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「迂忖度」 国会の質問時間を野党3与党7にと自民党 [新語100番勝負]

新語百番勝負

【迂忖度】(うそんたく)

意味:相手が思ってもいないことを勝手に忖度するウソの忖度。
用例:国会の質問時間を野党3対与党7にしたいと自民党が言うのは「国民からすればもっともな意見」と菅官房長官が言うのは、迂忖度もはなはだしい。国民からすればもっとも「身勝手」な意見だ。


官房長官 衆院予算委の質問時間 “議席数で配分が基本”
NHK 10月27日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171027/k10011200661000.html

野党の衆院質問時間、削減検討 政府・自民、配分で:朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASKBW5J39KBWUTFK010.html

これは革命です。安倍政権の放つもうひとつの革命。
質問時間づくり革命!
というかクーデターだ。

これを許したら強権、独裁の道まっしぐら。というか、すでにその道を強く前に踏み出している。選挙後、政府が専制の度を増しているのだ。そもそもこれを提案される時点で野党も国民も舐められている。これを止められなかったら野党も議会ももうほとんど存在意義を失う。

与党の質問は時間の無駄、浪費という書き込みもフェイスブックにはあったが、そんな生易しいものではないと思う。野党から追及の機会を奪った上、自民の「質問」は、出来レースの茶番、安倍を褒めちぎり、自民の自画自賛、印象操作、プロパガンダやりたい放題。青山繁晴や西田昌司のしたような「質問」延々と聞きたいですか?三原じゅん子の「八紘一宇はすばらしい」とか。

こんなの何としても阻止しなくてはならない。冗談じゃないと。閉会中審査でも与党の持ち時間増やせと言われてそれに応じた野党が情けなかった。あれをつっぱねなかったからこんなことになったのではないのか。

こんなことを許したら立法府は行政府のチェック機能を果たさない翼賛機関と成り下がる。民主主義の根幹に関わる大問題。こんなこと断じて許してはなりません。

私なら菅長官にはこう答える。「政権を譲ってくださるのなら3対7、考えてもいいです。そうでなきゃありえないことです。」


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それにしても菅官房長官「国民にしてみれば」とは、、

     


 

「問題ない」を頻発することで知られる非常に問題ある男、菅官房長官。非常に独断的な物言いの人である。根拠や理由を掲げず、ほぼ結論のみを押し付ける、有無を言わさぬ菅論法の達人。
「批判は一切当たらない」「これに尽きる」「問題ない」といった常套句を議論打ち切りのためにいきなりバサッと振り下ろす。
菅_問題ありません.gif
多くの人は、その見せかけの切れ味の鋭さに、小気味良さに、たとえ多少の胡散臭さを感じたとしても苦笑いをするくらいが精一杯で、結局そのままけむに巻かれ、一件落着にされてしまう。それが「当たらない」と分かっている人も、あらがう術なく地団駄を踏むばかり。食い下がるのは例外中の例外
一見、単純明快な議論であるが、実は議論にはなっていない。論拠が提示されていないのである。

上に書いたものの他にもいろいろと必殺技が用意されており、ここぞというところで繰り出して相手の追及を封印する。
「仮定に基づく質問には答えません」「あなたの主観には答えません」「事実に基づいて質問してください」。

こういった菅氏のスガスガしい(*)常套句に新たに加わる恐れのあるのが今回登場した「国民からすればもっともな意見」 なのである。そして今回は民主主義の根幹を大きく破壊しかねないだけに特に警戒する必要がある。なにしろ国民になり代わって身勝手なウソンタク(迂忖度)で「国民はこう思っている」と断じる傲慢さである。
菅国民からすればもっともな意見 質問時間7対3.jpg
与党7で野党3が「国民からすればもっともな意見」という。このウソンタクは安倍政権が「一歩前へ」踏み込んだ現れではないかと危惧する。国民に勝手になり代わって勝手に「国民からすれば」と言って三権分立を、民主主義を、壊しにかかっている。専制に一歩強く踏み込もうとした。ほとんどクーデター未遂では?

