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聖戦だ己(おのれ)殺して国生かせ/尾身諮問委会長「我々の覚悟」 [コロナ禍]

大本営チャンネルNHKの夜9時台のニュース番組で
尾身茂・新型インフル対策諮問委会長(*)は「覚悟」を強調した。

尾身茂 「我々の覚悟」.jpg

これは経済と五輪と改憲と安倍政権のための聖戦か?

「覚悟」って何か戦時中の標語みたいな雰囲気だ。

欲しがりませんコロナに勝つまでは

「自粛に補償を」の贅沢は敵だ

胸に愛国 顔に布マスク

 

心頭滅却すればウイルスもまた涼し

権利は捨てても義務は捨てるな

すすめ日の丸 つづけ国民

兵隊さんよありがとう

進め一億 火の玉だ

万世一系億兆一心

国が第一私は第二

一億抜刀 米英打倒

身にはボロ着て心に錦

聖戦だ己殺して国生かせ

何のこれきし 戦地を思へ

 

堅忍持久 尽忠報国

七生報国 八紘一宇

鬼畜米英 神州不滅 

一億抜刀 一億玉砕

 

一億がみな砲台となる覚悟

一億がみんな興亜へ散る覚悟

最後には 神風吹いて日本必勝

下手すると神風邪大荒れ日本必滅?


こういうものを思い出してしまう。
といっても私も戦後世代。
前に収集していたの
思い出したのだ。

サメー・タイム 〜あの人が提案した2時間の夏時間
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2018-08-16



それにしても戦時中の標語というのはものすごい
若い人たちはどれくらい知っているだろうか

「ぜいたくは敵だ」
「ほしがりません勝つまでは」

これくらいはおなじみかもしれない

兵隊さんよありがとう
進め一億 火の玉だ
八紘一宇
一億玉砕

なども。。

もちろん「鬼畜米英」も。。


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尾身氏は「覚悟」で何を言わんとしたのか。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

「我々の覚悟」

勝手に深読みする(し過ぎる?)とこうだ。

日本語の言語世界においては「物事が起きる」という静的な名詞の世界であり、
行動主体は言外に暗示的にしか存在しないが、これを欧米の動的な、
主語(動作主)も目的語も明示され、動詞が中心の言語世界になぞらえて言い換えるならばこうなる:

「我々の覚悟」=すなわち、我ここに汝らに警告す、これからこのウイルス禍ならびに
それに対して政府が採った政策の結果として惨憺たる結果、状況が待ち受けているやもしれぬ、
しかし我らはそれを耐え忍ぶしかない、あるいはそれにより破滅させられるやもしれぬ、
じゃによって、それに備えて心をしっかりと持っておられよ。

*尾身茂氏は
新型インフルエンザ等対策有識者会議基本的対処方針等諮問委員会会長
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議副座長

戦争標語は、探すともっといろいろ見つかる

任務は重く命は軽く

空へこの子も捧げよう

進め日の丸つづけ国民

黙って働き笑って納税

金は政府へ身は大君へ

笑顔で受け取る召集令

いつでも征ける身体作れ

粗衣で頑張れ粗食て粘れ

働いて耐えて笑って御奉公

まだまだ足りない辛抱努力

百年の恨みを晴らせ日本刀

りっぱな戦死と笑顔の老母 


「命は軽く」など、まさに今の状況につながる。

国が第一私は第二
聖戦だ己(おのれ)殺して国生かせ

大企業の1,000億円、勤労者の休業補償は拒否という
まさに安倍政権のコロナ支援。

これからまた似たような雰囲気が煽られて
五輪や改憲や安倍4選という聖戦に駆り出されていく感じがしてならない


日本は、中国や韓国(いずれも峠を越えた)やドイツのように、徹底的に検査して隔離して、
というやり方はせず、イギリスと同じような感じだった。

韓国の状況に関しては外国メディアの記事などをここで前に紹介したが
日本のメディアでも紹介するようになってきた(TBS: 韓国、医療崩壊しないワケ
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3951691.html )。

