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幸か不幸か ここは福岡 (1) [刑事司法]

その若き僧侶は終戦直後の混乱した日本で

仏教には特別の役割があるはずだと考えていた。

宗教として、人々の心の支え、導きでなくてはならないはず。

今こそ、仏教の再生運動をと

ガリ版刷りで機関誌を発行する。

 

やがて印刷を福岡刑務所で行なうようになるが

荒れていた受刑者たちの変化を

刑務官らも気づくようになる。

その印刷の仕事が来ると、刑務所内が静かになるのである。

 

受刑者らは、規則を破って、その印刷物を隠し読みしていた。

よほどいいことが書いてあるはず。よほどいい話をする僧侶にちがいない。

来てもらって、受刑者に話をしてもらおう。

やがて僧侶は教誨師(きょうかいし)となった。

 

こうして僧侶は、死刑囚と「魂の対話」を十年続ける。

そして、彼らが、裁判所の言うような罪を犯していないことを確信するに至る。

 

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関連記事:

⇒ 死刑の死が視界に (米「タイム」誌)

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タグ:死刑 冤罪
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