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サンダース語録 1985〜2015 [アメリカ大統領選挙 2016]

バーニー・サンダースの1985年からの発言集を聞くと、長年この無所属で民主社会主義の政治家がいかに一貫して弱者の擁護を訴え、格差に慷慨し、金権政治に反対し大企業に反対し軍事費に反対し権利の抑圧に反対して来たかが分かる。そして驚くのが、彼の言っていることがいかに今の日本にぴったりと当てはまるか、である。日本はまさにアメリカの地獄を必死に後追いしているだけである。だから彼の躍進は日本に飛び火する可能性を秘めていると思う。

だから、アメリカ大統領選候補指名争い、来週火曜日のニューハンプシャーを乗り切って、さらに旋風を巻き起こしてほしい。そしてそれがそのまま、日本の夏の選挙に向けて新しい運動に火を付けることを期待したい。その思いで[語録」を訳してみた。

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「私たちのいま住んでいる世界はこうだ。このことを考えると落ち込みそうになる。数億人という人々が餓死寸前、いまこの瞬間に餓死寸前だ。なのに、世界の超大国をはじめもろもろの国は、おそらく1兆ドル近くのお金を、毎年、毎年、兵器に使っている。核兵器に使っている。一瞬のうちに多くの人々を動けなくし、多くの人の命を奪う神経ガスの開発生産に使っている。しかし、いかに優れた頭脳を結集し科学、ロボット、医学の研究を行なおうが、人間の文明は実のところこの数千年の間、まったく進歩していないのだ」

 

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「この国の全土でいまある種の道徳的な腐敗が起きている。道徳的な腐敗というのは、大統領府や議会で行なわれることがアメリカ国民の意志を反映していると信じる人たちがいるということである。きょうこの部屋に46の州から虹の連合などの人たちが集まったが、そのことによって私たちが大声ではっきりと言っているのは、ロナルド・レーガン(大統領)やその億万長者の友人たちは、アメリカの代表ではない、私たちこそが代表だということだ」


「勤労者の子供たちにはかつて夢があった。ちゃんと勉強していれば、大学にいけるかもしれない、と。その夢はもうない」


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「ひどい話だ。アメリカの大都市の一部では、子供の50%が高校を終えられないでいる。大学の学費は高騰しており、豊かな家の子供でなければ大学に行けなくなってきた。かつては多くの親の夢だった。私の親もそうだった。がんばれば学校に行ける、大学教育が受けられるという夢だ」


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「たとえば、スウェーデンなど北欧には長年の社会主義の政権があり、おそらくほとんどの点において、それらの国々はアメリカよりずっと民主主義的だろう。選挙では80%、90%の人々が投票し、労働組合が強く、アメリカより開かれたメディアがあり、国民の全員に医療保険がある。そんなのユートピアだと言うかもしれないが、お隣のカナダだって二つの州が社会主義的な政府だ。社会主義を共産主義と同一視して批判するのは、あまりにも無知としか言いようがない」

 

バーモントの医師:          

 

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「医療費を払えない患者さんが増えています。

皆さんの中にも、家族が病気になったら治療費を払えないのでは 

という心配をされている方が少なくなと思います」


「今年私はバーニー・サンダースに投票します。国民会保険制度を求めて戦っている人だからです」

 

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「この国の富裕層の収入がものすごく伸びている一方で、勤労者の生活水準、貧しい人々の生活水準は低下しています。

 中間層や勤労者を不当にいじめるような法案に私が賛成できるわけがありません」

 

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500万人の子供を飢えさせ、200万人に野宿させるような大統領や議会は問題です。町が麻薬や暴力の温床になります。

それで「厳しい犯罪対策」だと言いますが、犯罪に対処したいのなら、犯罪の原因にメスを入れなくてはなりません。この国のすべての国民にちゃんとした生活水準を保証しようではありませんか。犯罪対策、それは、貧しい人々を監獄に放り込むということではありません。人口比以上に黒人を処罰することでもありません」

 

