:ええ?!そんな勝手な話ってあるの?

寛兵衛:ま、アベラは前にも勝手な法律の再解釈、やってる。集団的自衛権。放棄してたはずなのに、
日本も保持することにする、とか、今に始まった話じゃない。でも、前の日に人事院の松尾さんは、
はっきり言ってた。「国家公務員法は検察官に適用できない」という考え、今も引き継いでいる、と。

キジトラ:松尾さんとしては、プレッシャーだね。安倍首相が、法律を再解釈したとか言い始めている。
このままだと私は間違った答弁したことになる。。松尾さん困ったはずだよ。

寛兵衛:で、どうなったかというと、

2月19日、人事院の松尾局長、先の答弁は「つい言い間違えました」と言ったのだよ!

このときは私もぞっとしたね。そんな手があったか!
松尾さんも、何か呆然とした表情だったね。
なんか人格を破壊された、亡霊か何かのような、一種、なんとも描写しがたい表情だった。
アベラがそう言わせたのだ。
有形、無形の圧力がかかったのだろうね。
ほんとぞっとしたよ。

キジトラ:「つい言い間違えました」?!・・・

寛兵衛:おどろくよね。本人が思いついたか、誰かの入れ知恵かは知らんが、
聞いていた人はみな「あっ!」と思ったはずだよ。
こんな手があったか!と。

要するに安倍たちは、黒川をやめさせまいと、あの手この手を繰り出す。
しかし辻褄を合わせるために、あとから次々に無理な理屈を思いついているだけ。
そうとしか思えない。後付けでいろんな理屈をこねているのだ。

ところがほころびがどんどん大きくなって、しまいには、よほど大きな嘘をかまさないと
理屈が合わなくなる。そうしているうちに、ばかばかしいほど丸見えの虚構を持ち出さなくては
始末に負えなくなる。

キジトラ:だから、黒川とは会ったことがない、だの、司法省側から持ってきた話、というとこまで
来てしまったということか。

寛兵衛:2月の段階に話を戻すと、法律によればできないことだが、安倍は、解釈を変えたといい、
だから黒川の定年延長だということにした。

キジトラ:そりゃほんとかね、だね。あとからでまかせで辻褄合わせてるだけだろ。

寛兵衛:2月20日、森まさこ法相が答弁。黒川検事長の定年延長ができるようになった法解釈の変更
については法務省と人事院で協議した、その協議の内容は文書に収め「必要な決裁は取っている」ときた。

キジトラ:ついつい言ってしまった?また、でまかせ。

寛兵衛:そんな感じだよね。ほんとに法解釈を変更したんですよ、話し合いで決めたんですよ、
と言いたかったんだな。正式な手続きをとっていたんですよ、と。
安倍のでっちあげではない、と。

キジトラ:いや、そう答弁しちゃったけどさ。実は、話し合いもなかったんだろ?
決裁なんてあるはずないよ、それだったら。

寛兵衛:そこでまたまたウルトラ・シー(って表現古すぎか、、)あっと驚くタメゴロー(それも古い)、
要するに、よくもまあそんなこと思いつくよな、というような言い逃れ。だと思うよこれ。

2月21日、法解釈の変更は文書でなく、なんとなんと、口頭での決裁だった(!)
と法務省が言い始めるのだ。書類は残さず、口で、この件は、こんな風にこの法律の解釈を
変更するからね〜、だから、黒川さんの定年は延長できるようになったよ〜。。

キジトラ:国のこれほど重大かつ複雑な決定を、記録も残さず、口頭で行った!

寛兵衛:ありえない話だよね。どう考えても、こうするしか < なかったことをあったことに >
はできなかったのだよ。文書を偽造するという手もあっただろうが、
それだと発覚する危険が大きすぎると判断したに違いないのだよ。

キジトラ:口頭だったってことにすれば文書を偽造したり改ざんしたりする手間も必要ない。
後付けの巨匠、安倍政権、てとこか。

寛兵衛:まあね、わざわざここまで不自然な無理なこと強引なことを安倍政権がやってきていながら
それが法務省から頼まれた話を実現するためだったって、そんな馬鹿な話が通用するかね。
自分の幾多の犯罪を闇に葬るため血眼になってれば、って話だよ。

それにこんな無茶苦茶な話が通用するなら、政府は法律違反やりたい放題。だって、あとで法律の
解釈を変えました、それについては確かに協議をした上の決定です、ただし、口頭でしたので、
何の記録も残ってませ〜〜ん。

キジトラ:おどろき〜。

寛兵衛:でも、安倍政権でそれが今、現実のものとなっている。。
この国は危ないとこまで来ちゃったよ。。
コロナ禍のさなかというのに。。


今度は森まさこ法相の答弁を
「アベラ語→ぶっちゃけ日本語」翻訳機に掛けてみました。

結果はこうです:

「現時点では規則が定められていない」

→ ぶっちゃけた話、今は白紙ですよ、でも法改正がすんだら内閣が恣意的に
(内閣に好都合な人間の定年延長が好き勝手に)できるよう規則を定めることになります。
当たり前じゃないですか。そうでなかったら今から規則はっきりさせますて。ほんと、
意味のない質問だよ。



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首相、黒川氏との関係否定「2人で会ったことない」
2020/5/15 共同通信 https://this.kiji.is/634030838887449697

 安倍晋三首相は15日夜、ジャーナリストの桜井よしこ氏のインターネット番組で、黒川弘務東京高検検事長の定年延長を閣議決定したのは、黒川氏が安倍政権に近いからだとの見方を否定した。「私自身、黒川氏と2人で会ったことはないし、個人的な話をしたことも全くない。大変驚いている」と語った。

 法務省や検察庁の人事案を、官邸が介入して変更させる可能性については「あり得ない」と明言した。同時に「イメージを作り上げられている。全く事実ではない」と不快感を示した。

 衆院で審議中の検察官の定年延長を含む国家公務員法改正案と、黒川氏の人事についても「全く関係がない」と述べた。


首相動静―12月11日
朝日新聞 2018年12月11日 23時24分
https://digital.asahi.com/articles/ASLDC6K4BLDCUTFK01M.html

 【午前】9時31分、自民党本部。33分、同党役員会。10時2分、官邸。5分、閣議。21分、宇宙開発戦略本部。34分、柴山昌彦文部科学相。38分、岩屋毅防衛相。41分、山下貴司法相。11時3分、安全保障と防衛力に関する懇談会。  【午後】0時11分、政府・与党連絡会議。44分、山口那津男公明党代表。1時27分、日韓議員連盟の額賀福志郎会長、河村建夫幹事長。2時20分、行政改革推進会議。52分、兼原信克官房副長官補、秋葉剛男外務事務次官。3時36分、麻生太郎財務相、財務省の岡本薫明事務次官、太田充主計局長。4時7分、太田氏出る。可部哲生理財局長加わる。15分、全員出る。25分、黒川弘務法務事務次官。34分、谷内正太郎国家安全保障局長、北村滋内閣情報官、宮川正内閣衛星情報センター所長。41分、谷内、宮川両氏出る。5時3分、北村氏出る。10分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。宴会場「鳳凰」で中曽根康弘世界平和研究所設立30周年記念式典に出席し、あいさつ。20分、官邸。6時18分、ガーナのアクフォアド大統領を出迎え。記念撮影。19分、儀仗(ぎじょう)隊による栄誉礼、儀仗。27分、アクフォアド大統領と会談。7時12分、署名式、共同記者発表。32分、公邸。首相主催の夕食会。8時43分、アクフォアド大統領を見送り。9時、ヨルダンのアブドラ国王と電話協議。

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