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古里や池に枯れ葉の色盲表 [人生]

いつも故郷の写真をフェイスブッックに上げてくれる矢野泰晴はありがたい。私は気取らない彼の美の世界が大好きだ。朽ちて行く廃屋、誰もいない公園、何気ない日常見かけるありふれた品々が突然ポップアートに変身したり、印象派風だったり。。風景、人、町、自然、構造物、催し、、いろんなものを、熊本のいろんな所から送ってくれる。。きょうの作品枯れ葉の集合は一幅の絵画のよう。自然が葉っぱの一枚一枚を意図的に配置したかのよう。私はふと色んなことを思い出してしまった。



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今は色盲色弱とは言わず色覚異常というのだそうだし
私が子供の頃の「色盲検査」ももう学校ではしないのだそうだが
小学校入学のときの身体検査でその表を見せられ、何かが見つかり、
付き添っていた伯母が心配げに保健室の先生?と言葉を交わしていたのを憶えている。

中学の時は体育の教師がその表をめくりながら「これが見えんのか!?」
と言って声を出して笑い出した。(なにも笑わなくても)。
列を作っていた同級生らも聞いていた。
1組に1人ないし2人はいる勘定だった。

某局で仕事をしていた頃、外国語のニュースを通訳・翻訳する人々への注意書きが貼り出してあった。「colorblind <色盲> という言葉について」である。「色盲」は盲の字ありて良からず。「色覚異常」と言うべしというものであった。しかし、追記があり、「異常」という言葉がこれまた障害者を刺激し、嫌がられるので適宜次のように言い変えることが望ましい、とあった:「色の判別の出来ない人」。

そこで「デスク」と呼ばれる人に意見を述べた。< それがいちばんきついです。私は色弱と言われているんですが、色は大方判別できます。ごく一部に判別しにくい色があるだけです。その言い方だと、実際以上に重い障害であるかのような印象を与え、誤解を招くと思います > と。

その「デスク」は無言で立ち上がると、貼り紙のところまですっ飛んで行き、その紙を引きはがして、びりびりに引き裂き、くず箱へ放り込んだ。(なにも破り捨てなくても)。そして無言でデスクの机に戻って行った。私は彼をよほど不愉快にさせてしまったようだった。何がいけなかったのだろう。私は今でもときどき思い出しては首をかしげている。


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色盲表 枯葉.jpg


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