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「貧しい家庭の子供達は飢え、戸外に寝泊まりし、医療や教育の機会もない一方、国の富裕層はますます豊かになっています。税の負担が軽くなっているのからです。子供達が苦しむ一方、富裕層やお金持ちは高級車に乗ってゴルフをしに行きます」


「これは秘密ではありません。アメリカの大統領と議会は国民のニーズに応えていません。その大きな原因は、選挙資金のあり方にあります。お金持ちや大企業がお金で政治家を売り買いできるような制度になっているからです。金持ちはより金持ちになり、貧しい人々はますます貧しくなります。普通のアメリカ人が政治から閉め出されているのです」


「この国が、国の医療保険のない先進国2カ国のひとつであるのは、選挙資金改革と関係しています。いまアメリカでは社長さんたちの収入はうなぎ上りで、貧富の格差はさらに広がり、1000万人のアメリカ人は失業。それは選挙資金と関係しています。制度はだいたにおいて大企業の利害によって支配されています。大統領も議員の多くも、大企業や金持ちの利害を守るのが仕事なのです。彼らがこの国の経済と政治を支配しているのです。


 ですから選挙資金の制度を改革し、いいかげん、選挙に投じることのできるお金を制限しようじゃないかと言っているのです。公平な土俵にしよう。そういう議論なのです」

 

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「私が心配しているのは、この偉大な国、この民主国家が、寡頭制になりつつあるのではないかということ。つまり、一部のごく限られた人々が、大変な富と力を独占し、その富と力を国民全体に対して使う、ということだ」


「全国のアメリカ国民が、この10年間の優先順位を間違えたワシントンの政策について憤慨している。金持ちには大変な税の優遇策、200万人が外で寝泊まりする一方、いろんな使えもしない兵器に何十億ドルを費やす。そして500万人の子供達が飢えている」

 

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「希望を失った今のアメリカの国民に希望を与えよう。失業者に雇用を、ホームレスに住む家を、お腹をすかした人たちに食料を」

 

「いまアメリカの勤労者の労働時間は前より長くなっている。かなり伸びた。休暇も減った。多くの人がヘトヘトとだと言っているのも当然。

実質賃金が下がっている分を残業で補う必要があるのだ」

 

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「バーモント州の高齢の低所得者に、零下30度の寒さになっても燃料手当は出せないというのなら、

寒さにも耐える大企業には税金は1セントたりとも払ってはならないという大きな道義的義務があるはずだ」

 

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「経済の成長と言うとき、問題にしなくてはならないのは、誰がそこから収入を増やしているかということであり、明らかに、現実としては、そのいちばん大きい部分はいちばん豊かな人々のふところに収まっている。大多数の人々が実質的には収入が減っているのだ」

 

「支払機で20ドルを引き出しても、2ドル、3ドルといった手数料をとられる。自分のお金を引き出すのにだ。正直これはひどい「ふんだくり」だ。国民から選ばれた議員としての私たち仕事は、そのような「ふんだくり」をやめさせることだ」

 

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「その考え方は、大企業を代弁する議員の皆さんもそうだが、金持ちを優遇すると長い目で見てやがては皆が助かることになる、というものだ。いま上位1パーセントが下位90パーセントより多くの富をという時代で、社長の給料は普通の従業員の200倍、それが何か魔術のように下にまでこぼれてくる、という話だ」

 

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「アジアに投資して莫大な利益を上げた銀行をこの国の納税者が救済するというのはたいへんな皮肉だ」

 

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「景気がいいのはいちばん豊かな人たちだけなのに、なぜ経済が好調と言えるのか、不思議でならない」

 

「大企業の経営者が従業員の500倍あまりの給料を手にするのは道徳的に正しいのか。アメリカの勤労者を解雇して利益を出しているようなものなのに」

 

「問題は我々がサダム・フセインを好きか嫌いかではなく、彼がアメリカ国民にいま差し迫る脅威であるのかどうか、アメリカが一方的にイラクに侵攻することで害より益のほうが大きいのかどうかだ」

 


グリーンスパン連邦準備制度理事会議長(日本で言えば黒田日銀総裁に当たるおっさん)に:


