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ほとばしる平和の誓いまっすぐな少女の気持ちに思わず涙 [アベラ国]

沖縄慰霊の日:全戦没者追悼式

翁長知事 平和宣言
 

「二十数万人余の尊い命を奪い去った地上戦」
沖縄の四人に一人が死んだ。
「73年目となる6月23日」「私たちは、この悲惨な体験から戦争の愚かさ、命の尊さという教訓を学び、平和を希求する「沖縄のこころ」を大事に今日を生きています」

命(ぬてぃ)どぅ宝!

(相良倫子さんの詩に受け継がれる「今を生きている」)

「戦後実に73年を経た現在においても、日本の国土面積の約0.6%にすぎないこの沖縄に、米軍専用施設面積の約70.3%が存在し続けており、県民は、広大な米軍基地から派生する事件・事故、騒音をはじめとする環境問題等に苦しみ、悩まされ続けています」

「昨今、東アジアをめぐる安全保障環境は、大きく変化しており、先日の、米朝首脳会談においても、朝鮮半島の非核化への取り組みや平和体制の構築について共同声明が発表されるなど緊張緩和に向けた動きがはじまっています。

 平和を求める大きな流れの中にあっても、20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか。日米両政府は現行計画を見直すべきではないでしょうか」

「民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設については、沖縄の基地負担軽減に逆行しているばかりではなく、アジアの緊張緩和の流れにも逆行していると言わざるを得ず、全く容認できるものではありません。「辺野古に新基地を造らせない」という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません。」

「万国津梁(しんりょう)」
「恒久平和を希求する「沖縄のこころ」を世界に伝え、未来を担う子や孫が心穏やかに笑顔で暮らせる「平和で誇りある豊かな沖縄」を築くため、全力で取り組んでいく決意をここに宣言します」

知事が「全力」であることは誰も否定しえないだろう。すい臓がんを患いながらのこの日の平和宣言だった。

相良倫子「生きる」 

「朗読」と報じられたが、彼女は読んでいない。
そらんじている。

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安倍首相 あいさつ
 

嘘ばっかりついて嘘の上に嘘を重ね、何もかも嘘で塗り固めた人間からいきなり
「誠」などと言われても、まともに耳を傾ける気にもならない。
どうせ誰か他の人間が用意した原稿だ。紋切り型の語句が並んだ、退屈な、これほど心に響かぬ挨拶もあろうか。

追悼式終了後、総理は米軍基地から民家に対して起きた流れ弾事件でハガティ駐日大使に申し入れをしたと記者団に語った。「わたくしからハガティ米国大使に対しても協力を要請したところでありますが、この結果、射場において当面使用しないということになっております」

しかし、「これは嘘くさい」と天木直人氏である。日米安保で実は日本はアメリカ軍のすることに対して口出しはできないことになっているのだから、と。

https://www.facebook.com/shoichiro.ikenaga/posts/1549441995201993



6月11日に起きた米軍機墜落に関しても25日の国会答弁が嘘だった。
「米側に安全管理、再発防止の徹底を強く申し入れ、米側は徹底的な点検のため訓練飛行を中止した」と安倍総理だが、米軍は、そんな要請は受け取っていないと言っている。

米軍は要請を否定…
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/DA3S13558268.html

もう虚偽答弁もいちいち修正やら撤回やらしなくなった。
嘘のつきっぱなしである。

米軍F15飛行中止「政府が申し入れ」 首相誤答弁 修正せず…
琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-746945.html

紋切り型と書いたが「…の戦没者の無念を思うとき、胸の潰れる思いです」。「〜を思う時、〜」天皇がよく使う表現ではないか?いつしかすっかり陳腐化してしまった。安倍まで使うようになって。

「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この決然たる誓いを貫き、万人が心豊かに暮らせる世の中を実現する。そのことに不断の努力を重ねていくことを、改めて、御霊にお誓い申し上げます」

戦争中毒国家アメリカに「100%共に」あって、兵器の輸出が成長戦略という政策で「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この決然たる誓いを貫き」と言えるのか。それで「万人が心豊かに暮らせる世の中」になるのか!?
「不断の努力を重ね」って、いったいどんな努力してる?!

