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地名的あやまち ホボ 致命的　島尻のしくじり　[戦争をする国 日本]

歯舞01.jpg

歯舞02.jpg

２月の記者会見で島尻安伊子大臣：「はぼ、えー、何だっけ・・」（＊１）

北方担当相のくせに北方四島の「歯舞」（ハボマイ）が 読めない！！？？

めまい、あぶない、絶句、唖然、呆然、あいた口が塞がらない、jaws dropped、

なんとお粗末、無能力、無学力、無知、無責任、無自覚、、

という世の驚きに乗じて北海道新聞もたたみかけた

が

↓↓↓

 

むむー

そこにあった読みがなが

「ほぼまい」

だった。


ハボマイじゃなくてホボマイ。。


歯舞03「ほぼ」まい北海道新聞.jpg

あちゃあ

地元北海道新聞ともあろうものが、「歯舞」をちゃんと読めんのか？！

顎が落ちたついでに、それこそほんま、歯が舞うてしまうわ

 

これでほぼまちがいあるまい：

 

やはりそもそも北海道やそれより北の島々
アイヌ語に漢字を当てて日本の領土とするところに無理があったか。。（＊２）

 

やはり私がかねてより提唱しているとおり

北海道（「北方領土」含む）はいったん「アイヌモシリ国」として独立
沖縄（と南西諸島？）も「琉球国」で独立したうえ
本土の「やまと国」とで「日本連邦」を形成する

というふうにするのが筋か。

住民投票で連邦に加わるか問うことも必要だろう。

そしてアイヌの人々と沖縄の人々には歴史的な謝罪も必要だろう。

 

 

しかし歯舞群島「なんだっけ島」。これじゃほぼ

アメリカの別荘地ナンタケット島だな。

 

しかしそれがこーゆーことになってる訳です：

 

歯舞04.jpg産経フォト

 

歯舞05.jpg北海道サイトより


「返せ！」って、もともとアイヌが住んでいたんですけど（＊３）。

 

 

「マボ判決」

 

島の先住民の権利というと

オーストラリアの「マボ判決」を思い出す。漢字で書けば麻婆

かどうかは知らないが、エディ・マボさんという豪州先住民（トレス海峡諸島民）の人がいて

パプアニューギニアとの国境に近い島のメリアム族。土地の権利を主張して訴訟を起し

裁判所がそれを認めたという画期的なもの。

何が画期的かて、

ヨーロッパ人は、土地は先に見つけて旗立てこれは俺のもの

と言えば自分に土地の所有権が生じる、みたいな

誠に自分勝手な西洋の「国際法」の歴史的な原則を打ち立て、

帝国主義、植民地主義をも正当化していたのだが、それをくつがえしたから。

世界初。

なにせそれまでは、誰も権利を主張してない土地は、むむー、

「無主地」terra nullius

なんて概念が誠に都合良くあって、

そこの権利は早いもの勝ちとされていたのだ（無主地先占）。

む、む、無茶苦茶でんがな。

それで世界に出て行ってあちこち旗立てて線引いて

今日に至る紛争の火種をあちこちにばらまいて行った。

今でも野球中継などでも

野手の中間点なんかにポテン・ヒットがあるとアメリカでは

no man's land に落ちたなんて言ってるのがその名残だ（私見）。

 

そう言えば欧米の方々はやたら旗を立てたがる。


歯舞06.jpg
これは北極海の無人島に現われたカナダの兵士。

 

そう言えばあのときあそこにも。

歯舞08.jpg　1969年

 

歯舞09.jpg　1945年

 

硫黄島でもアポロの月面着陸でも、あちらの人はやたら旗を立てている。

ここは俺たちのもの、と。

今でもロシアなんか深海用無人潜水艦で

北極海の海底にまで旗を立て権利を主張してる始末。

先占恐々？

それで紛争にもなり、旗迷惑もいいところ。

 

歯舞07.jpg

 北極点の海底に立てられたロシア国旗（２００７）

 

 北極の分割案.jpg

所有欲に取り憑かれた国々

 

オーストラリアではマボ判決によって先住民に権利が認められた土地が、牧場になっていたり、鉱山の採掘をやっていたりしたら、そこで上がる利益の一部は先住民に支払わなくてはならなくなった。だもんだから、働かずに昼間から公園で酒盛りという人たちもいるようで（と言っても先住民アボリジニは酒には非常に弱く、慢性病も多い：糖尿病、腎臓病、心臓病、目の疾患）、私はオーストラリアで実際そういう光景を目にし、話も聞いてきた。だが、労働党政権下にできた法律はその後、自由党ハワード政権下、一部改められ、やや薄められているようだ（＊４）。

 