「国民」と言われるが、どこの誰? 事実に基づいて言って下さいよ。これこそあなたの主観でやってもらったら困る。

あれこれと「閣議決定」で滑稽なほど勝手に決めてきた安倍政権だが、もうそれどころではない。与党7で野党3の時間配分なら国会は政権への応援演説の場と化す。安倍賛美、政権の自画自賛の場と化す。いよいよもって日本の「民主主義」は茶番だ。野党8与党2をひっくり返して3対7。よくもまあそんなことを思いつく。「謙虚に」「真摯に」と言っておきながら傲慢の極みではないか。ほんとにあきえた方々である。
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 新語百番勝負

【スカスカである】【スカスカしい】【菅々しい(すがすがしい)】

意味:問題ない、批判は当たらない、などといきなりの結論でバッサリ人の話を斬って捨てるものの、その実、それを裏付ける根拠に甚だ乏しい、欺瞞的な論法のさま。スガスガ、スガスガしい、菅々しい、とも。



フェイスブックのお友達:言葉の使いかたを知らないジャーナリスト増えてませんか? 日本は。
のら猫:朝日は朝鮮のいわゆる「慰安婦」の報道で過去に虚偽があり、それを認めてから精彩を欠くようになったというのもあるかもしれません。このところも、この記事がそうですが、正面から批判して <政府与党がとんでもないことを提案した、民主主義を破壊する気か、三権分立分かっとるのか、謙虚に丁寧にとかいいながら傲慢もいいとこ、ふざけるな、絶対ゆるさん > という私などの論調とは打って変わって、 < 政府がこのような提案をし、野党がそれを非難しました > という両方を並べるだけのような伝えかたが目立ちます。
形容詞の不在です。良い悪いの価値判断を含む表現の欠如です。
しかし根拠を掲げて、批判すべきはしっかりと批判しなくてはなりません。事実に基づく根拠があるのなら、誹謗中傷にはならないのですから。
しかしオブラートで包みます。より無難な表現に薄めるのです。かくて「<謙虚>に疑問符」などという生ぬるいふやけた見出しになってしまうのです。

信濃毎日新聞社説 11月1日
野党質問時間 削減は認められない

 国会での野党の質問時間を削減し、与党分を拡大するよう自民党が提案している。

 国会審議がさらに形骸化し、政府に対するチェックが弱まる恐れがある。自民の案を認めることはできない。

 衆院予算委員会などでは、与党と野党に「2対8」で時間を配分するのが慣例になっている。これを見直そうというものだ。

 党総裁である安倍晋三首相が党幹部に検討を指示していた。若手議員も与党の質問時間を増やすよう党側に求めている。菅義偉官房長官は「国会議員が等しく質問できるよう議席数に応じて配分するのは、国民の側から見てもっともな意見だ」とする。

 自民は衆院選前から主張してきた。加計学園問題を巡り首相が出席した7月の閉会中審査で「5対5」を要求、与野党交渉で「3対7」とした経緯がある。首相が追及の矢面に立たされる時間を減らしたい思惑が見え見えだ。

 野党が反発を強めるのは当然である。立憲民主、希望、共産、自由、社民、「無所属の会」の野党6党派の国対委員長は「断じて受け入れられない」との認識で一致している。

 2対8の割合について「自民党が野党時代に質問権を確保するため求めてきた」とも野党は指摘する。政権を取り戻したら覆すのでは、ご都合主義だ。

 議席数に応じた配分を求めるのは一見、正論に思えるかもしれない。そうではない。与党は法案を作る過程などで政府と議論している。国会での質問時間を野党に多く配分することは理にかなっている。少数意見を審議に反映させる上でも重要だ。

 首相1強の下、党内で多様な意見が出にくい自民の現状も見過ごせない。これまで、反対論の強い法案を強引に成立させてきた。政府の方針を厳しくただすならまだしも、追認するための質疑が幅を利かすことになれば、ますます中身の乏しい審議になる。

 カジノ解禁のための法案審議では質問時間が余ったとして般若心経を唱えた自民党議員もいた。こんな場面も増えかねない。

 首相は衆院選後、今まで以上に謙虚な姿勢で真摯(しんし)な政権運営に努めると述べた。森友、加計問題について今後も国会で質問されれば丁寧に説明するとしていた

 実際は野党が要求する臨時国会召集に応じない上、質問時間を削ろうとしている。首相の言葉はそんなに軽いものなのか。発言通り説明責任を果たすべきである。

(11月1日)

のら猫:はい。とても軽いです。軽いなんてもんじゃないです。なにしろ嘘ばっかりですから。息を吐くように嘘をつくと言われているのですから。そのことを国民はいい加減知るべきです。

つづく.jpg

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