「政府として、基地負担を減らすため、一つ一つ、確実に、結果を出していく決意であります」
「「できることはすべて行う」。引き続き、この方針の下、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります」
虚しい安倍流強意語の羅列、安倍流大言壮語、前回どおりの全開。

「私が先頭に立って、沖縄の振興を前に進めてまいります」
さすが目立ちたがり屋。なんでも自分の手柄にしよる。先頭に立たんでよろし。アメリカの尻について行くだけのくせして、よく言うよ、と言いたい。

ところが日経新聞の世論調査で内閣支持率は大幅改善して5割を超え、支持する理由の何パーセントだったかな、かなりの部分が「指導力」と答えているから驚く。自民は安倍総裁3選が既定路線で、大手メディアは安倍揺るがずと軒並みヨイショ報道まがいのことやってる。

「生きる」(相良倫子)について:

この子はすごい。こういうみずみずしい真っ直ぐな気持ちのほとばしりに心動かされない人がいるだろうか。
高らかに宣言する理想と決意。この子にしかできなかった。

兵器産業で成長戦略、戦争で金儲けなんてこと考えている晋三に、この少女の純粋な気持ちが伝わるとは考えにくい。残念ながら。

いきなり「マントルの熱」。
ああ、この子は、学校の勉強もきちんとやってる子なんだなと思った。
同じ年配のころ勉強をすっかり怠けていた自分が恥ずかしい
などと思っているこちらを置き去りに
彼女はどんどん先を行き、畳み掛けてゆく。
感受性のほとばしりだ。

五感で全身いっぱいに受け止める沖縄の自然
マントルの熱、湿気を孕んだ風、
鼻孔には草の匂い、
耳を傾けると潮騒、山羊のいななき、小川のせせらぎ、三線の響き
目にはまぶしい、青い空、山の緑、太陽の光、、

「私はなんと美しい島に、
 生まれ育ったのだろう」

「大切な今よ
 かけがえのない今よ
 私の生きる、この今よ」

ところが一転、同じ五感を襲うのが
73年前の修羅場だ。戦争だ。
そしてここで初めて人が出てくる。

「あなたも、感じるだろう。
この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、
私と同じこの瞬間(とき)を
一緒に生きているのだ。

  今を一緒に、生きているのだ。

  だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを」

テレビ放送、NHKのカメラはここで目を閉じている安倍首相の横顔を写していた。

摩文仁の丘に立ち、眼下に海を臨んでこの子は高らかに宣言した。
理想を。決意を。

「私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできる権利を、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを」

彼女は自分が生きている「今」に始まって、過去、現在、未来と繋げてゆく。

この詩が音楽だとしてひとつの曲だとしたら、一番大きなクレッシェンドになって頂点に達したのがここだった。

「私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ」

そしてなんという美しい終わり方。
そこには確かに音楽が響いていた。

「摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく」

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沖縄慰霊の日 異例の日.jpg

沖縄県と国、新基地巡り対立鮮明 知事、東アジアの変化強調 

慰霊の日・戦没者追悼式 - 琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-745165.html

負担軽減「でたらめ」 参列者、首相発言に怒り
2018年6月24日 琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-745207.html

 沖縄全戦没者追悼式のあいさつで、西普天間住宅地区跡地の引き渡しなど基地の負担軽減の成果を強調した安倍晋三首相。しかし翁長雄志知事をはじめ県民の多くが反対し負担増と訴える名護市辺野古の新基地建設や、米軍機の不時着や墜落など度重なる事故については一言も触れなかった。知事の平和宣言とは対照的にまばらな拍手。会場からは、安倍首相に直接ぶつけるように「すぐ帰れ」「うそつき」などと非難する声が飛び交った。首相の言葉に参列者は「矛盾している」「でたらめだ」と憤りをあらわにした。

 那覇市の高良勇さん(76)は、首相あいさつが始まって5秒ほどで席を立った。「いつも同じことしか言わないから聞きたくない」。インドネシアのジャワ島で亡くなった父は遺骨も返ってきていない。「西普天間の返還といっても、大きな基地を辺野古に造ろうとしている」と怒気を込め、会場を後にした。

