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森林火災で放射性物質は広域に拡散する デマにあらず! [原発・地震]

ノルウェー大気研究所は、チェルノブイリ周辺の2002年、2008年、2010年の森林火災の影響を調べたところ、放射性物質は東ヨーロッパに拡散、南はトルコ、西はイタリアでも、さらには北欧でも観測されたという。全体で0.5PBq(ペタベクレル)を放出。

紀伊民報が「デマ」と批判を受け謝罪していたとは知らなかった。道理で私が書いてもほとんど誰も寄り付かないはず。一部の報道機関は情報の圧殺に動いているような印象すら受ける。もちろん過度に不安を煽ったり、根拠のないことを書いてはならない。ブログの記事は日曜日に公開。

『ついに福島で山火事 チェルノブイリ周辺でも森林火災の頻発・猛威』 
http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2017-05-07

チェルノブイリ事故の影響を受けたロシア西部でなぜ山火事が頻発し鎮火に手間取るか、原因の一つが放射能汚染そのものであることなどを書いた。
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紀伊民報の記述の「高濃度の放射線物質が飛散し、被ばくの懸念がある」というのは訂正した方がいい。読点の打ち方に従い、「高濃度のものが」飛散と断定し、「懸念がある」の部分が「被爆」にのみ掛かるとすればだ。「高濃度の」とは断定できない気がする(少なくとも読点を外し、「高濃度の放射線物質が飛散して被爆する懸念がある」としておけば、断定は避けられた)。

日本のインターネットではロシアの報道で写真が間違っていたとして、森林火災の報道全てがデマと決めつけているかのようであるが、BBCもロシア西部の森林火災の苦戦ぶりは伝えている。数百カ所で同時多発。1週間燃え続け、消火に10数万人を動員。毎年のように起きている。

福島もこれからそうならないかと心配。放射能の影響でロシア西部では昆虫や微生物が減って草木の腐敗のペースがのろいことが研究で分かっている(通常の2倍の時間がかかる)。それが燃えやすい森の原因の一つ。福島もそうなっていないか。さらに地球温暖化の影響だ。

産経新聞の記事で東工大の先生が「植物内部に放射性物質はほとんど残存していない状況と言え、草木が燃えることで放射性物質が風で拡散されるということは考えにくい」と言っているが、アメリカの科学者ら(全米生態学会)によれば、土壌に蓄積された放射性物質は草木が水と一緒に(カルシウムやカリウムと同じように)セシウムやストロンチウムを吸い上げている。その拡散をヨーロッパの広範囲に渡って確認したのが上記、ノルウェー大気研究所の専門家なのだ。

紀伊民報の編集者が「不安は杞憂であり」と言うのは、奇異に感じる。
欧州の研究では地球温暖化とともに森林火災は2023年〜2036年が最悪の状況になる見通し。福島も森林火災対策が必要だ。
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ほらみろ
よくぞ報じた毎日新聞

放射性セシウム、3~9倍に上昇 /福島

毎日新聞2017年5月10日













→ ついに福島 放射能汚染地域で森林火災の頻発・猛威 チェルノブイリ周辺でも
→ 紀伊民報が陳謝する必要はなかった


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コメント 1

noraneko-kambei

私はこのトラックバックというのがどうしても理解できない。
一体何なんだろう?
この放射能と山林火災の記事と、臓器移植、幼児虐待と
一体何のつながりがあるというのだろう?!
私は放射能と山林火災の話がしたい。
by noraneko-kambei (2017-05-12 09:24) 

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