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乾杯で完敗 平和憲法 [戦争をする国 日本]

♪どんなに遠くても私はあなたの一言ですぐにかけつける


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Photo: Reuters

http://uk.reuters.com/article/2015/04/29/us-usa-japan-abe-idUKKBN0NK09P20150429

 

4月末とは思えないニューヨークの寒さだった

温度

もさることながら

私が国連本部でNPT核不拡散条約関連にどっぷりつかっていたちょうどそのころ

我が日本の総理大臣はワシントンで「歴史的」なアメリカ議会での演説

の前夜

オバマ大統領との晩餐会で乾杯の

音頭

をとっていた

 

これまた歴史的!

こんなことを言っていたのか!

ちょっとしたブラック・ジョーク。

というか、ここまで媚を売るか、ここまでアメリカにへつらうか。

そしてここまで我々国民を欺くか、ということだ。

ホワイトハウスの公式記録によるとこうだ。

 

PRIME MINISTER ABE:  (As interpreted.)  ... In any case, you won’t find another bilateral relationship like ours.  

 

Mr. President, Mrs. Obama, ladies and gentlemen, when the United States stands up to fight against various challenges of the world, and when Barack stands at the forefront to tackle with the variety of global challenges, you will not be alone.  Next to you there is always Japan.  Japan has been and will be always standing side by side with the United States in addressing global challenges, such as the outbreak of the Ebola disease and climate change. 

 

The partnership between Japan and the United States is simply unparalleled in building the future of Asia and the world.  I know everyone here knows that famous song by Diana Ross, “Ain’t No Mountain High Enough.”  The songs goes, “Ain’t no mountain high enough; ain’t no valley low enough to keep me from you.”  (Laughter.)  The relationship of Japan and the United States is just like this.  (Laughter and applause.) 

 

訳すと:

 

安倍総理「いずれにせよ日米関係のような二カ国関係は他に類のないものであります。

 

・・・アメリカが世界の様々な課題に立ち向かおうとするとき、バラクが先頭に立って地球的規模の様々な課題と取り組もうとするとき、あなた方はひとりぼっちではありません。あなた方のすぐそばには必ず日本が付いています。日本はこれまでもそうでしたし、これからも常にアメリカと共に、エボラ出血熱の流行や気候の変動の問題など、地球的規模の問題に対応していきます。

 

(訳注:その地球的課題の一つが「テロとの戦争」。言外に含めた。"like ..."「…など」と言っているところがミソ)

 

日本とアメリカの協力関係はアジアと世界の未来を築く上でとにかく並びなきものであります。ここにおられる皆さんはダイアナ・ロスのあの有名な歌をよくご存知と思います。「どんなに山が高くても」という歌です。歌詞はこうです。「どんなに山が高くても、どんなに谷が深くても、私はあなたを離れない。日本とアメリカの関係はまさにこれなんです。」(笑い声と拍手)

 

ダイアナ・ロスの歌の続きはこうだ。

 

If you need me, call me no matter where you are, no matter how far.

Just call my name, I'll be there in a hurry.

On that you can depend and never worry.

 

♪必要なら呼んで

あなたがどこにいようと どんなに遠くても

一声私を呼んで すぐにかけつけるから

それはあてにしていい♪

 

果たせるかな日米防衛協力の指針(ガイドライン)は18年ぶりの改訂となった。

事実上の憲法改正だ。

 

自衛隊は日本が攻撃を受けているわけでもないのに

集団的自衛権を行使して他国への攻撃に対しても反撃でき、

「後方支援」に地理的制限はなく、自衛隊は地球的規模に展開できる。

アメリカがどこにいようと、どんなに遠くても、アメリカが必要とするならひとことで駆けつける。

それが「我が軍」だ。

 

核不拡散条約の話し合いがニューヨークで始まったまさにそのころ

300キロほど離れたワシントンで

「唯一の被爆国」の首相がアメリカにここまで媚を売っていたとは。

 

安倍晋三が言う通り他に類のない関係であることは確かだ。

 

しかしアメリカのような国にあてにされて

いったい日本はどうなるというのだ。

日本はあの国の何だというのだ。

かつて石原慎太郎が使ったある言葉を

私は思い出しているのだった。

 


関連記事:

⇒ 米議会で首相演説 ビビはビビらず イスラエルの存続事態を訴え

⇒ デモにも負けず 憲法にも負けず



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