行き先の分からぬバスに乗せられて（２）

ベルリンでTTIP（＝TTP大西洋版）反対デモに２５万人！

でも悔しかったら日本でもTPP反対２０万人デモでも起こしてみろ！

でも彼我の差は、イラク戦争に反対したドイツと、今でも首相が正しい戦争だったと言っている日本の差だ。 ババ掴み症候群 この国の罹っている重篤な病。アメリカさんからもらったババを いつまでも握りしめ、気がついたら、その道を進むのは自分だけ。

アメリカからいったん何か言われるとひたすらその道を突き進む日本だ。

原発しかり（欧米は撤退ぎみ、日本は何がなんでも再稼動、輸出、、）

戦争も（欧米は検証でイラク戦争の過ち認めた）

TPPも（アメリカでは議会も主要大統領候補も反対）。

< 強行採決をしようとしたことなんか一度もありません > （某首相）

< 強行採決しようとしたことなんかこれまで一度たりともありません。しかし、野党議員らが継続審議を求めてるのに一方的に審議を打ち切って採決する行為はあったものと認識してます>　てか。

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TPPの経済効果、日本政府の試算は成長2.6％、雇用80万。

「衝撃的。どのセクターの成長のこと？どんな雇用？どこからそんな数字が出て来る？根拠は？ 他の誰もそんな予測していない」J・スンダラム（タフツ大TPP影響試算）

『欲の果ての旅』

http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2016-06-02 情報工作。プロパガンダ。

TPP推進派の試算は人を欺く。ひどく楽観的。前提に間違い。モデルに欠陥。

アメリカ政府は予測を外し続けてきた：NAFTA、中国のWTO加盟、米韓。

その政府系TPP旗振り役の研究所の予測でも、TPPの経済成長は12カ国でわずか1.1%。アメリカは0.5％。15年がかり！

タフツ大の予測では米国がマイナス0.54%、日本がマイナス0.12%（2015-25）。

雇用は加盟国全体で約77万減少。アメリカで45万減少（2015-25）。

勤労者の購買力が低下し、内需を押し下げ、成長が鈍化。一層の格差。

それだけに日本政府の試算 < 成長2.6％、雇用80万創出 > は「衝撃的」。

TPPは6,300ページもある、膨大で、意図的に分かりにくい法律文書（＊日本の反TPPグループによると全文8,320頁）。

「唯一曖昧でない点は、それが曖昧であるということ」

< 悪魔は細部に宿る > と言うが、それはアメリカに宿る。アメリカの企業と投資銀行と政府に。その悪魔にそそのかされてしまった日本。格好のカモかも。遺伝子組み換えGMOのネギしょって。醤油の原料もGMO？ カモネギ音頭を地で行く日本。

TPPという膨大な曖昧法律文書を書いているのは多国籍企業、そのロビイスト、何百人という法律の専門家ら。あちこちに悪魔が潜み、いろいろな仕掛けがある。それを日本人の誰が全部読んだというのか。誰が全部理解したというのか。これを強行採決するという人たちにして、果たして何人が？

かく言う私も全部は読んでない。。ちなみに正式に存在するのは英語版のみ（＊日本の反TPPグループによる新しい数え方だと全文8,320頁。政府はうち3,000頁あまりを「超訳」したのみ）。

< TPP、自由貿易、自由貿易というが、TPPは貿易以外の部分が大半。見込まれている成長の伸びのうち84%が非貿易措置（NTM）による。TPPの主眼は巨大な多国籍企業（アメリカ企業）に有利になるように規則を書き換え、それを押し付けるということ > (ジョモ・スンダラム）

国が国民の健康や安全、環境を守ろうとすると、企業の利益を阻害したとして企業から訴えられるのがISDSというカラクリ。 そして国は巨額の賠償を支払わされる。

外国企業の儲けや外国人投資家の権利が最優先、国の主権より上という、世界の歴史の新しい段階に我々は突入しつつあるのだ！

アメリカ企業が日本を併合！

これぞ「明白なる運命」。

TPP で日本を取りに（盗りに）来たアメリカ。

（そういうことに気づいたドイツ人のデモ。気づかぬ日本人）

北米先住民（インディアン）を殺しまくり「条約」で騙して土地を奪い、西海岸に達し、ハワイを分捕ったアメリカの歴史。

それを正当化したのが「明白なる運命」（マニフェスト・デスティニー）という概念ですてねー。

『アホ議員で行列のできる自民党 <日本をアメリカの51番目の州に>』

http://noraneko-kambei.blog.so-net.ne.jp/2016-02-18

ISDSでアメリカは負け知らず。

それもそのはず。ISDSの「裁判官」はアメリカの息のかかった連中だ。

オバマ大統領は年初の演説でこう言った：

「アジア太平洋の貿易のルールを決めるのは中国ではない。我々だ（＝アメリカだ）」

「我々だ」の部分は「アメリカ企業だ」と言い替えるのが正解だろう。

しかし

こんな見え見えの手口に騙される国もあるのかね。

こんな見え見えの手口に騙される政治家も、企業人も、国民もいるのかね。

それがいるんだよ。何度でも騙される。

戦争で騙され、また戦争やろうとしているじゃないか。

「平和のための原子力」で騙され、「明るい未来のエネルギー」にしてやられ、また始めようとしているじゃないか。

日本全国、放射能ばらまきつつ、核のゴミの最終的な行き場もないまま。 経産省はまだ、原発の電力のほうが、廃炉を含めても安い、と言っている（2016.10.27)。

気がつけば

< 国破れてアメリカさんがあり>

だろう。 韓国の大統領退陣要求デモ（2016.10.29）。止めたければもはやこれしかないのか。

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