 沖縄戦で親族7人を失った大城頼子さん(81)=那覇市=は「戦没者の無念を思うと胸がつぶれる」という首相発言に「感情も行動も伴わない。でたらめだ」と切り捨てた。

 魂魄の塔で手を合わせていた金城正則さん(67)=那覇市=は「負担軽減と言いながら基地被害にも触れていない。真実味がない」と批判。「沖縄に基地は必要ない。政府が基地を沖縄に置いておきたいだけだ」と眉をひそめた。

沖縄慰霊の日 全戦没者追悼式



知事平和宣言(全文) - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180624/k00/00m/040/031000c

平和の詩「生きる」 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180623/k00/00e/040/310000c

首相挨拶(全文) - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180624/ddm/041/040/178000c

翁長知事 平和宣言

 二十数万人余の尊い命を奪い去った地上戦が繰り広げられてから、73年目となる6月23日を迎えました。
 私たちは、この悲惨な体験から戦争の愚かさ、命の尊さという教訓を学び、平和を希求する「沖縄のこころ」を大事に今日を生きています。
 戦後焼け野原となった沖縄で、私たちはこの「沖縄のこころ」をよりどころとして、復興と発展の道を力強く歩んできました。
 しかしながら、戦後実に73年を経た現在においても、日本の国土面積の約0.6%にすぎないこの沖縄に、米軍専用施設面積の約70.3%が存在し続けており、県民は、広大な米軍基地から派生する事件・事故、騒音をはじめとする環境問題等に苦しみ、悩まされ続けています。
 昨今、東アジアをめぐる安全保障環境は、大きく変化しており、先日の、米朝首脳会談においても、朝鮮半島の非核化への取り組みや平和体制の構築について共同声明が発表されるなど緊張緩和に向けた動きがはじまっています。
 平和を求める大きな流れの中にあっても、20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか。日米両政府は現行計画を見直すべきではないでしょうか。民意を顧みず工事が進められている辺野古新基地建設については、沖縄の基地負担軽減に逆行しているばかりではなく、アジアの緊張緩和の流れにも逆行していると言わざるを得ず、全く容認できるものではありません。「辺野古に新基地を造らせない」という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません。
 これまで、歴代の沖縄県知事が何度も訴えてきたとおり、沖縄の米軍基地問題は、日本全体の安全保障の問題であり、国民全体で負担すべきものであります。国民の皆様には、沖縄の基地の現状や日米安全保障体制の在り方について、真摯(しんし)に考えていただきたいと願っています。
 東アジアでの対話の進展の一方で、依然として世界では、地域紛争やテロなどにより、人権侵害、難民、飢餓、貧困などの多くの問題が山積しています。
 世界中の人々が、民族や宗教、そして価値観の違いを乗り越えて、強い意志で平和を求め協力して取り組んでいかなければなりません。
 かつて沖縄は「万国津梁(しんりょう)」の精神の下、アジアの国々との交易や交流を通し、平和的共存共栄の時代を歩んできた歴史があります。
 そして、現在の沖縄は、アジアのダイナミズムを取り込むことによって、再び、アジアの国々を絆(つな)ぐことができる素地ができてきており、日本とアジアの架橋(かけはし)としての役割を担うことが期待されています。
 その期待に応えられるよう、私たち沖縄県民は、アジア地域の発展と平和の実現に向け、沖縄が誇るソフトパワーなどの強みを発揮していくとともに、沖縄戦の悲惨な実相や教訓を正しく次世代に伝えていくことで、一層、国際社会に貢献する役割を果たしていかなければなりません。
 本日、慰霊の日に当たり、犠牲になられた全ての御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げるとともに、恒久平和を希求する「沖縄のこころ」を世界に伝え、未来を担う子や孫が心穏やかに笑顔で暮らせる「平和で誇りある豊かな沖縄」を築くため、全力で取り組んでいく決意をここに宣言します。

