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ゾウの造反 野生のゾウが暴れる 中印 そして『象にささやく男』 [『象にささやく男』]

哀れ 恋に破れ やぶれかぶれのオスの象よ


記事によると金曜日に15台、日曜日に4台。メスを奪い合う別のオスとの戦いに破れた末の乱暴狼藉という。中国には野生の象が250頭足らずだそうだ。


しかしアジアゾウだからか、けっこう大人しいな...というのもアフリカゾウなら・・


  ↓ ↓ ↓

アフリカぞうなら、こんなもんじゃすまされないという印象があったのだ。

私が訳した『象にささやく男』には次のようなくだりがある。

 

「(すると例のオスのゾウである)お尻を突き上げている。発情期であることが分かった。この間、オスのゾウは、雄性ホルモン・テストステロンの量が五十倍にもふくれあがり、行動が非常に気まぐれになって危険である。特にメスを追いかけているときがそうで、今がまさにそうだった。私は発情期のオスと接触しようなどという無茶は一度も考えたことがない。どう爆発するか予測がつかないのだ。いずれにせよ今回はお客と一緒だし、接触など論外であった」

 

ところが車に同乗していたそのお客が騒ぎ出すのだ。

 

「ゾウだ!ゾウだ!」

 

さあどうなる?!

ゾウは車に近づいて来て、鼻で窓を小突くは、牙をぶつけるは・・しまいにゾウは・・

 

「頭を持ち上げると、怒り心頭、凶暴な雄叫びを上げた。これで私も、自分たちがとてものっきぴならない状態に陥っていることが分かった。ゾウに言わせれば、車の方が彼を襲ったのである。恨み骨髄、今度は車の正面に回って保護棒(ブル・バー)に激しくぶちかます。私の体はがくんと前のめりになり、衝撃テストの人形よろしくフロントグラスに頭をしたたかに打ち付けた。それから彼は自分の大きな頭をブル・バーに当てると、そのままブルドーザーのようにぐんぐん押して来た。車は後ろに二〇メートル近く押され、後部車輪が倒れた木にぶつかってようやく止まった」

 

「私は恐怖に陥った。彼が後退したのは、突進の助走を付けるためである」

それは「荒れ狂う突撃だった。そのものすごい衝撃で、私は歯がぐらぐら揺れた。彼は牙を、後部座席のドアのすぐ後ろに横から激突させた。車はそのまま持ち上がり、ひっくり返った」

 

「バッターン! 四輪駆動車が側面から地面に叩き付けられた。それから回転して、車は屋根を地面に打ち付けて裏返しとなった。それでもゾウは車を藪の中にぐいぐい押して、その容赦ない攻撃を続けた・・・」

 

インドのゾウは村に迷い込んでかなり暴れたようです。

でもどっちかというと象のほうが人を怖がっていたという。

ゾウは血まみれだけど人にケガはなかった。

Bloodied elephant rampages through Indian city, smashing parked cars, motorbikes and buildings after wandering out of forest and panicking


意表をついたヒョウの豹変





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