「あなたは現実世界を知らない。私と一緒にバーモントに来て、普通の人たちに会ってみないか。

 カントリークラブやカクテルパーティーは普通のアメリカではない。億万長者は普通の人ではない」


「ウォルマートがGMに代わってアメリカの主要な雇用主となった。人が暮らして行ける賃金ではなく、人が飢える賃金を払う会社だ。

 しかし、そのことにあなたには一切関心がない」

 

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「私たちは、この国を自由の国にしている憲法上の基本的な権利を損なうことなく、テロと戦い、アメリカ国民を守ることができるはずだ。

 

 私たちはみな忘れまい。1940年代、罪もない日系アメリカ人が理由なく収容所に送られた。1960年代はアメリカの大統領、ケネディ大統領が、FBIの捜査ファイルの対象だった。1960年代には、私たちの中にも20世紀の英雄と考える人のいる1人であるマーチン・ルーサー・キングがFBIに追跡され、捜査されていた」

 

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「全国の人が小規模農家の苦労をよく知っている」

 

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「失敗し続けている貿易政策をこれからもまた追い続ける代わりに、いったん立ち止まり、どこで失敗しているのかを理解した上で、勤労者や中間層のためになる合意をまとめるべきだ。大きな多国籍企業の経営者だけのための合意ではなしに」

 

「こういうことをアメリカの上院ではあまり話してはいけないことになっているようだが、これら石油企業がたいへん大きな政治的な影響力をワシントンに対して持っていると思わない人は、自分をごまかしているだけだ」

 

「上位0.1パーセントの人々、30万人の人々の収入は、いまやアメリカ人1億5000万人を合わせた分より多い」

 

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「いまこの国の支配層は、まるで酒や麻薬に依存した人のようだ。もっと、もっと、とほしがる。どれだけ大勢の子供達が貧困にあえごうと、どれだけ失業率が高かろうと、おかまいなしだ。もっとくれ、もっとくれ、もっとくれ、と言っている。


私は言いたい。


えー加減にせい!!


Enough is enough」

 

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「アメリカ人は怒っている。

 アメリカ人は怒っている。

 それは、大恐慌以来の最悪の景気後退にあるからだ」


「アメリカ人がなぜワシントンに白けているか、知っていますか?

 議会がなぜまったく支持されないか、好かれないか、知っていますか?

 国民が「ふんだくられている」ことを知っているからです」


何百万人という人々の労働時間が増えています。そして

彼らの賃金は下がって来ているのです。

医療保険代は増えているかもしれません。

年金は減らされています。


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「何かが根本的にまちがっている。

 0.1パーセントの富が、下位の90パーセントの富とほぼ同じなのだ」


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「200億ドル持っているような億万長者、コーク兄弟なら800億ですが、そういう人たちなら、

 いくら選挙資金規制と言ってもーー委員長はウイスコンシンという中程度の大きさの州ですがーー

 彼らはあなたの目の前で5,000万ドルとか1億ドルといった小切手を切る事ができます。

 それで一切問題ないのです」


「組織的な資金による政府は犯罪組織による政府と同じくらい危険なものだ」(フランクリン・ルーズベルト、1936)

 

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「この醜悪なまでの格差は不道徳であり、経済的にもまずいし、持続不可能なものだ。

  アメリカの経済がこんなインチキでいいはずがない。変らなくてはならない。

 私は皆さんの大統領として、皆さんと一緒になって、それを変える」


           (拍手喝采)


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* バーニー・サンダース、心は無所属ながらアメリカの大統領選挙、民主党か共和党でなければ勝ち目はない。民主党から大統領をめざすことになった。

 

「問題は天から降って来たわけではない。

 人間がまずい決定によって創り出してきたものである。

 人間による良い決定でそれは変えることができる」


「いま我々がとり組まなくてはならない課題のひとつ、それはこうだ。

 全国に多くの優れた良き人々がいる。

 しかし、状況は絶望的だ、企業の資金力には負ける、大富豪には勝てない、諦める。

 そう思ってしまったら、まさに彼らの思うつぼ。

 皆さんに伏してお願いする。

 どうかそんな絶望の世界には足を踏み入れないでくれ」

 


