催涙ガスを吸い死亡 幼児や医師 西岸地区 [パレスチナ]
西岸地区ベツレヘム近くで生後8ヶ月の男の子がイスラエル 軍の催涙ガスを吸い死亡とパレスチナ自治政府( 10月30日)
イスラエル軍が調査へ
Violence between Israelis and Palestinians continues with attacks concentrated in the Hebron area of the occupied West BankWatch more: bbc.in/1jXrNja
Posted by BBC News on 2015年10月30日
BBCが伝えるヘブロン。パレスチナ人とイスラエル軍の衝突(10月31日)。
イスラエル軍は催涙ガスとゴム弾のほか実弾も使っていると記者。
つい先日はパレスチの西岸地区のハシェム・アルアゼー医師(54)が、イスラエル治安部隊の催涙ガスを吸い込み、死亡。
Palestinian activist beloved by journalists dies after tear gas inhalation
(Middle East Eye)人々に慕われていた医師。葬儀には大勢が参列。車で遠くからやってくる人もいた。
この医師は、イスラエルの入植者から何度襲われても、イスラエル当局から大金を積まれ立ち退いてくれと言われても、がんとしてヘブロンを離れず、医療活動を続けた。移動を制限され、水も止められ、活動は困難を極めた。
そもそも住民からして、ユダヤ人入植者やイスラエル軍の「侵蝕」を受け続けている西岸地区。
移動を制限され、分離壁や鉄条網、検問所があり長時間足止めされ、自分の家や畑の行き来に、距離的にもものすごく遠回りの移動、生活も成り立たなくされ、証明書を提示させられ、持ち物を検査され、屈辱的な扱いを受けている。ユダヤ人入植者たちはパレスチナ人に暴力を振るううえ、オリーブの樹を抜いたり、燃やしたりする。
その辺の状況は土井敏邦氏の記録映画を観るとよく分かる。『届かぬ声』第2部『侵蝕—イスラエル化されるパレスチナ』に見事に描かれている。
前の週もヘブロンではパレスチナ人の少年がユダヤ人入植者に撃たれ死亡。このとき取材を受けた医師はこう答えていた。
「入植者はパレスチナ人には何をしても許されると思っている。イスラエル軍の兵士に入植者の暴力を止めてくれと言っても、聞く耳をもたない。<自分たちの任務ではない。それより、お前らこそここから出て行け>と」
医師は心臓に持病があり、この日、胸の痛みがあったため病院に行こうとして、パレスチナ人とイスラエル軍の衝突に巻き込まれたという。イスラエル当局は病死として軍の責任を認めず。
パレスチナの若者が刃物でユダヤ人を襲う事件があとをたたない。
イスラエル当局のその場で射殺という対応を知りつつ。
(写真は犯行後、射殺されたパレスチナ人の若者。場所はエルサレム)
新たに5人の若者の遺体がイスラエル当局からヘブロンの町へ
شاهد : ناشطون يقومون بدبلجة فيديو لحظة مطاردة شاب فلسطيني لاحد الجنود اليوم بطريقة مذهلة
Posted by Ramallah News - رام الله الأخباري on 2015年10月30日
ラマラの近郊では投石のパレスチナ人をイスラエル軍のジープが轢く(映像:ラマラ・ニュース 10月30日)
若者達の葬儀に繰り出すパレスチナ人の群れ(ヘブロン)
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