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「ガッツポーズ」の張本人 [ことば]

張本は卓球を 柔道や相撲と 勘違いしている



リオ五輪の卓球の水谷隼に「肩から上に手を挙げちゃだめなのよ」と張本。

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 子供の頃からいちばん好きな野球選手のひとりだったが
ボケたのか張本?

王が756号本塁打(当時の世界最多)の記録を達成したときが
これ:


↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

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左が張本

ド派手
に喜んだ張本人

<自分のこと棚に上げちゃだめなのよ>

と言いたいところ

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右端の捕手がっくり
それにつけても思い出すのは
あんときのアントン・ヘーシンク
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1964年の東京オリンピックでオランダのアントン・ヘーシンクが柔道無差別級で
日本の神永に勝ったこの瞬間。
「やったよ」と観客の声援に応えている
のではない。
オランダの金メダル獲得に舞い上がった一人のオランダ人と思しき観客が小旗を振って(だったと思う)
畳の上に乱入しようとしたその瞬間、ヘーシンクは右手でその男を制したのだ。

ヘーシンクはこのあと柔道着の乱れを正すと深く一礼、静かに勝ち名乗りを受けた(と記憶)。

ヘーシンクが技のみならず、柔道の心をも身につけていたことを見せつけた一瞬であった。
柔道で日本人が敗れたことに日本では大きな衝撃が走ったが、ヘーシンクは嫌いにはなれなかった。

それにしても「ガッツポーズ」ってことば
嫌いですね。 

英語で言ってごらんよ。言われたほうは「え?はらわたが停止?腸のお休み?」
便秘にでもなったの?
なんて言われたりしてね。
いい加減やめない?こんなこと言うの。

ーじゃ、なんと言うんですか?「はらわた姿勢」?

う。そこが苦しいところ。しかし、柔道や相撲や剣道の放送なんかで「ガッツポーズ」
なんてのは、たとえそういう仕草があったとしても、言ってほしくないね。
なんかそれこそ美しい日本が汚される感じがする。

ーだから、なんと言うのよ?

しつこいね。
「ど根性仕草」、、いや、
アメリカと戦争してる最中じゃあるまいし「はらわた姿勢」は冗談としても
「ど根性仕草」なんてのもこの和製英語の日本語への直訳。。
(いわゆる「借用翻訳」だがその言葉自体英語のloan translationの借用翻訳だから
 癪よー)
 テレビでも「ガッツポーズ」のバカの一つ覚えというか頻発は避けようとしてか
「拳を突き上げました」とか
「小さく拳を握りました」とか「やったの構えです」とか言い始めてはいるようだが。。

これは日本語の造語能力、新しい表現を創造する力の欠如という
深刻な問題だと思う。何もかも英語から借りてくるのだ。
(そしてそれは英語の世界では通用しない)。

英語のごみ溜め

このままだと日本語が英語の掃き溜めのような言語になってしまう。
現にカタカナ語の氾濫ぶりはこのところ加速の一途。
けっこう危険水域に差しかかってきていると思う。
小学校から英語教えて、いよいよ。。
スポーツはカタカナ語の大きな供給源の一つでもある。
一方で若い世代に理解してもらえない由緒ある日本語、使用されなくなる普通の日本語が急増。

かくて日本は自分たちの過去とのつながりを断たれていく。
文化的のみならず政治的にもアメリカなどへの隷属を深める作用がある。

ー日本語が赤色一覧に載った?

なんじゃそれ。レッドリストか。。絶滅の危惧語日本。
確かにそうだ。私はこのままでは日本語は滅びると思っている。 



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