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ISOP

サンダース氏の演説の素晴らしい邦訳、ありがとうございます。
サンダース氏が大好きになりました!^^
こちらの語録をブログに引用させて頂いてもよろしいでしょうか?(引用元URLは記載します)
by ISOP (2016-02-24 22:02) 

noraneko-kambei

ありがとうございます。そのようなお言葉を頂き、訳して良かったと思います。どうぞ引用なさって下さい!ご配慮、感謝いたします。
by noraneko-kambei (2016-02-25 21:35) 

ISOP

ありがとうございますm(__)m

引用させていただきましたm(__)m
by ISOP (2016-02-27 14:38) 

Oma

サンダース語録、日本語になっているのを知ってうれしく思いました。ありがとうございます。
バーニーの演説は、いつも胸熱になります。
こちらのブログでは紹介されていないようですが(見落としならごめんなさい!)、昨年12月のラッパーのKiller Mikeとの対談(Talking Shop w/ Bernie Sanders)も長いですがとても心にぐっとくるものでした。
またほかのページもゆっくり拝見したいと思います。
ありがとうございます。
by Oma (2016-02-28 13:21) 

noraneko-kambei

Omaさん、コメントをありがとうございました。また対談のご紹介ありがとうございます。知りませんでした。そのうち聴いてみようと思います。
by noraneko-kambei (2016-03-07 19:59) 

FEEL THE BERN

バーニーのまとめです。
よろしければ遊びにいらして下さい♪
by FEEL THE BERN (2016-04-08 10:51) 

radey

本当に素晴らしい邦訳と記事に感謝します。
とても感動しました。
それで、事後報告になってしまい申し訳ないのですが、ブログにリンクさせていただきました。m(_ _*)m
どうもありがとうございました。
by radey (2016-05-10 23:48) 

noraneko-kambei

radeyさん、ご報告ありがとうございます。ご紹介下さり感謝です。私の訳したものを読まれて心の中で「バーニー旋風」が吹き荒れているとのこと、嬉しい限りです。そのradeyさんのブログを読まれた方々にも旋風が広がるといいですね。
by noraneko-kambei (2016-05-11 05:22) 

NY金魚

年甲斐もなく、NYでのサンダース・ラリーに4回も日参してしまいました。かれの言葉を聴いていると、世界がすでに変わってしまった感じがします。当方ブログにも記事を3つ上げています。
日本語の書き出しありがとうございます。当方のFB=Kingyo NY で紹介させていただきました。今後ともよろしく。
by NY金魚 (2016-05-13 00:21) 

一郎

宮武嶺さんのツイートで
https://twitter.com/raymiyatake/status/730920558443921408
この記事を知りました
これまで何度か
こちらのブログにお伺いしましたが
この記事は初めて目にしました

バーニー氏についての
一つの疑問が解けました
民主党の候補ということで
オバマと同じく
所詮は保守・・・期待できない

そう思っていましたが
その主張・政策・行動には
共感することばかり
感動することもしきりでした
そもそもは無所属だったと知り納得

アメリカでは
民主党か共和党でなければ
大統領選ではたたかえない
それゆえ民主党に・・・
ということだったんですね

1991年 湾岸戦争開始の翌日の
空席の彼の国会演説の動画を知って
感動しました
そしてこの記事で紹介されている
サンダース語録 1985〜2015

その丹念な記録
ただただ感動です
そのことをお伝えしたく
コメントさせていただきました
どうも失礼しました

by 一郎 (2016-05-13 14:58) 

noraneko-kambei

NY金魚さま、紹介して下さったとのこと、ありがとうございます。
by noraneko-kambei (2016-05-14 10:56) 

noraneko-kambei

一郎さん、こちらこそありがとうございます。博多どんたくの件、引用させてもらっています。
by noraneko-kambei (2016-05-14 11:00) 

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