日本は、安倍政権の韓国嫌いなどで韓国の進んだやり方を取り入れたくないのだろう。
本来ならその元となる概念やこれまで何年も前から構築してきたその態勢などに関し
学ぶべきところが大いにあろうに、民主的、市民参加、情報公開、透明性、、
あまりにも安倍政権とは反対の手法だし、省のトップには博士号持ったその道の専門家
(『韓国は世界の模範、新しい考え方の感染症対応策で成果』
https://noraneko-kambei.blog.ss-blog.jp/2020-03-15)。

日本は、韓国のようにやろうにも、人員や予算は逆に削除してきているし、
オリンピック開催の望みも繋ぎたい、中国からの観光客も呼び込みたい、
習近平の4月来日も諦めたくない、経済活動も停滞させたくない、、
対策はどう贔屓目に見ても後手後手に回っていたというのが実際のところだ。

日本と同じで、徹底検査・隔離を取らなかったイギリスの死者数は
「欧州全体15万1000人の4割以上を占める」という。

イギリスが当初「感染して抗体を持つようになった人が壁になって感染を防ぐ」という
「「集団免疫」論にとらわれ、ロックダウン(都市封鎖)するのが遅れたのが原因だとIHME」。

集中治療室に搬送されたジョンソン首相は自らその失敗の責任をとっているのか。。。

一方、五輪にとらわれ、経済にとらわれ、無能と腐敗にとらわれ、中国人観光客や
習近平来日に配慮して対策が後手後手なのに、先手先手で適切で問題ないしっかりやっていると、
嘘と誤魔化しだけは先手を打ってきた我がアベ首相は「私が責任をとればいいということではない」
と言っている。

じゃ、どうすればいいの?誰が責任取るの?この美しい日本は?!


社会的距離(人ばなれ)2メートル、人との接触8割減らせ、と言いながら満員電車。
自粛を要請しておいて休業補償は出さない。
出しても条件が厳しすぎたり貸付だったり。。

「敗戦」は目に見えているではないか。

緊急事態を宣言してもこれが現実という日本。
なにせ他の国のような気前のいい補償が出てこない。働かざるをえないのだ。



アナトール・フランスの言葉じゃないが、国民は、祖国に命を捧げるつもりが、
産業資本家に命を捧げさせられれている。 


コロナと「戦う」と言い「戦争」だと言っている為政者たち。
特に日本の政府は、国民のことなど使い捨ての兵隊くらいにしか思っていないのだろう。
今感染して重症化する者どもは見捨てるということだ。

大勢死なすよりかまし、などと。なんとか持ちこたえろと、
そんな命令を下している司令官の気持ちではないだろうか。
どうしても戦争標語の世界にもどってしまう。

しかし結果としてそれで余計に多くの犠牲者を出してしまうのだ。

これまで対策を怠ってきたツケでもあるが、その責任は「取ればいいというものではない」
と緊急事態を宣言した先日の会見の安倍。何という発言だ。
政治家の傲慢の歴史に新たな一ページを加えた、いわばまさに、異次元の言葉であった。

そしてこんどは医学の分野で指揮を執っている人から「覚悟」せよとの言葉。。

ドイツのメルケル首相はこう言った。「わたしたちは、一人一人が大切な存在である一つの共同体です」と。

国や企業や経済を優先させるアベラと
国民一人一人を大切にするというドイツ。
これぞまさに先進国と後晋国の違いだろう。

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ありがとうございます! m(_ _)m


航空会社の客室乗務員が防護服の縫製支援 新型コロナ対策
2020年04月08日 時事通信

 西村康稔経済再生担当相は8日のBSフジの番組で、新型コロナウイルス感染拡大に対応し防護服を確保するため、休業中の航空会社の客室乗務員(CA)らに縫製を支援してもらう方向で調整していると明らかにした。西村氏は「エアラインのCAも手伝うということで申し出があった」と語った。
 西村氏はCAに手伝ってもらう理由として、作業が比較的簡易な上、新型コロナの影響で減便が相次ぎCAの業務が激減していることなどを挙げた。これに関し、全日本空輸は政府との間で客室乗務員の活用について調整していることを明らかにした。

千人針や学徒出陣が始まった?
でも敗戦の予感?
今、昭和19年頃?



「覚悟」というのはこのことだったのか?!

となると、待っているのはこれだ。



そんときになって言うても手おくれよ
「なんであのとき自民に入れた」




その後


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