バトルロイヤル選挙（４）民進党分裂／失速？「希望」出てくる？小池

希失絶望

「時間がないが、候補者の人生がかかっているので、１つ１つ丁寧に進めていく。できる限り希望する人を公認してほしい」

自分らがメシが食えるかどうかを第一に考えているかのような玄葉氏の現場からの声。恒産なきもの恒心なし？自分たちが置き去りにする国民のことは二の次、自分たちの政党としての基本理念、原理原則は二の次と言っているかのように響いて、驚いた。

極右「希望の党」とのかくも不可解な「合流」は、安倍憎しゆえに血迷い、まるで集団催眠にでもかかったように判断を誤ったものとも思えた。安部政権がなくなるかもしれないという可能性には私も小躍りしていた。

しかし「候補者の人生がかかっている」。一体どんな覚悟でこの人たちは政治家をやっているのだろう。こんな人たちであればこそ「前原代表の大英断」と全会一致支持もできたのか（いつもはバラバラのくせに）。小池百合子から食わされたのは、きのうまで安保法制反対だの憲法を護るだのと言っていた自分たちが、明日からそれをかなぐり捨てることになる毒饅頭だったのに。

政権入りして自衛隊を認め、求心力を失っていったたかつての社会党を思い出す。

希望の党への合流をという希望、希望の党の公認をという希望。その希望を抱いた候補者（の少なくも一部）は、きのうまで安保法制反対だの憲法を護るだのと言っていた自分たちが、その立場をかなぐり捨てようとしていたことにやがて気づく。あるいは少なくとも有権者からはそのように見られていることに。そして有権者をひどく失望させていることに。そしてその時、その候補者らは（まだ良識が残っているなら）、小池百合子や前原誠司から毒饅頭を食わされたことを知って絶望するのだ。



日替わりで新しい展開を見せるバトルロイヤルは、民進党の「希望の党」との「合流」騒ぎから民進分裂、リベラル新党「立憲民主主義」の誕生へと進んだ。

　新党はリベラル派少数精鋭で固めてこれから伸びて行けばいい。「脱原発」の工程表作りを進めるというが、「脱原発」の日程をもっと早め、もっと前面に打ち出すことができれば、支持を伸ばしてくるはず（民進党は「2030年代」と言っていた、小池新党は「2030年まで」をいったん掲げた）。と言ったところでそんなにのんびりもできない。無党派層から反アベ票をどこまで取り込めるか。小池新党に持っていかれたくはない。小池の急襲で安倍の支持率が下落。北朝鮮のミサイルがひと段落したこともある。


　小池の新党立ち上げは劇的でいったんは颯爽とした感じにも映ったのだろうが、強引さが目立ち始め、うまさが、したたかさ、あくどさに映るようになると移り気な大衆もさっそく離れ始めたのか、「希望の党」の支持率が思いのほか伸びない。


　若狭が「次の次」などと言ったことを政治の経験の浅い「若さ」のように言われたりしてるのに押されたか、233人超える候補をとその日のうちに言い始めた小池。いよいよ出てくるな。一気に首相の座を狙うつもりだ。


　自民も盛んに出て来いと煽っているかのよう。知事の仕事を投げ打ってと批判し迎え撃つ自信があるのか。しかし小池は、自分は知事に専念したいのだが周りから乞われて断り難く、しぶしぶ重い腰を上げる、というふうにもっていくはず、出てくるとすれば。


　そこへ北朝鮮の新たなミサイル攻勢が始まりそう。バトルロイヤル選挙のゆくえやいかに。民進合流騒ぎですでに民進から脱落者。共産党も、共闘ご破算で票の取り合いとなり、当選できなくなる人が出てくるのだろうか。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

民進党が割れてリベラル派が新党「立憲民主党」を設立。枝野幸男の会見は明快でりっぱだった。
「希望の党」との合流は認められない。当たり前だ。
政治家として「理念や政策」は譲れるものではない。
小池百合子としてはまず

「原発ゼロ」を打ち出し
→
民進党議員の脱原発派をおびきよせたところで
→
リベラル受け入れるつもりはさらさらないと排除
→
民進党分裂
（→そのあと小池「原発ゼロ」撤回）

ということだったのか！？ 「原発ゼロ」と書かれた紙を見てみればいつの間にやら一枚のただの葉っぱに化けていたなんてやっぱりアオダヌキ怖いものだよ

★「脱原発」謳う紙切れ見ておればそのうちぱっと葉っぱに化ける


希望の党の若狭氏はNHKの日曜討論でも小池氏が国政で出馬するのは「次の次ぐらい」と言っていた。衆院定数の過半数233まで候補者を擁立できないのだなと思わせたが、月曜の夜には小池氏「２３３以上擁立したい」。動きが急だ。


その間、「次の次ぐらい」じゃだめ、の声が聞かれていた。


「次の次」なんて政治の世界では通らない。政治生命というものはそんなに長くない。一寸先は闇の政界で「次の次」を論じるのは、悪い冗談としか思えない」（山崎拓）

こんな言葉に押されたか

小池都知事、衆院選に出れば勝って首相になる可能性。出なければ、首相候補を持たぬ希望の党は敗北。不出馬の代表の責任。都政は首相ポストへの踏み台にすぎず、豊洲など難問続出で投げ出したいところ。都政で成果は上げられず、職員の評価も低い。政治家生命は終わる。だから出馬以外の選択肢はない。

— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2017年10月1日

お、出てくるぞ

前原は被害者顔？

それは前はら分かっていた。そんなやつをなぜまた代表に。合流なぜまた全会一致。そこが民進党というわけのわからぬ政党だった。割れてすっきり。枝野頑張れ。

前原氏がこれをできないならば、つまり彼は"共犯"だったということだろう。違うならやれ。 https://t.co/Vklw8mHGmB

— 清水 潔 (@NOSUKE0607) 2017年10月2日

自由党に近いある人から、希望の党への合流を巻き戻すために、前原がこの間の一連の経緯を洗いざらいぶちまけて、嘘つきは小池だというキャンペーンを張れないものかとの話があった。前原にその度胸がなければ、ともかく新党、共産党、自由党、社民党で野党結集を再構築するしかない。

— 山口二郎 (@260yamaguchi) 2017年10月1日

移籍組
保守でもなく、かと言ってリベラルでもなく保身、誰かの言った表現を借りれば
「自身の身の保身を守る」か。

希望の党に移った（移ろうとしている）民進党議員を「保守」と見なすことはできません。単なる「おっちょこちょい」です。保守は、熱狂や拙速、裏切りなどを注意深く避けます。彼ら／彼女らは、保守としての資質を欠いています。

— 中島岳志 (@nakajima1975) 2017年10月2日

私は第三者ですのでとやかく言う立場にありませんが流石に７番はすさまじいなと思います。金額が明示されているならともかくこの記載ですと後から「１億円寄付せよ。」といわれて文句を言えない事になります。私が候補なら「常識論として金額の上限を明示して頂けなければ署名できません。」と言います pic.twitter.com/D3vdtgtnT0

— 米山　隆一 (@RyuichiYoneyama) 2017年10月2日

７番に限らずどれもすさまじい。民進党にきのうまでいて、いきなりこんな誓約書に署名させられるのか。それで政治家としての矜持はどうなの。有権者の信頼得られると思うのか。希望の党入党の希望は、どっちに転んでも自分の評価を思いっきり下げるだけ。希望への希望、かなわずに失望、かなって絶望。

よく政治家がこんなものに署名できるものだ。

こーゆーのがいちばんぶざま。 嘉田前滋賀知事、希望に公認断られる　無所属出馬へ https://t.co/hsUTUWucqb

— 中嶋寛兵衛 (@noraneko_kambei) 2017年10月2日

前原代表、両院議員総会で「安保法制は憲法違反。憲法違反の法律を認めたら国家の土台が崩れる」
そんでもって、安保法制賛成の希望に「全員合流」のつもり。
それが全会一致。
そんなことをしたら政党の土台もなにもかも崩れる。
なぜそんなこと決めた。集団催眠にでもかかっていたのか。

民進党とは謎の党であった。

よくもこんなところへの合流考えるよ。 そして、いつもバラバラのくせに、こんなときに限って全会一致。

なあ中山先輩！

「希望の党」の設立メンバーには、森友学園の幼稚園で園児らに教育勅語を暗唱させたり「安保法制、国会通過、良かったです！」「安倍首相がんばれ！安倍首相がんばれ！」と言わせていたことを絶賛していた議員が何人も顔を並べている。この点だけでも安倍自民党の補完勢力だとよく分かる。

— きっこ (@kikko_no_blog) 2017年10月1日

博多駅前で公明党が街宣やって、「これから外交日程も詰まってる、だから安定した政権を」って言ったんだって。そんじゃ解散しなきゃよかったんじゃないの？そもそもあんたたちの都合で解散したんでしょ？臨時国会冒頭でいきなり解散したの、わたし忘れてないよ？

— sarah（こんな人） (@lovelovesarah) 2017年10月1日

あくどさ目立つ小池？人気は短命？ 小池知事はツーショット１枚で３万円を請求するらしい。 そしてこれは希望の党からの公認がほしければ署名すべしという誓約書。 支払いを今後求められるとあるが、金額は書かれていないのだ。

今朝の読売新聞によると、小池代表は候補予定者との写真撮影に3万円を徴収しているそうだ。元政党代表として私は絶句。上納金100万円、供託金600万円に加えて、撮影料とは！優秀な候補者を支援して立候補させるのが党首の役目ではないのか。金持ちのみ歓迎ということ。候補者よ目を覚ませ！

— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2017年10月2日

♪ 金のあるやつぁ
あたいんとこへ来い
あたい無いから来て欲しいの
見てよ民進の全国組織
そっくり頂き 嬉しいわあ （ハーッハッハッハッ）
『#黙ってあたいについて来い』https://t.co/xgSGm3WyR4
植木等もびっくり #小池百合子
元歌作詞は青島幸夫元都知事 https://t.co/H39hRGjUPB

— 中嶋寛兵衛 (@noraneko_kambei) 2017年10月2日

分かりやすい。

小池百合子はよく「政界渡り鳥」と形容されますが、要はポリシーを持っていない純粋な自己顕示欲の塊なんですよ。ですから、公約と称して大衆が聞きたがっている言葉を並べ立てて票を掻き集め、当選すれば悪質な投資詐欺のように全て反故にするのです。これが小池百合子の本質です。

— 異邦人 (@Medicis1917) 2017年9月30日

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