安倍総理 あいさつ

 平成30年・沖縄全戦没者追悼式が執り行われるに当たり、沖縄戦において、戦場に倒れた御霊、戦禍に遭われ亡くなられた御霊に向かい、謹んで哀悼の誠を捧げます。
 先の大戦において、ここ沖縄は、苛烈を極めた地上戦の場となりました。20万人もの尊い命が無残にも奪われ、この地の誇る豊かな海と緑は破壊され、沖縄の地は焦土と化しました。多くの夢や希望を抱きながら倒れた若者たち、我が子の無事を願いながら息絶えた父や母、平和の礎(いしじ)に刻まれた全ての戦没者の無念を思うとき、胸の潰れる思いです。
 今日、私たちが享受する平和と繁栄は、沖縄の人々の、筆舌に尽くしがたい困難と癒えることのない深い悲しみの上にある。そのことを深く噛(か)み締めながら、静かに頭(こうべ)を垂れたいと思います。
 我が国は、戦後一貫して、平和を重んじる国として、ひたすらに歩んでまいりました。戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この決然たる誓いを貫き、万人が心豊かに暮らせる世の中を実現する。そのことに不断の努力を重ねていくことを、改めて、御霊にお誓い申し上げます。
 沖縄の方々には、永きにわたり、米軍基地の集中による大きな負担を担っていただいております。この現状は、何としても変えていかなければなりません。政府として、基地負担を減らすため、一つ一つ、確実に、結果を出していく決意であります。
 本年3月には、嘉手納以南の西普天間住宅地区跡地の引き渡しが実現し、跡地利用の取り組みが進んでおります。「できることはすべて行う」。引き続き、この方針の下、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くしてまいります。
 今、沖縄は、美しい自然、東アジアの中心に位置する地理的特性を活(い)かし、飛躍的な発展を遂げています。昨年、沖縄県を訪れた観光客の数はハワイを上回りました。今や、沖縄は、かつての琉球の大交易時代に謳(うた)われたように、「万国津梁」、世界の架け橋の地位を占めつつあります。アジアと日本をつなぐゲートウエーとして、沖縄が日本の発展を牽引(けんいん)する、そのことが現実のものとなってきたと実感しています。この流れをさらに加速させるため、私が先頭に立って、沖縄の振興を前に進めてまいります。
 結びに、この地に眠る御霊の安らかならんこと、御遺族の方々の御平安を、心からお祈りし、私の挨拶(あいさつ)といたします。

「生きる」相良倫子

私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

私は今、生きている。

私の生きるこの島は、
何と美しい島だろう。
青く輝く海、
岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、
小川のせせらぎ、
畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、
優しい三線の響き、
照りつける太陽の光。

私はなんと美しい島に、
生まれ育ったのだろう。

ありったけの私の感覚器で、感受性で、
島を感じる。心がじわりと熱くなる。

私はこの瞬間を、生きている。

この瞬間の素晴らしさが
この瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり
私の中に広がりゆく。

たまらなく込み上げるこの気持ちを
どう表現しよう。
大切な今よ
かけがえのない今よ

私の生きる、この今よ。

七十三年前、
私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、
光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。
火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
燃えつくされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。手をとり合って生きてきた、私と同じ、人間だった。
それなのに。
壊されて、奪われた。
生きた時代が違う。ただ、それだけで。
無辜の命を。あたり前に生きていた、あの日々を。

摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。
悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。
私は手を強く握り、誓う。
奪われた命に想いを馳せて、
心から、誓う。

私が生きている限り、
こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。
もう二度と過去を未来にしないこと。
全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。
生きる事、命を大切にできる権利を、
誰からも侵されない世界を創ること。
平和を創造する努力を、厭わないことを。

あなたも、感じるだろう。
この島の美しさを。
あなたも、知っているだろう。
この島の悲しみを。
そして、あなたも、
私と同じこの瞬間(とき)を
一緒に生きているのだ。
 
今を一緒に、生きているのだ。

だから、きっとわかるはずなんだ。
戦争の無意味さを。本当の平和を。
戦力という愚かな力を持つことで、
得られる平和など、本当は無いことを。
平和とは、あたり前に生きること。
その命を精一杯輝かせて生きることだということを。

  私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を想って。平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。

大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。

これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発信しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。

摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。

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