衝撃の笑劇:この国は賃金の伸びがプラスかマイナスかも分からなくなっている [アベラ国]
衆議院予算委員会の質疑(2019.2.5)
笑劇的なところが衝撃的
この国は統計に政治が介入するうち賃金の伸びがプラスかマイナスかも分からなくなっている
ここに紹介するやりとりで分かるのは:
この国は政府が国の賃金の伸び率が何パーセントかも分からなくなっている。
それがプラスかマイナスかも分からなければ、いつになったら分かるかも分からない。
国の統計に政治が計画的に介入しており(安倍政権が成長戦略に位置付ける「統計改革」)
厚労省の統計不正はアベノミクスを良く見せるための偽装だった公算がいよいよ強まった。
ということである。以下に紹介する3つの映像は、野党議員の鋭い追及に
「分からない」「偽装した」
で済むことを、関係ない話をまぜながらケムに巻こうとする安倍首相と麻生副首相の
涙ぐましくも悪質な答弁である。
1:かくてこの国は総理大臣も賃金の伸び率が分からなくなっている
山井和則議員(国民民主党):1.4%なのに3.3%とかさ上げしたのはアベノミクス偽装。
さらには偽装隠し。1.4%ということを総務省統計委員会が言っているのに首相は認めようとしない。
こういうことが国際的に知れ渡ったら日本の信用に関わる。賃金上昇率を上乗せした挙句、国会でそのことが指摘されても総理大臣が認めようともしない。
配布資料のニューズウイークの記事にあるように、エコノミストから、日本の統計は信用できないと言う指摘も出てきている。
「ほんとに?」って、総理はそれもご存知ないのか? 改めて聞きます。去年6月の賃金上昇率はナンパーセントだったのですか?
と聞かれた総理の答えがとにかく傑作だ。質問をはぐらかすために、ぐだぐだ言って、結局最後まで、質問に答えずに席に戻る。しかし国民として、これは笑うに笑えない。山井議員が言うように、国際的にあまり知れ渡って欲しくない状況である。この国は政府が国の賃金の伸び率が何パーセントかも分からなくなっている。
安倍総理:山井議員はかつて漫画を、、私でない人物を私と、、、アベノミクスと、、から、今、、あの、、(山井議員:答えてください!)、、すみません、嫌なことを指摘しまして。そこでですね、そこでですね、あのお、お答えを、、そこでですね、、あの、後ろの方、静かにしていただかないとなかなかお答えしづらいのですが、そこでですね、お答えをさせていただきますが、先ほどもお答えいたしましたが、えー、利用者が目的に応じて、、共通、、双方を見て、適切に判断すること重要で、、これが、あの、こう、統一見解で、えー、政府としてはですね、経済動向の分析にあたって、両方とも、両方ともこれ、サンプルでありまして、えー、ひとりひとりの賃金が、ひとりひとりが、どれくらいアップ(山井:何パーセントだったんですか、伸び率は!)すみません、これは賃金がどれくらいアップしたかというものの、すべての数字を、これは割り出したものではないわけでございまして(山井:何パーセントだったかと聞いているんですよ!)そういう中においてですね、サンプルにはそれぞれの特徴があるわけでございまして、そういうことを勘案しながらですね、政府として、政府としてですね、経済動向の分析をするにあたって、こうした状況をふまえて、こうした指標の特性や、その他の状況をふまえた上で、適切に判断を行なっている、というわけでございます」
結局答えない!答えられない!すごく可笑しい。
しかし、可笑しくてやがて悲しき総理かな、である。
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笑劇的なところが衝撃的
この国は統計に政治が介入するうち賃金の伸びがプラスかマイナスかも分からなくなっている
ここに紹介するやりとりで分かるのは:
この国は政府が国の賃金の伸び率が何パーセントかも分からなくなっている。
それがプラスかマイナスかも分からなければ、いつになったら分かるかも分からない。
国の統計に政治が計画的に介入しており(安倍政権が成長戦略に位置付ける「統計改革」)
厚労省の統計不正はアベノミクスを良く見せるための偽装だった公算がいよいよ強まった。
ということである。以下に紹介する3つの映像は、野党議員の鋭い追及に
「分からない」「偽装した」
で済むことを、関係ない話をまぜながらケムに巻こうとする安倍首相と麻生副首相の
涙ぐましくも悪質な答弁である。
1:かくてこの国は総理大臣も賃金の伸び率が分からなくなっている
山井和則議員(国民民主党):1.4%なのに3.3%とかさ上げしたのはアベノミクス偽装。
さらには偽装隠し。1.4%ということを総務省統計委員会が言っているのに首相は認めようとしない。
こういうことが国際的に知れ渡ったら日本の信用に関わる。賃金上昇率を上乗せした挙句、国会でそのことが指摘されても総理大臣が認めようともしない。
配布資料のニューズウイークの記事にあるように、エコノミストから、日本の統計は信用できないと言う指摘も出てきている。
「ほんとに?」って、総理はそれもご存知ないのか? 改めて聞きます。去年6月の賃金上昇率はナンパーセントだったのですか?