竹島だって、かつては日本人、朝鮮人、それぞれ「所有」の意識はなかったようでもある。

昆布を採りに行く日本人。朝鮮人がアザラシを捕りに来てたな、といった感じで。

領土の所有という西洋人の概念で東アジア人同士がいがみあうのも、いかにも悲劇だ。

竹島／独島。お互いの「入会地」にしてはどうか。

 

アイヌだって、土地は神様のものであって、人間が所有するものではなかった。

 

歯舞10.jpg

竹島。韓国名「独島」（ドクト）。

歯舞11.jpg

李明博大統領 (2012) の政治パーフォーマンス。政治家らが民衆を煽る。

 

島や先住民の話になると一応私もヤマトタケルに征伐された九州の先住民

「熊襲」（クマソ）の血を受け継ぐし？　名前にもシマがあって一応シマンチュー、

シマの話でついつい長くなってしまう。

 

それにしてもナンタッケ島の島尻安伊子。相当めちゃくちゃな人ではある。

民主党から那覇市議補選で当選、その後離党し、自民・公明推薦の無所属で参院選当選後、自民入党。

普天間基地の県内移設に賛成していたが、次の選挙では県外移設を主張するも、当選後、再び県内移設賛成に転じる。

 

「危険な抗議活動には先んじて手を打つ」などと発言し、沖縄の住民に寄り添うようなそぶりは、ほぼない。

 

2013年には文科省から６０数億円（税金）の補助を受けた独立行政法人「日本学生支援機構」から約４００万円の交付金をもらった日本語学校「ＪＳＬインターナショナル」（沖縄・浦添市）から３００万円の寄付を受けているという島尻の帳尻だが、JSLの理事長は夫だ。

http://www.npo-iasia.org/archive/2016/01/shimajiri2.html

 

政治資金収支報告書にあった貸付金1050万円の記載がいつしか消え、虚偽として市民団体から刑事告発されたりもしている。

 

安倍総理の自民党、能力や資質の問われる人物、怪しげなことをやっている閣僚や議員だらけ。

 

しかもさして追求もされず、居座り続けられるのが実に不思議である（＊５）。

 

名前が売れている、顔が知られているというだけで自民党が選挙に立ててくるいわゆるタレント候補。次の選挙でもさらに続々の構え。安倍総理らはいよよこの国を滅ぼすつもりか。有権者はとことんなめられているのだ。そのような候補であればこそ、有権者は強い拒否反応を見せなくてはならない。そうでなければ、日本に良き未来はほぼ訪れまい。

 

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（＊１）

 


 

（＊２）北方四島：歯舞、色丹、国後、択捉。ついでに千島列島：得撫、知理保以、武魯屯、新知、計吐夷、宇志和、羅処和、松輪、雷公計、牟知、捨子古丹、越湯磨、春牟古丹、温禰古丹、磨勘留、幌筵、阿頼度、占守

島の名をあなたはいくつ読めますか 波のまにまに北のしまじま

 

これ全部読めたら偉い。しょこたん、うるっぷ！ 間違えちょるぽい？ 舌かむちゃっか？

 

歯舞（はぼまい）、色丹（しこたん）、国後（くなしり）、択捉（えとろふ）、

 

得撫（うるっぷ）、知理保以（ちぇるぽい）、武魯屯（ぶろとん）、新知（しむしる）、計吐夷（けとい）、宇志和（うししる）、羅処和（らすつあ）、松輪（まつあ）、雷公計（らいこけ）、牟知（むしる）、捨子古丹（しゃすこたん）、越湯磨（えかるま）、春牟古丹（はりむこたん）、温禰古丹（をねこたん）、磨勘留（まかんるし）、幌筵（ぱらむしる）、阿頼度（あらいど）、占守（しゅむしゅ）

 

歯舞12.jpg


（＊３）

ぬすっとたけだけしいそんな言葉を思い浮かべるわけです国が「保護」なんて呼ぶものってろくなものはないとも思うわけです「与えた」というが、そのまえに「取り上げ」てるわけでしょそこは言わないんですか北方領土を返せというが島...