と聞かれた総理の答えがとにかく傑作だ。質問をはぐらかすために、ぐだぐだ言って、結局最後まで、質問に答えずに席に戻る。しかし国民として、これは笑うに笑えない。山井議員が言うように、国際的にあまり知れ渡って欲しくない状況である。この国は政府が国の賃金の伸び率が何パーセントかも分からなくなっている。
安倍総理:山井議員はかつて漫画を、、私でない人物を私と、、、アベノミクスと、、から、今、、あの、、(山井議員:答えてください!)、、すみません、嫌なことを指摘しまして。そこでですね、そこでですね、あのお、お答えを、、そこでですね、、あの、後ろの方、静かにしていただかないとなかなかお答えしづらいのですが、そこでですね、お答えをさせていただきますが、先ほどもお答えいたしましたが、えー、利用者が目的に応じて、、共通、、双方を見て、適切に判断すること重要で、、これが、あの、こう、統一見解で、えー、政府としてはですね、経済動向の分析にあたって、両方とも、両方ともこれ、サンプルでありまして、えー、ひとりひとりの賃金が、ひとりひとりが、どれくらいアップ(山井:何パーセントだったんですか、伸び率は!)すみません、これは賃金がどれくらいアップしたかというものの、すべての数字を、これは割り出したものではないわけでございまして(山井:何パーセントだったかと聞いているんですよ!)そういう中においてですね、サンプルにはそれぞれの特徴があるわけでございまして、そういうことを勘案しながらですね、政府として、政府としてですね、経済動向の分析をするにあたって、こうした状況をふまえて、こうした指標の特性や、その他の状況をふまえた上で、適切に判断を行なっている、というわけでございます」
結局答えない!答えられない!すごく可笑しい。
しかし、可笑しくてやがて悲しき総理かな、である。
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2:2015年10月の経済財政諮問委員会で麻生財務大臣はなぜ統計手法の変更を提案したのかと迫る
玉木雄一郎議員(国民民主党)。
賃金の水準が低くなってしまう。アベノミクスは頑張っているのに、統計をとるたびに賃金が下がってしまうとアベノミクスの効果が出ていないように見えるということで、そういう提言をしたのではないのかと疑わざるをえない。総務省の統計委員会の専門家らの議論でも、麻生大臣が言っているような補正・修正はいくらでもできることがわかる。なのにそういう提案をしたのは、アベノミクスがうまく行っているように見せかけるためにいじれる統計はいじれるだけいじるというアベノミクス偽装、賃金偽装のタネが、そこでまかれたのではないのかと思うが、なぜ麻生大臣はあの時点で統計のやり方の見直しを提案したのか。ギャップは今回、部分入れ替えでも生じているが。どこがどう違うのか。
麻生:提案は両論併記だった。諮問委員会では、結論は総務省統計員会で出すということだったはずだ。私に提案は、財務省としてきちんとした資料が出てくるのが望ましいということであった。ギャップが大きくなったり、いろいろなものが出てくる。完璧なものはないとは思うが、いろんなものを検討しなくてはいけないのではないかと言うことを申し上げた。 今のお話だと、統計資料を良く見せるために(私たちが)謀略を用いたかのごとくであるが、まったくその意図はない。
このあとの玉木議員の一言が効いている。前日の小川議員の切り返しと同じである。
玉木:だって公文書だって改竄したんでしょ。そりゃ統計だって操作しようと(思うだろうと)国民も思うはずだ。(そうだ!拍手)。今もそうだが、合理的な説明がない。全部入れ替えたらギャップが生じるが、部分入れかけでも生じている。直接比較できなくなる。麻生大臣があの時点で諮問会議で見直しを提案したのは極めて不自然だ。
3:この国は去年の賃金の伸び率が前年同月比でプラスだったのかマイナスだったのか
分からなくなっている。玉木議員に追及され、首相は例によってグダグダいうだけで、
結局、質問に答えなかった。答えられなかったのだ。
玉木:去年の統計がプラスだったのかマイナスだったのか知りたいところだ。
一昨年はマイナス0.2だった。去年もマイナスなら、2年連続で実質賃金は下がったことになる。
総理が総雇用者所得などの統計を引き合いに所得は伸びていると言いたいのはわかるが
基幹統計なので実質賃金の伸びは去年、プラスだったのかマイナスだったのか、答えてほしい。
我々の計算では1月から11月でー0.5%。ロイター通信はー0.4%。
プラスかマイナスか答えてほしい。答えられないなら、いつまでに公表できるか言ってほしい。
安倍:あの、えー、ずーっと答弁をさせていただいておりますようにですね、ま、今回の再集計において、3.3が2.8になったということでありまして、3.3と2.8が比べる数字では1.4はないということは議員もご承知と思う。国民が誤解しないように改めて言っておきたい。そこで、この、えー、共通事業所、参考値として示しているところだが、そこでですね、そこで、それが、あー、可能かどうかということについてではですね、各省庁で検討しているということは、今すでに御答弁をさせていただいているとおりでございます。
玉木:いつまでですか?
安倍:いま、実質賃金は分からないのか、ということでありましたが、そうではございません。参考値の、参考値の、この、あ、えー、数字についてですね、それが可能かどうかと言うことについて、ま、それがどういうことか、ということについては先程来、根本大臣からそれを実質賃金で出すということがどういうことかということについては根本大臣から答弁をしていただいているわけでございますが、それが可能かどうか、いま関係省庁で検討しているということでございます。
玉木:いつまでに出してもらえますか?
安倍:あの現在のとk路おいつまでということはお答えできません(書き起こし人独白:それを最初に言えちゅーねん!その一言で答えすんだはずやで!)いま、検討している、ということでございます。
玉木:時間がないのでこれで終わるが。実質賃金が一体いくらか分からないと先進国として恥ずかしい。前年の同じ月から賃金がどのように変化したかが、なぜ分からないのか!ごまかすことに汲々とするのではなくて、真実をしっかりと国民に伝える。そういうことに全力をあげてほしいと強くお願いして質問を終わる。
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2019-02-07 05:21
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