中嶋 寛さんの投稿 2016年3月9日

 

（＊４）白人たちにとって先住民は娯楽狩猟の対象ですらあった。人口激減。タスマニア人は絶滅。欧州では遺骨蒐集すら流行した。大英博物館にも陳列。

1960年代末まで先住民アボリジニの混血児を親元から引き離すことが行なわれていた。"Stolen Generations"（盗まれた世代）と呼ばれる問題。2008年、労働党のラッド首相が国の正式な謝罪を行い、法律を整備したが、先住民には今なお差別、貧困など社会問題。刑務所への収監率も高い。若者の死因の首位は自殺。つい先日も１０歳の女の子の自殺がニュースになっている。

http://www.theaustralian.com.au/news/wa-community-in-shock-after-suicide-of-aboriginal-child/news-story/c28fb9e534657ee3fc1a00609d8b3799

WA community in shock after suicide of Aboriginal child

 

無主地、無主地先占、マボ判決

1982年、エディ・マボらが提訴 < 先祖代々、土地に対する権利があった。神話で証明できる。>

「マボ対クイーンズランド州政府」の裁判。マボさんのマレー島がクイーンズランド（＝「女王の土地」）とはなんとも皮肉。

1992年、最高裁、マボ判決。無主地の概念はもはや認められないとし、メリアム族の土地の権利を認める。
1993年、オーストラリア先住権原法。
1996年、ウィック判決。放牧貸借地にも先住権原認める。
2007年、国連、先住民族の権利に関する宣言。慣習的な土地に対する領有、開発、管理、使用する権利を認める（第26条）。
2008年、ラッド首相、「盗まれた世代」政策を公式に謝罪。


Eddie Mabo.jpg

このマボさんにならい神話・民話を証拠に裁判やったらどうか ! 

知里幸恵アイヌ神謡集.jpg 
知里幸恵「アイヌ神謡集」

萱野茂
全面勝訴萱野茂.jpg

1899年、北海道旧土人保護法（保護とは名ばかりで、同化政策を実施。土地を取り上げ、サケ猟など固有の主業や生活習慣を禁じ、農業を押しつけ、日本語、日本名を強要した）。
1997年、アイヌ文化振興法を施行。北海道旧土人保護法は廃止。
2008年、「アイヌの人々は、いわゆる和人との関係において、日本列島北部周辺、取り分け北海道に先住していたことは歴史的事実であり、また、独自の言語及び宗教を有し、文化の独自性を保持していること等から、少数民族であると認識している。」政府答弁書（５月２０日）
2008年、「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」衆参両院全会一致（６月６日）。
2014年、金子快之・札幌市議（自民）「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」。

We say sorry. Rudd.jpeg議会で正式に謝罪するラッド首相


(＊５）丸川珠代環境相は、国が年間被ばく線量の除染の長期目標を一ミリシーベルト以下に定めたのは

「何の根拠もない」と発言。


「『反放射能派』というと変だが、どれだけ下げても心配だという人は世の中にいる。そういう人たちが騒いだ中で何の科学的根拠もなく、時の環境相が一ミリシーベルトまで下げると急に言った」

 

と丸川大臣だが、民主党政権は
国際放射線防護委員会（ＩＣＲＰ）の勧告に基づき、
長期的な目標を１ミリシーベルトと決定していた。


「誤解を与えたなら、言葉足らずだったことはおわびする」と陳謝。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016021002000124.html





「誤解を与えたのなら言葉足らずだった」と丸川大臣だが誤解などない。私たちは正しく理解した。
ウソをついてごまかせると思ったのだが、結局ごまかし通せぬと観念し、白状したといいうことだ。

 

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タグ：丸川珠代 北方領土 高市早苗 今井理恵子 北方担当大臣 島尻安伊子 安倍政権 環境相 佐藤ゆかり 猪口邦子 総務大臣 先住民 独島 竹島 アイヌ アイヌモシリ 日本連邦 アボリジニ マボ判決 地名的
2016-03-11 00:30  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

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コメント 1

からしだね

最近、少し忙しかったので2週間ぶりくらいにブログを覘かせていただいております。以前、「山と来たら次は川、そして是非、岩と行きたい。その前に島か。」と予告されており、この記事、お待ちしておりました。
最近、本当に笑いも凍りつくような出来事の連続で、こんなことではいけないと思いながら時折沈み込んでしまいます。（世の大半の人たちの無関心ぶりはこうした無気力のせいでしょうか。）
寛兵衛さんが常に主張しておられる、「西洋の価値観に同化してどうする？」というご主張、私もはるか遠い昔、中学生のころから疑問に感じていたことでありました。

「なんでいつも欧米が先生で日本は生徒なの？」

同じ頃、ガンジーの自伝を読んで「あ～、これこそアジア人ならではの思想！」と、日本人ではないけれど、同じアジア人でありながら世界中誰にでも普遍的に訴えかける思考を持った人がいることに感動した記憶があります。
アメリカの作家Richard WrightもBlack Boyで「白人の価値観ではなく黒人自身の価値観を持とう！」と訴えかけていましたね。この本も、黒人作家が書いたからではなく、1人の黒人少年の成長する姿を通して普遍的な人間の問題を描いている点が感動的でした。

この、「他所から借りた価値観で生きている」ことに疑問を持たない人が多いから今の日本がある？と感じる今日この頃です。

by からしだね (2016-03-22 09:28) 

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